第6章
夢小説設定
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「さ…じゃあウチらも用意したらお参り行こうか?」
「うん」
佐野家では昔からなぜかクリスマスには神社にお参りに行くって風習があったらしく。
真一郎お兄さんがそうしてたみたいだけど…今もエマは欠かさずそれを続けているらしい。
で、今年は私も参加させてもらう事になったのだ。
「ってかクリスマスに彼女ほったらかして走りに行くってどうなのよ…」
「まぁ、昨日一緒に過ごせたし」
そう言った私にエマがにた〜と笑う。
「昨日は随分熱い夜を過ごしたみたいね」
「なっ…そ、そんな事は!」
昨夜の事を思い出して私は顔が熱くなる。
「肌ツヤが違う」
「うっ…そういうエマはどうだったの?」
「……聞かないでよ…なんもなさすぎてへこんでるんだから」
はぁ…とため息をつくエマ。
「なんかお兄ちゃんと妹感が抜けないんだよね〜うちら」
「あれ?誰か来てたのかな?」
「ちょっと!人の話を……あ、本当だ」
神社の前まで来ると積もった雪についた足跡が階段上まで繋がっていた。
まだ新しいからさっき来たのかな…
「へぇ、クリスマスに神社来るのウチら以外にもいるんだね」
「だね」
クリスチャンじゃなくて信仰深い仏教徒の方なのかしら…
そんな事を思いながら階段を上がると、誰かお参りしていた。
「……ん?あれって…」
「え!ヒナじゃん!」
見覚えのあるピンクの髪。
エマが名前を呼ぶと、ヒナちゃんは驚いたように振り返る。
「六花ちゃん!エマちゃん!」
「クリスマスに神社来る人、ウチら以外にいると思ったら、ヒナだったんだね〜」
「え?あ……あはは…」
苦笑いしたヒナちゃんを私は見つめる。
目の下が赤い…
「…何かあった?」
「え!」
私の問にひなちゃんは驚く。
「なんだか深刻そうな顔してたから…」
「………」
「私達でよかったら話、聞くよ」
「っ…」
そう言った私に、ひなちゃんの瞳からポロポロ涙が流れ始めて、エマが慌てる。
「ど、どどどどうしたの!ヒナ!」
「うぅ〜……」
「うん」
佐野家では昔からなぜかクリスマスには神社にお参りに行くって風習があったらしく。
真一郎お兄さんがそうしてたみたいだけど…今もエマは欠かさずそれを続けているらしい。
で、今年は私も参加させてもらう事になったのだ。
「ってかクリスマスに彼女ほったらかして走りに行くってどうなのよ…」
「まぁ、昨日一緒に過ごせたし」
そう言った私にエマがにた〜と笑う。
「昨日は随分熱い夜を過ごしたみたいね」
「なっ…そ、そんな事は!」
昨夜の事を思い出して私は顔が熱くなる。
「肌ツヤが違う」
「うっ…そういうエマはどうだったの?」
「……聞かないでよ…なんもなさすぎてへこんでるんだから」
はぁ…とため息をつくエマ。
「なんかお兄ちゃんと妹感が抜けないんだよね〜うちら」
「あれ?誰か来てたのかな?」
「ちょっと!人の話を……あ、本当だ」
神社の前まで来ると積もった雪についた足跡が階段上まで繋がっていた。
まだ新しいからさっき来たのかな…
「へぇ、クリスマスに神社来るのウチら以外にもいるんだね」
「だね」
クリスチャンじゃなくて信仰深い仏教徒の方なのかしら…
そんな事を思いながら階段を上がると、誰かお参りしていた。
「……ん?あれって…」
「え!ヒナじゃん!」
見覚えのあるピンクの髪。
エマが名前を呼ぶと、ヒナちゃんは驚いたように振り返る。
「六花ちゃん!エマちゃん!」
「クリスマスに神社来る人、ウチら以外にいると思ったら、ヒナだったんだね〜」
「え?あ……あはは…」
苦笑いしたヒナちゃんを私は見つめる。
目の下が赤い…
「…何かあった?」
「え!」
私の問にひなちゃんは驚く。
「なんだか深刻そうな顔してたから…」
「………」
「私達でよかったら話、聞くよ」
「っ…」
そう言った私に、ひなちゃんの瞳からポロポロ涙が流れ始めて、エマが慌てる。
「ど、どどどどうしたの!ヒナ!」
「うぅ〜……」