第6章
夢小説設定
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「………」
ぎゅっ、と胸の前で手を握りしめて去っていく背中を見送る。
私じゃ…
マイキーの心の穴を埋める事はできないのかもしれない。
それどころか
私がこの先…
彼をもっと苦しめる存在になっていく…
『変わらず……マイキーの傍に…いてやってくれよ……』
圭介君…
やっぱり私じゃ…
無理なんだよ…
「六花」
ぽんっ、と三ツ谷君に肩を叩かれてハッ、とする。
心配そうに見つめる三ツ谷君の瞳に私は慌てて笑顔を作った。
「あ…ごめん!私、歩いて帰れるから、三ツ谷君は幹部会に行って」
「六花…」
三ツ谷君は1度夜空を見上げてからまた私を見ると、ニッと笑う。
「腹、空かねぇ?」
「……え?」
「…ま…六花さんの言った通りになったわな」
目の前に座る千冬が大きくため息をついた。
六花ちゃんが言った通り、やはり満場一致で反対…
三ツ谷君の顔に泥に塗る行為だと言われた。
「…六花ちゃん、何か他に考えがあるみたいだったけど…」
「…たけみっち、今回の件は六花さんは巻き込んじゃいけねぇ」
「え?」
「マイキー君が場地さんの事を引きずっているように、六花さんにとっても大きな傷だ…
それに…未来の話もある。」
「………」
「正直、そんな事ばっかりで…なんであんな風に笑ったり、人の為になんとかしようって思えるんだろうな…」
「…うん。どんな未来の話をしても、辛いはずなのに…いつも話す俺を先に心配してくれるんだよ、六花ちゃんってさ…
俺なら、なんでだよ、もう嫌だって泣き叫んでるかも…」
「強いよな…」
「うん…でもたまには…泣いてもいいよ、って言ってあげたくなるんだ」
辛いって、苦しいって…
言ってほしい。
「…その役目は、マイキー君の役目だろ。俺やたけみっちじゃ…その役目はできねぇよ」
そう言って視線を下げる千冬。
「…千冬…お前…」
もしかして六花ちゃんの事…
「あ?なんだよ」
「あ…いや…」
「はぁ…にしてもどうする?完全お手上げ状態だな…」
「……こうなったら…俺ら二人でやるしかねえ、よな」
無謀だと分かってるけど…
でも…
「俺も混ぜろ」
え…
突然背後から聞こえた声に俺は振り返ると瞳を開く。
稀咲!?
そこにいたのは帰ったと思っていた稀先の姿。
「俺と…組まねぇか?」
ぎゅっ、と胸の前で手を握りしめて去っていく背中を見送る。
私じゃ…
マイキーの心の穴を埋める事はできないのかもしれない。
それどころか
私がこの先…
彼をもっと苦しめる存在になっていく…
『変わらず……マイキーの傍に…いてやってくれよ……』
圭介君…
やっぱり私じゃ…
無理なんだよ…
「六花」
ぽんっ、と三ツ谷君に肩を叩かれてハッ、とする。
心配そうに見つめる三ツ谷君の瞳に私は慌てて笑顔を作った。
「あ…ごめん!私、歩いて帰れるから、三ツ谷君は幹部会に行って」
「六花…」
三ツ谷君は1度夜空を見上げてからまた私を見ると、ニッと笑う。
「腹、空かねぇ?」
「……え?」
「…ま…六花さんの言った通りになったわな」
目の前に座る千冬が大きくため息をついた。
六花ちゃんが言った通り、やはり満場一致で反対…
三ツ谷君の顔に泥に塗る行為だと言われた。
「…六花ちゃん、何か他に考えがあるみたいだったけど…」
「…たけみっち、今回の件は六花さんは巻き込んじゃいけねぇ」
「え?」
「マイキー君が場地さんの事を引きずっているように、六花さんにとっても大きな傷だ…
それに…未来の話もある。」
「………」
「正直、そんな事ばっかりで…なんであんな風に笑ったり、人の為になんとかしようって思えるんだろうな…」
「…うん。どんな未来の話をしても、辛いはずなのに…いつも話す俺を先に心配してくれるんだよ、六花ちゃんってさ…
俺なら、なんでだよ、もう嫌だって泣き叫んでるかも…」
「強いよな…」
「うん…でもたまには…泣いてもいいよ、って言ってあげたくなるんだ」
辛いって、苦しいって…
言ってほしい。
「…その役目は、マイキー君の役目だろ。俺やたけみっちじゃ…その役目はできねぇよ」
そう言って視線を下げる千冬。
「…千冬…お前…」
もしかして六花ちゃんの事…
「あ?なんだよ」
「あ…いや…」
「はぁ…にしてもどうする?完全お手上げ状態だな…」
「……こうなったら…俺ら二人でやるしかねえ、よな」
無謀だと分かってるけど…
でも…
「俺も混ぜろ」
え…
突然背後から聞こえた声に俺は振り返ると瞳を開く。
稀咲!?
そこにいたのは帰ったと思っていた稀先の姿。
「俺と…組まねぇか?」