第6章
夢小説設定
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I love you.
(愛してる)
Even if I'm gone tomorrow
(たとえ…明日、私がいなくなってしまっても)
「つまり…その稀咲の作戦にたけみっちはのる、って事?」
「う、うん…」
頷いたたけみっちの横であまり納得していなさそうな千冬君。
「千冬は元々反対だったんだけど…でも、俺さ、」
「たけみっちが決めた事なら私はそれでいいと思う」
「ほら!六花さんだって反対……え?」
私が猛反対すると思っていたのか、拍子抜けの2人。
「多分、たけみっちには考えてる事があるんでしょ?」
「え?」
「じゃなきゃ、ひなちゃんを傷つける相手と手を取り合ったりしないでしょ?」
そう聞いた私にたけみっちは頷く。
「うん。この作戦に乗っかれば、稀咲の事が何か分かってくるかもしれない…うまくいけば、東卍から追い出すことだって…」
「そっか…そうだね。リスクはあるかもしれないけど……今はその作戦にたよるしかない。」
ブラックドラゴンを潰せないなら、せめて八戒君だけは止めなきゃいけない。
たけみっち達が稀咲と手を組むのは正直不安でしかない。
稀咲が協力なんて考えられないからだ。
でも…もし彼の裏をかく事ができたら…何か彼を東卍から追い出すチャンスがあれば…
頼るものがない以上、それに掛けてみるしかない。
「…はぁ…今年も野郎とクリスマス…」
そうため息混じりに言った千冬君に私とたけみっちは苦笑いした。
「あ、そうだ!六花ちゃんにもう1個聞いて欲しいことがあってさ」
「ん?」
千冬君と別れて帰り道をたけみっちと2人で歩く。
「じつは…稀咲とヒナがって、知り合いだったらしいんだ」
「え!」
「まぁ知り合いっていっても…小学生の時、塾が一緒だったらしくて…今は接点ないみたいなんだけど…」
「偶然、かな?」
「…未来で、直人が言ってたんだよね。稀咲は…明らかに俺やヒナに執着してるって」
「…もしかして、マイキーや東卍に拘るのも…それが関係してるかもしれない、って事?」
「ん〜…そうだとしても…俺、稀咲に執着される理由なんて……あ、でも…」
たけみっちが立ち止まる。
「あいつ、俺の事ヒーロー…って…」
「ヒーロー?」
稀咲にとって、ヒーローという意味だろうか?
「未来で俺を撃とうとした時も…言ってたな」
どういう意味、なんだろう…
「なんかもう訳わかんなくてさ……
それに…俺…
未来じゃクリスマスイヴにヒナを振るらしいんだよね…」
「え!」
ため息混じりにそう言ったたけみっち。
「未来で、ヒナに言われたんだ…なんでイブの日、振ったんだ、ってさ」
「…理由は分からないんだ?」
「うん。正直…凄くうまくいってると思うしさ…」
「成程ね…たけみっちが振られる事はあっても、ひなちゃんが振られる事はないだろうしね」
「そうそう……って、おぉい!」
失礼だな!と叫ぶたけみっちに私は笑う。
「まぁ…そうなる未来を知ってるんだし、回避できるんじゃないかな?」
「…かなぁ…」
肩を落とすたけみっちの肩を元気づけるように叩く。
「ひなちゃんとたけみっちならきっと大丈夫だよ。乗り越えられる」
2人には幸せになってほしい…
「六花ちゃん…うん、ありがとう!
あれこれ考えたってしかたない!クリスマスは決戦だし、イブぐらい楽しむぞ!」
「うん!その調子!」
「あ、そういえば、六花ちゃんはマイキー君に何プレゼントするの?」
「え?」
「一緒に過ごすんでしょ?イブ」
「………」
わ、忘れてた!!
(愛してる)
Even if I'm gone tomorrow
(たとえ…明日、私がいなくなってしまっても)
「つまり…その稀咲の作戦にたけみっちはのる、って事?」
「う、うん…」
頷いたたけみっちの横であまり納得していなさそうな千冬君。
「千冬は元々反対だったんだけど…でも、俺さ、」
「たけみっちが決めた事なら私はそれでいいと思う」
「ほら!六花さんだって反対……え?」
私が猛反対すると思っていたのか、拍子抜けの2人。
「多分、たけみっちには考えてる事があるんでしょ?」
「え?」
「じゃなきゃ、ひなちゃんを傷つける相手と手を取り合ったりしないでしょ?」
そう聞いた私にたけみっちは頷く。
「うん。この作戦に乗っかれば、稀咲の事が何か分かってくるかもしれない…うまくいけば、東卍から追い出すことだって…」
「そっか…そうだね。リスクはあるかもしれないけど……今はその作戦にたよるしかない。」
ブラックドラゴンを潰せないなら、せめて八戒君だけは止めなきゃいけない。
たけみっち達が稀咲と手を組むのは正直不安でしかない。
稀咲が協力なんて考えられないからだ。
でも…もし彼の裏をかく事ができたら…何か彼を東卍から追い出すチャンスがあれば…
頼るものがない以上、それに掛けてみるしかない。
「…はぁ…今年も野郎とクリスマス…」
そうため息混じりに言った千冬君に私とたけみっちは苦笑いした。
「あ、そうだ!六花ちゃんにもう1個聞いて欲しいことがあってさ」
「ん?」
千冬君と別れて帰り道をたけみっちと2人で歩く。
「じつは…稀咲とヒナがって、知り合いだったらしいんだ」
「え!」
「まぁ知り合いっていっても…小学生の時、塾が一緒だったらしくて…今は接点ないみたいなんだけど…」
「偶然、かな?」
「…未来で、直人が言ってたんだよね。稀咲は…明らかに俺やヒナに執着してるって」
「…もしかして、マイキーや東卍に拘るのも…それが関係してるかもしれない、って事?」
「ん〜…そうだとしても…俺、稀咲に執着される理由なんて……あ、でも…」
たけみっちが立ち止まる。
「あいつ、俺の事ヒーロー…って…」
「ヒーロー?」
稀咲にとって、ヒーローという意味だろうか?
「未来で俺を撃とうとした時も…言ってたな」
どういう意味、なんだろう…
「なんかもう訳わかんなくてさ……
それに…俺…
未来じゃクリスマスイヴにヒナを振るらしいんだよね…」
「え!」
ため息混じりにそう言ったたけみっち。
「未来で、ヒナに言われたんだ…なんでイブの日、振ったんだ、ってさ」
「…理由は分からないんだ?」
「うん。正直…凄くうまくいってると思うしさ…」
「成程ね…たけみっちが振られる事はあっても、ひなちゃんが振られる事はないだろうしね」
「そうそう……って、おぉい!」
失礼だな!と叫ぶたけみっちに私は笑う。
「まぁ…そうなる未来を知ってるんだし、回避できるんじゃないかな?」
「…かなぁ…」
肩を落とすたけみっちの肩を元気づけるように叩く。
「ひなちゃんとたけみっちならきっと大丈夫だよ。乗り越えられる」
2人には幸せになってほしい…
「六花ちゃん…うん、ありがとう!
あれこれ考えたってしかたない!クリスマスは決戦だし、イブぐらい楽しむぞ!」
「うん!その調子!」
「あ、そういえば、六花ちゃんはマイキー君に何プレゼントするの?」
「え?」
「一緒に過ごすんでしょ?イブ」
「………」
わ、忘れてた!!