第7章
夢小説設定
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「めっちゃ怖いんすけど!」
しばらくすると、何故か千冬君に目隠しされながらたけみっちがやって来た。
「おはよ〜たけみっち」
「あれ!?六花ちゃんもいる!?え!何!?怖すぎる!」
これは、もしや……
「よし!ゼロで目開けろよ!」
サプライズってやつだろうか?
「5.4.3.2.1、ゼロ!」
マイキーのカウントに合わせてたけみっちが目を開く。
「じゃーん!」
「え!バイク?」
キョトンとしたたけみっちと感動したような千冬君。
「うん、CB250T通称バブ…俺のバブと双子なんだ。」
「双子……」
「昔、兄貴がパーツの買い付けに行った先で見つけて来たんだ。
フィリピンの……なんとかって街」
フィリピン…
「こいつのエンジンと俺のバブのエンジン…廃墟の中で悲しそうに転がってたって兄貴言ってた。」
「へぇ…」
「そいつに兄貴が部品集めて蘇らせたのが俺のバブ」
あのバブには、そんなエピソードがあったんだ…
真一郎お兄ちゃんが残してくれた大切な形見…
マイキーは未来でも…それに乗っていた。
「で、もう1個のエンジンほっとかれたから俺とけんちんでコツコツ部品集めてやっと完成したのがこいつ!」
「え!これ2人だけで完成させたの!?」
驚いてバイクを見つめる私にマイキーが頷く。
「半分以上はけんちんがやってくれた」
「凄い…けんちゃん、メカニックセンスがあるんだね!」
「え?」
私はまじまじとバイクを見てからけんちゃんを見上げる。
「将来、こういう仕事がむいてそうだね」
手先も器用そうだし…
「……なるほど、な」
けんちゃんは腕を組んで頷く。
「いいかもな」
「きっと向いてるよ」
「なんか就職アドバイザーみたいだね、六花ちゃん」
「え?そう?」
「はい!じゃあ俺は!俺はどんな仕事がむいてそうっすか!?」
手を上げる千冬君。
「え!?ん、んん〜と……そうだな……ペットショップ経営、とかじゃない?」
「え…なんすか、それ…」
「ほら、圭介君とのエピソードで話してくれてたじゃない、猫の…えぇと…パケ、なんちゃら…」
「ぺけJっす」
「あ、そうそう!ぺけJ!動物好きって言ってたし、圭介君がいたら、一緒にお店やってそうだな〜って」
「…成程…でも俺パイロットにもなりたいんっすよね!」
「え!パイロット!?」
「ぶっ…なんだよそのがきんちょみたいな夢」
「はい、そこ!人の夢をバカにしない!」
吹き出すたけみっちとマイキーを注意する。
「はーい、じゃあたけみっちはどんな仕事が向いてそうっすか?」
「たけみっち?そうだね…たけみっちはレンタル屋の店長、ってとこかな」
「ぶはっ!なんか分かるわ!」
「わ、笑わないでくださいよ!ドラケン君!
…ってかガチっぽい話しないでよ…ヒヤッとするから…」
こそっ、とそう言ったたけみっちにごめん、ごめん、と謝る。
「それから、マイキーは……」
マイキーは……
私の知ってる大人のマイキーは…
極悪組織のトップ。
でも、もしそうでない未来なら……
「マイキーは…誰かの下で働くイメージができないから、そうだな……レーサーとかじゃない?」
バイク好きだし…と付け加えたら割と皆納得顔…
「いいっすね!なんか想像つくっすね!」
「レーサー……なぁ…
六花はどうなんだよ?」
「ん?」
「人の将来ばっかで、自分は?」
「私?私は……」
もしこの先……生きることができるなら…
「私は獣医になる。」
「え?弁護士じゃないの!?」
「うん。実は昔からの夢なんだよね」
「へぇ!」
「似合いそうだな」
「っすね!」
「ってか何これ…就職アドバイザーじゃないんだけど、私!」
話それてるし!と笑った私に皆も笑う。
いつか……
皆の未来を見ることができますように…
皆の……
明るい未来を…
しばらくすると、何故か千冬君に目隠しされながらたけみっちがやって来た。
「おはよ〜たけみっち」
「あれ!?六花ちゃんもいる!?え!何!?怖すぎる!」
これは、もしや……
「よし!ゼロで目開けろよ!」
サプライズってやつだろうか?
「5.4.3.2.1、ゼロ!」
マイキーのカウントに合わせてたけみっちが目を開く。
「じゃーん!」
「え!バイク?」
キョトンとしたたけみっちと感動したような千冬君。
「うん、CB250T通称バブ…俺のバブと双子なんだ。」
「双子……」
「昔、兄貴がパーツの買い付けに行った先で見つけて来たんだ。
フィリピンの……なんとかって街」
フィリピン…
「こいつのエンジンと俺のバブのエンジン…廃墟の中で悲しそうに転がってたって兄貴言ってた。」
「へぇ…」
「そいつに兄貴が部品集めて蘇らせたのが俺のバブ」
あのバブには、そんなエピソードがあったんだ…
真一郎お兄ちゃんが残してくれた大切な形見…
マイキーは未来でも…それに乗っていた。
「で、もう1個のエンジンほっとかれたから俺とけんちんでコツコツ部品集めてやっと完成したのがこいつ!」
「え!これ2人だけで完成させたの!?」
驚いてバイクを見つめる私にマイキーが頷く。
「半分以上はけんちんがやってくれた」
「凄い…けんちゃん、メカニックセンスがあるんだね!」
「え?」
私はまじまじとバイクを見てからけんちゃんを見上げる。
「将来、こういう仕事がむいてそうだね」
手先も器用そうだし…
「……なるほど、な」
けんちゃんは腕を組んで頷く。
「いいかもな」
「きっと向いてるよ」
「なんか就職アドバイザーみたいだね、六花ちゃん」
「え?そう?」
「はい!じゃあ俺は!俺はどんな仕事がむいてそうっすか!?」
手を上げる千冬君。
「え!?ん、んん〜と……そうだな……ペットショップ経営、とかじゃない?」
「え…なんすか、それ…」
「ほら、圭介君とのエピソードで話してくれてたじゃない、猫の…えぇと…パケ、なんちゃら…」
「ぺけJっす」
「あ、そうそう!ぺけJ!動物好きって言ってたし、圭介君がいたら、一緒にお店やってそうだな〜って」
「…成程…でも俺パイロットにもなりたいんっすよね!」
「え!パイロット!?」
「ぶっ…なんだよそのがきんちょみたいな夢」
「はい、そこ!人の夢をバカにしない!」
吹き出すたけみっちとマイキーを注意する。
「はーい、じゃあたけみっちはどんな仕事が向いてそうっすか?」
「たけみっち?そうだね…たけみっちはレンタル屋の店長、ってとこかな」
「ぶはっ!なんか分かるわ!」
「わ、笑わないでくださいよ!ドラケン君!
…ってかガチっぽい話しないでよ…ヒヤッとするから…」
こそっ、とそう言ったたけみっちにごめん、ごめん、と謝る。
「それから、マイキーは……」
マイキーは……
私の知ってる大人のマイキーは…
極悪組織のトップ。
でも、もしそうでない未来なら……
「マイキーは…誰かの下で働くイメージができないから、そうだな……レーサーとかじゃない?」
バイク好きだし…と付け加えたら割と皆納得顔…
「いいっすね!なんか想像つくっすね!」
「レーサー……なぁ…
六花はどうなんだよ?」
「ん?」
「人の将来ばっかで、自分は?」
「私?私は……」
もしこの先……生きることができるなら…
「私は獣医になる。」
「え?弁護士じゃないの!?」
「うん。実は昔からの夢なんだよね」
「へぇ!」
「似合いそうだな」
「っすね!」
「ってか何これ…就職アドバイザーじゃないんだけど、私!」
話それてるし!と笑った私に皆も笑う。
いつか……
皆の未来を見ることができますように…
皆の……
明るい未来を…