第6章
夢小説設定
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六花…
お前が
今の俺を見たらどう思う?
お前は
泣くんだろうか
守れなくて
傍にいれなくて
ごめん、と。
きっと泣きながら…
でも
違う。
謝るのは俺の方だ。
六花はいつもどんな時も
俺を守ってくれていたのに
俺は…
お前を守りきる事ができなかった。
『残念ですが……目覚める可能性は低いかと…』
終わりにする。
何もかも。
もう何も考えなくていい場所で
2人で過ごしたい。
だから…
「道成寺さん!道成寺さん!聞こえますか!もうすぐ先生がきますからね!」
激しく鳴り響く機械のアラーム音に、俺は耳を塞ぐと壁に寄りかかりながら蹲るようにしゃがみこむ。
ごめん…ごめん六花…
「く、苦しい!きついってば!エマ!」
叫ぶ私を無視してエマはお構い無しにお腹に巻かれた帯を締め付けてくる。
「何言ってんの!普通だよ〜」
「き、着物ってこんなに苦しいんだね…」
12月31日…
色々あった1年が終わり、新しい年明けを迎えようとしていた。
「うん!浴衣の時も思ったけど六花って和装似合うね!」
「そう、かな?和顔なのかな…ってかエマ凄いね!着付けまでできるの?」
前の浴衣といい、今回の振袖といい…女子力高っ!
「おじいちゃんに教わったんだよね。女子たるもの着物ぐらい着れんとな!って」
「へぇ!私も習おうかな…」
「よし、できた!」
最後の仕上げにフワリと肩に白いフワフワのショールをかけてくれるとエマが鏡越しににっこり笑った。
「我ながら、完璧!」
「ありがとう!エマ!わぁ〜嬉しい〜」
鏡の前でクルクル回る。
振袖なんて成人式依頼だな〜
なんて考えていたら部屋の外から声がかかる。
「おーい、けんちん来たけどもう用意できた?」
マイキーだ。
「はいはい、もういいよ〜」
エマがそう声を掛けると部屋の扉が開いて、着物姿のマイキーが入ってきた。
お前が
今の俺を見たらどう思う?
お前は
泣くんだろうか
守れなくて
傍にいれなくて
ごめん、と。
きっと泣きながら…
でも
違う。
謝るのは俺の方だ。
六花はいつもどんな時も
俺を守ってくれていたのに
俺は…
お前を守りきる事ができなかった。
『残念ですが……目覚める可能性は低いかと…』
終わりにする。
何もかも。
もう何も考えなくていい場所で
2人で過ごしたい。
だから…
「道成寺さん!道成寺さん!聞こえますか!もうすぐ先生がきますからね!」
激しく鳴り響く機械のアラーム音に、俺は耳を塞ぐと壁に寄りかかりながら蹲るようにしゃがみこむ。
ごめん…ごめん六花…
「く、苦しい!きついってば!エマ!」
叫ぶ私を無視してエマはお構い無しにお腹に巻かれた帯を締め付けてくる。
「何言ってんの!普通だよ〜」
「き、着物ってこんなに苦しいんだね…」
12月31日…
色々あった1年が終わり、新しい年明けを迎えようとしていた。
「うん!浴衣の時も思ったけど六花って和装似合うね!」
「そう、かな?和顔なのかな…ってかエマ凄いね!着付けまでできるの?」
前の浴衣といい、今回の振袖といい…女子力高っ!
「おじいちゃんに教わったんだよね。女子たるもの着物ぐらい着れんとな!って」
「へぇ!私も習おうかな…」
「よし、できた!」
最後の仕上げにフワリと肩に白いフワフワのショールをかけてくれるとエマが鏡越しににっこり笑った。
「我ながら、完璧!」
「ありがとう!エマ!わぁ〜嬉しい〜」
鏡の前でクルクル回る。
振袖なんて成人式依頼だな〜
なんて考えていたら部屋の外から声がかかる。
「おーい、けんちん来たけどもう用意できた?」
マイキーだ。
「はいはい、もういいよ〜」
エマがそう声を掛けると部屋の扉が開いて、着物姿のマイキーが入ってきた。