第1章
夢小説設定
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父の命に逆らえず…
結局私はこの東京卍會という組織の専属弁護士となった。
というか、ならされた。といった方が正しい。
中に入ればこの組織がどれだけヤバいかもすぐに分かった。
そして、とてつもなく恐ろしかった。
ほんとになんでもする犯罪組織で、1歩間違えば私も明日には海の底にいるかもしれない。
なぜ父はこんな組織と繋がったのか?
正義のために、なんて熱い事をいう弁護士になるつもりはなかったが…犯罪の手伝いをしている、というこの現状が、私には苦しかった。
私のせいで、誰かが傷付いているかもしれない。
「私は地獄いきだな」
ボソリとはいた私のセリフにピクっと反応したのは私がこの組織で1番に理解できない人物。
佐野万次郎…
この東京卍會の創設者であり今の現トップ。
なんでも東京卍會を創設したのは中学生の時だったようだが…
そのままトップに上がってこんな組織を作りあげるなんて、普通に考えたら恐ろしい。
歳も私と同じと聞くからまた驚きだ。
でもなぜだろう…
稀咲のように、いかにも悪いやつ!って感じが、彼からはしない。
見た目も綺麗な顔をしていて、よくドラマとかでみるような顔に傷があるような犯罪顔ではない。
ただ
あの瞳。
真っ暗な
闇の中にいるような黒い瞳だけは
たまに怖いと感じる。
彼はいつから…
あんな瞳をしているんだろう。
どんなに深い闇をみたら
あんな風になるのか。
怖い。そう思う一方で
彼は凄く
寂しい人なのではないか?
そう思ってしまう。
そんな事を思いながら彼の横顔を見ていたら携帯が鳴る。
どうやら稀咲の携帯のようだ。
稀咲は電話に出ると話ながら部屋を出ていき、この空間に彼、佐野万次郎と2人きりに。
2人きりになる事はたまにあるが、大概が仕事内容を話に来る時だけだ。
必要以上に関わりはしない。
しーんとした空間に、なんとなく気まずい。
「え、っと…じゃあ私はこれで」
「六花」
出ていこうとしてふと低めの声に呼びとめられた。
彼はいつからか、この1年ほどの間に私を下の名前で呼ぶ。
初めまして、の時は特に反応はなかったが、ある時突然、呼ばれるようになった…
ちなみに私を下の名前で呼ぶのは彼だけだ。
大概、先生、とか弁護士先生、道成寺先生、と呼ばれる。
結局私はこの東京卍會という組織の専属弁護士となった。
というか、ならされた。といった方が正しい。
中に入ればこの組織がどれだけヤバいかもすぐに分かった。
そして、とてつもなく恐ろしかった。
ほんとになんでもする犯罪組織で、1歩間違えば私も明日には海の底にいるかもしれない。
なぜ父はこんな組織と繋がったのか?
正義のために、なんて熱い事をいう弁護士になるつもりはなかったが…犯罪の手伝いをしている、というこの現状が、私には苦しかった。
私のせいで、誰かが傷付いているかもしれない。
「私は地獄いきだな」
ボソリとはいた私のセリフにピクっと反応したのは私がこの組織で1番に理解できない人物。
佐野万次郎…
この東京卍會の創設者であり今の現トップ。
なんでも東京卍會を創設したのは中学生の時だったようだが…
そのままトップに上がってこんな組織を作りあげるなんて、普通に考えたら恐ろしい。
歳も私と同じと聞くからまた驚きだ。
でもなぜだろう…
稀咲のように、いかにも悪いやつ!って感じが、彼からはしない。
見た目も綺麗な顔をしていて、よくドラマとかでみるような顔に傷があるような犯罪顔ではない。
ただ
あの瞳。
真っ暗な
闇の中にいるような黒い瞳だけは
たまに怖いと感じる。
彼はいつから…
あんな瞳をしているんだろう。
どんなに深い闇をみたら
あんな風になるのか。
怖い。そう思う一方で
彼は凄く
寂しい人なのではないか?
そう思ってしまう。
そんな事を思いながら彼の横顔を見ていたら携帯が鳴る。
どうやら稀咲の携帯のようだ。
稀咲は電話に出ると話ながら部屋を出ていき、この空間に彼、佐野万次郎と2人きりに。
2人きりになる事はたまにあるが、大概が仕事内容を話に来る時だけだ。
必要以上に関わりはしない。
しーんとした空間に、なんとなく気まずい。
「え、っと…じゃあ私はこれで」
「六花」
出ていこうとしてふと低めの声に呼びとめられた。
彼はいつからか、この1年ほどの間に私を下の名前で呼ぶ。
初めまして、の時は特に反応はなかったが、ある時突然、呼ばれるようになった…
ちなみに私を下の名前で呼ぶのは彼だけだ。
大概、先生、とか弁護士先生、道成寺先生、と呼ばれる。