第7章
夢小説設定
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どこまでも…
落ちていく
コポコポ
コポコポと…
深く
暗い
闇の中…
「あぁ〜やっぱり降って来た」
ザーッと空から降り始めた雨に私は小さくため息をついた。
天気予報通りだ…
傘を広げて歩き出そうとしてふと見慣れた後ろ姿を見つける。
「あれ?千冬君??」
そう名前を呼ぶと彼は振り返った。
「六花さん?」
「やっぱり千冬君だ!偶然だね〜」
「本当っすね。こんな夜中に何やってんすか?」
「夜中って…まだ7時だよ?塾の帰りなんだ〜」
「ああ〜そういや六花さん、受験生でしたっけ」
「そう。色々ありすぎて忘れてたけど…」
人生2度目の受験生……
「いつもこんな遅い時間まであるんですね、塾」
「今日はまだ早い方だよ、遅い時はは9時過ぎまでいる時もあるし…」
「えぇ…大変そうっすね…受験生…」
来年自分にもやってくるであろう受験…
それを想像したのか嫌そうな顔の千冬君に笑ってしまう。
「まぁ、これも夢への第1歩だから」
「獣医、でしたよね?六花さんの夢」
「うん。圭介君と…約束したから」
「え?」
「いつか…お互い、夢叶えようね、って」
『叶えようぜ。俺も、お前も』
「圭介君の分まで…頑張らなきゃ」
「六花さん…」
私が頑張って夢を叶えられたら…
きっと圭介君は喜んでくれる。
すげぇじゃん。って…
圭介君の夢も一緒だから…私は頑張る事ができる。
「じゃあ、千冬君、またね」
「1人じゃ危ないんで送ってきます」
「え!?い、いいよいいよ!悪いし!
それに…千冬君の家逆方向だし!」
まだ7時だし…
「ダメです!俺が心配なんで!」
「え……あ…そ、そう…なの?」
首を傾げた私に千冬君はちょっと照れたように横を向く。
「じゃ、じゃあ…お願い、しよう、かな?」
「は、はい!責任持って送ります!」
そ、そんな気合い入れなくても……
落ちていく
コポコポ
コポコポと…
深く
暗い
闇の中…
「あぁ〜やっぱり降って来た」
ザーッと空から降り始めた雨に私は小さくため息をついた。
天気予報通りだ…
傘を広げて歩き出そうとしてふと見慣れた後ろ姿を見つける。
「あれ?千冬君??」
そう名前を呼ぶと彼は振り返った。
「六花さん?」
「やっぱり千冬君だ!偶然だね〜」
「本当っすね。こんな夜中に何やってんすか?」
「夜中って…まだ7時だよ?塾の帰りなんだ〜」
「ああ〜そういや六花さん、受験生でしたっけ」
「そう。色々ありすぎて忘れてたけど…」
人生2度目の受験生……
「いつもこんな遅い時間まであるんですね、塾」
「今日はまだ早い方だよ、遅い時はは9時過ぎまでいる時もあるし…」
「えぇ…大変そうっすね…受験生…」
来年自分にもやってくるであろう受験…
それを想像したのか嫌そうな顔の千冬君に笑ってしまう。
「まぁ、これも夢への第1歩だから」
「獣医、でしたよね?六花さんの夢」
「うん。圭介君と…約束したから」
「え?」
「いつか…お互い、夢叶えようね、って」
『叶えようぜ。俺も、お前も』
「圭介君の分まで…頑張らなきゃ」
「六花さん…」
私が頑張って夢を叶えられたら…
きっと圭介君は喜んでくれる。
すげぇじゃん。って…
圭介君の夢も一緒だから…私は頑張る事ができる。
「じゃあ、千冬君、またね」
「1人じゃ危ないんで送ってきます」
「え!?い、いいよいいよ!悪いし!
それに…千冬君の家逆方向だし!」
まだ7時だし…
「ダメです!俺が心配なんで!」
「え……あ…そ、そう…なの?」
首を傾げた私に千冬君はちょっと照れたように横を向く。
「じゃ、じゃあ…お願い、しよう、かな?」
「は、はい!責任持って送ります!」
そ、そんな気合い入れなくても……