第7章
夢小説設定
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向けられた銃口……
流れ落ちるマイキー君の涙。
「銃をひろえ…たけみっち。じゃなきゃお前が死ぬ事になる…」
「………」
「もうあの頃は…取り戻せない」
マイキー君の指がトリガーにかけられた瞬間……
パンっ!!!と銃声音が廃墟に鳴り響く。
え………
グラリと目の前で揺れて崩れ落ちる身体…
カラカラン…とマイキー君の手から銃が落ちる。
「大丈夫ですか!武道君!」
「……なお、と?」
銃を構えている直人に俺は目の前で倒れたマイキー君に近づく。
「マイキー……君?」
その体を持ち上げて、ハッとする。
頭から流れ出す真っ赤な血……
「マイキー君!!!!マイキー君!!!」
「武道君!近寄っちゃダメだ!…あっ…」
走ってきた直人が、さっきまでマイキー君が持っていた銃を見てハッとする。
「セーフティーがかかってる…殺す気はなかったのか?」
「マイキー君!!!マイキー君!!」
流れ出すマイキー君の血が、俺の手を真っ赤に染めていく…
嘘だ……
こんなの……
「……たち、ばな…なお、と、か…」
「!」
「あり、がと、う…多分…たけみっちには……無理、だった、から…」
「マイキー君!!」
涙が溢れ出て止まらない…
「俺の…人生、は……苦しみ…だけ、だった…」
「そんな事言わないで!マイキー君!俺っ、帰れるから!」
「武道君!」
「俺、過去に戻れるんだ!!やり直せるんだ!こんな!こんな未来にならないように!俺!頑張るから!!ぜってぇ!ぜってぇ諦めないから!!だからっ!そんな悲しい事っ、言わないで!!」
「……ありがとう…たけみっち…俺を、慰めてくれてる、のか……
嘘でも…嬉しい、よ…」
マイキー君は小さく微笑むと、空に向かって手を伸ばす…
「六花に……会いてぇな…」
「!!ダメだマイキー君!逝っちゃだめだ!」
「……もうすぐ……会える…かな…たけみ……っち…」
「!」
バサりと力なく地面に落ちるマイキー君の手……
「…マイキー君…っ嘘、だよ…っ返事、してよっ!!ねぇ!!マイキー君!!!」
嫌だ………
こんなの……
マイキー君!!!
《六花……ごめん…》
そう謝った俺に、六花は少し悲しそうに…笑った。
《馬鹿だね…マイキーは…》
《どうしても……六花に会いたかったんだ……どうしても……》
手を伸ばした俺に六花はその手を優しく包み込む。
《大丈夫…大丈夫だよ…マイキー…必ず……》
六花は優しく微笑んだ。
《貴方を救うから》
流れ落ちるマイキー君の涙。
「銃をひろえ…たけみっち。じゃなきゃお前が死ぬ事になる…」
「………」
「もうあの頃は…取り戻せない」
マイキー君の指がトリガーにかけられた瞬間……
パンっ!!!と銃声音が廃墟に鳴り響く。
え………
グラリと目の前で揺れて崩れ落ちる身体…
カラカラン…とマイキー君の手から銃が落ちる。
「大丈夫ですか!武道君!」
「……なお、と?」
銃を構えている直人に俺は目の前で倒れたマイキー君に近づく。
「マイキー……君?」
その体を持ち上げて、ハッとする。
頭から流れ出す真っ赤な血……
「マイキー君!!!!マイキー君!!!」
「武道君!近寄っちゃダメだ!…あっ…」
走ってきた直人が、さっきまでマイキー君が持っていた銃を見てハッとする。
「セーフティーがかかってる…殺す気はなかったのか?」
「マイキー君!!!マイキー君!!」
流れ出すマイキー君の血が、俺の手を真っ赤に染めていく…
嘘だ……
こんなの……
「……たち、ばな…なお、と、か…」
「!」
「あり、がと、う…多分…たけみっちには……無理、だった、から…」
「マイキー君!!」
涙が溢れ出て止まらない…
「俺の…人生、は……苦しみ…だけ、だった…」
「そんな事言わないで!マイキー君!俺っ、帰れるから!」
「武道君!」
「俺、過去に戻れるんだ!!やり直せるんだ!こんな!こんな未来にならないように!俺!頑張るから!!ぜってぇ!ぜってぇ諦めないから!!だからっ!そんな悲しい事っ、言わないで!!」
「……ありがとう…たけみっち…俺を、慰めてくれてる、のか……
嘘でも…嬉しい、よ…」
マイキー君は小さく微笑むと、空に向かって手を伸ばす…
「六花に……会いてぇな…」
「!!ダメだマイキー君!逝っちゃだめだ!」
「……もうすぐ……会える…かな…たけみ……っち…」
「!」
バサりと力なく地面に落ちるマイキー君の手……
「…マイキー君…っ嘘、だよ…っ返事、してよっ!!ねぇ!!マイキー君!!!」
嫌だ………
こんなの……
マイキー君!!!
《六花……ごめん…》
そう謝った俺に、六花は少し悲しそうに…笑った。
《馬鹿だね…マイキーは…》
《どうしても……六花に会いたかったんだ……どうしても……》
手を伸ばした俺に六花はその手を優しく包み込む。
《大丈夫…大丈夫だよ…マイキー…必ず……》
六花は優しく微笑んだ。
《貴方を救うから》