第6章
夢小説設定
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「何?」
「…あ…えっと…」
柚葉に話そうと思った八戒君の兄に対する殺意の話…
姉を守るために……
でも…
なんだろ…
凄く変な違和感のようなものを感じて、話を切り出せなかった。
「六花?」
「あ…」
思わず掴んでいた柚葉の手を慌てて離す。
「ごめん…あのね、柚葉…八戒君の事…しっかり見ててあげて、ほしいんだ」
「え?」
「ごめん、変な事言ってるよね。でも…できるだけ…気にかけてあげてほしい」
「……よく分からないけど…分かった」
ちゃんと言おうと思ったけど…
それ以上何故か言えなかった。
「あと……もし、何か助けられる事があるなら私でよければ言ってね。
私、頼りないけど…友達として話を聞く事ぐらいならできるから」
「………」
「だから…一人で抱えこんだり、しないでね」
眉を寄せて、見つめる私に柚葉が笑う。
「…ありがとう」
それだけ言うと柚葉は帰って行った。
「……大丈夫かな…」
「…なんか隠してんな、あいつ」
柚葉の背中を見送って、三ツ谷君が私の隣に立つ。
「三ツ谷君もそう思った?私…なんか…引っかかっちゃって……」
結局ちゃんと言えなかった…
「ま…考えてみりゃ、和平成立なんて簡単すぎたか」
何が引っかかるんだろう…
大寿が柚葉を解放するわけないって話しもそうなんだけど…でも、他にも何かありそうで…
「おい!マイキー!どこいくんだ!幹部会は!」
横並びでバイクを走らせていると、急にマイキーが車線変更したので三ツ谷君が叫ぶ。
「一緒に走ろうぜ!三ツ谷!お前と走りたいんだ!六花しっかり捕まってろよ!」
「う、うん!」
にっ、と笑ったマイキーに私はぎゅっ、とさっきより強く彼にだきつく。
急にどうしたんだろう…
「…あ…えっと…」
柚葉に話そうと思った八戒君の兄に対する殺意の話…
姉を守るために……
でも…
なんだろ…
凄く変な違和感のようなものを感じて、話を切り出せなかった。
「六花?」
「あ…」
思わず掴んでいた柚葉の手を慌てて離す。
「ごめん…あのね、柚葉…八戒君の事…しっかり見ててあげて、ほしいんだ」
「え?」
「ごめん、変な事言ってるよね。でも…できるだけ…気にかけてあげてほしい」
「……よく分からないけど…分かった」
ちゃんと言おうと思ったけど…
それ以上何故か言えなかった。
「あと……もし、何か助けられる事があるなら私でよければ言ってね。
私、頼りないけど…友達として話を聞く事ぐらいならできるから」
「………」
「だから…一人で抱えこんだり、しないでね」
眉を寄せて、見つめる私に柚葉が笑う。
「…ありがとう」
それだけ言うと柚葉は帰って行った。
「……大丈夫かな…」
「…なんか隠してんな、あいつ」
柚葉の背中を見送って、三ツ谷君が私の隣に立つ。
「三ツ谷君もそう思った?私…なんか…引っかかっちゃって……」
結局ちゃんと言えなかった…
「ま…考えてみりゃ、和平成立なんて簡単すぎたか」
何が引っかかるんだろう…
大寿が柚葉を解放するわけないって話しもそうなんだけど…でも、他にも何かありそうで…
「おい!マイキー!どこいくんだ!幹部会は!」
横並びでバイクを走らせていると、急にマイキーが車線変更したので三ツ谷君が叫ぶ。
「一緒に走ろうぜ!三ツ谷!お前と走りたいんだ!六花しっかり捕まってろよ!」
「う、うん!」
にっ、と笑ったマイキーに私はぎゅっ、とさっきより強く彼にだきつく。
急にどうしたんだろう…