第6章
夢小説設定
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「よし、でーきた!」
編み込みをお団子にして可愛いリボンをつける。
「どう?」
ルナちゃんに手鏡を見せると、キラキラした瞳をする。
「ルナ可愛い!?」
「うん!すっごく可愛い!」
「やったー!ありがとう!六花お姉ちゃん!」
はぁ〜…笑顔が可愛すぎる…癒し…
「マナも!マナも!」
「うん、次はマナちゃんね」
「マナね!お姫様!」
「任せろ!」
「六花、悪ぃな。子守りさせて…」
キッチンで料理する三ツ谷君が苦笑いを浮かべる。
「そんな事ないよ!楽しい!」
「お兄ちゃん見て!ルナ可愛い?」
「お!可愛いな!ルナは世界一可愛いな!」
「へへへ〜」
嬉しそうに笑い合う2人に私はクスッと笑みを浮かべた。
「ん?」
「三ツ谷君は、いいお兄ちゃんだね」
朝から晩まで働くお母さんの代わりに、いつもこうやって妹達の親代わりをしてるんだなぁ…
三ツ谷君が大人っぽく見えるのは、そういう理由もあるのかな…
「…どうだろうな。」
「ん?」
「俺さ、1回…こいつら置き去りにして家出した事あってさ」
「え!?」
「なんで俺がこんな事しなきゃなんねぇんだって、自由になりてぇ、って思ってさ…
でもやっぱり2人のことが心配になって夜中に帰ったら、かぁちゃんに思っきりぶん殴られた。」
そんな事が…三ツ谷君にもあったんだ…
「でも、その後かぁちゃん、俺を抱きしめてごめん、って泣きながら謝っててさ…
それから家族は支え合わなきゃなんねぇって気づいたんだよ」
「…そっか…三ツ谷君のお母さんは、素敵な人だね」
「キレるとめっちゃこえぇけどな…でも…
感謝してる」
そう言って笑った三ツ谷君は、凄くかっこいいと思った。
家族は助け合う…か…
「三ツ谷君の家も…凄く暖かいね」
2人で遊ぶルナちゃんとマナちゃん、暖かい料理のいい香り…
壁に飾られたお母さんとお兄ちゃんの似顔絵…
全てが…暖かい。
「うちの家はね…ずっと…冷たくて、寒いんだ。
明かりは灯っているのに…
暗いの。」
「………」
「だから…マイキーの家に来た時…なんて暖かい家なんだろう、って…今でもそれだけは覚えてるんだ。
家族が支えあって生きてる…
凄く羨ましかった記憶もあるんだ。
私の家には…なかったから」
当たり前にある家族の姿…
それは…
私には手の届かないものだった。
「…だからいつか…自分は…暖かい家庭を作りたい」
それが私の夢の一つ。
いつか…
マイキーとした小さな家の話…
私と、マイキーと、そしていつか産まれる子供と…一緒に暮らす夢…
でも現実は…
現実の未来は…
『…じゃあな…弁護士先生』
『六花ちゃんのお腹には……赤ちゃんがいて……』
あまりにも…
残酷だった。
編み込みをお団子にして可愛いリボンをつける。
「どう?」
ルナちゃんに手鏡を見せると、キラキラした瞳をする。
「ルナ可愛い!?」
「うん!すっごく可愛い!」
「やったー!ありがとう!六花お姉ちゃん!」
はぁ〜…笑顔が可愛すぎる…癒し…
「マナも!マナも!」
「うん、次はマナちゃんね」
「マナね!お姫様!」
「任せろ!」
「六花、悪ぃな。子守りさせて…」
キッチンで料理する三ツ谷君が苦笑いを浮かべる。
「そんな事ないよ!楽しい!」
「お兄ちゃん見て!ルナ可愛い?」
「お!可愛いな!ルナは世界一可愛いな!」
「へへへ〜」
嬉しそうに笑い合う2人に私はクスッと笑みを浮かべた。
「ん?」
「三ツ谷君は、いいお兄ちゃんだね」
朝から晩まで働くお母さんの代わりに、いつもこうやって妹達の親代わりをしてるんだなぁ…
三ツ谷君が大人っぽく見えるのは、そういう理由もあるのかな…
「…どうだろうな。」
「ん?」
「俺さ、1回…こいつら置き去りにして家出した事あってさ」
「え!?」
「なんで俺がこんな事しなきゃなんねぇんだって、自由になりてぇ、って思ってさ…
でもやっぱり2人のことが心配になって夜中に帰ったら、かぁちゃんに思っきりぶん殴られた。」
そんな事が…三ツ谷君にもあったんだ…
「でも、その後かぁちゃん、俺を抱きしめてごめん、って泣きながら謝っててさ…
それから家族は支え合わなきゃなんねぇって気づいたんだよ」
「…そっか…三ツ谷君のお母さんは、素敵な人だね」
「キレるとめっちゃこえぇけどな…でも…
感謝してる」
そう言って笑った三ツ谷君は、凄くかっこいいと思った。
家族は助け合う…か…
「三ツ谷君の家も…凄く暖かいね」
2人で遊ぶルナちゃんとマナちゃん、暖かい料理のいい香り…
壁に飾られたお母さんとお兄ちゃんの似顔絵…
全てが…暖かい。
「うちの家はね…ずっと…冷たくて、寒いんだ。
明かりは灯っているのに…
暗いの。」
「………」
「だから…マイキーの家に来た時…なんて暖かい家なんだろう、って…今でもそれだけは覚えてるんだ。
家族が支えあって生きてる…
凄く羨ましかった記憶もあるんだ。
私の家には…なかったから」
当たり前にある家族の姿…
それは…
私には手の届かないものだった。
「…だからいつか…自分は…暖かい家庭を作りたい」
それが私の夢の一つ。
いつか…
マイキーとした小さな家の話…
私と、マイキーと、そしていつか産まれる子供と…一緒に暮らす夢…
でも現実は…
現実の未来は…
『…じゃあな…弁護士先生』
『六花ちゃんのお腹には……赤ちゃんがいて……』
あまりにも…
残酷だった。