第1章
夢小説設定
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『手、繋いどいてやるよ』
繋いでいたら
もう怖くないだろ。
ハッと瞳を開く。
「…ん…」
気だるい体を持ち上げるとスルッとシルクのシーツが肩から滑り落ちた。
肩の傷が見えて、私は慌ててシーツに手を伸ばすがその手を後ろから伸びた手が止める。
「あ…」
「隠すなよ」
マイキーはむくりと体を起き上がらせると、上半身裸のまま私を後ろから掬うように抱き寄せると肩の傷に口付けた。
昨夜の情事を思い出して、私の耳が赤くなる。
「マイキー、ちゃんと眠れた?」
「…ああ。今日はタオルがなくても寝れた。」
「タオル?」
なんの事?と私は顔だけ彼を振り返る。
「俺の、寝る時の必需品、的なの」
あれがないと眠れねぇんだ、とマイキー。
よく幼い子供が眠るときベッドにぬいぐるみを持っていくのと同じ感じだろうか?
「でも、六花が横にいるって思ったら、眠れた」
不思議だな。と笑うマイキーに胸がきゅっとなる。
「マイキー、好き、だよ」
彼の首に手を回して、ぎゅっと抱きつく。
「うん…」
俺もだ、って言葉を期待した。
でもマイキーはそれ以上は言わなかった。
心が少しざわついて、不安になって、私はもう一度ぎゅっと彼に抱きつけばマイキーは背中に手を回して抱きしめてくれた。
「六花」
「ん?」
「腹減った」
そう言ったマイキーに私は少し体を話すと彼を見て笑った。
「ご飯、食べよっか」
そう言ったのと同時、ベッドサイドにあったマイキーの携帯が鳴る。
マイキーは立ち上がると携帯を手にして、眉間に皺を寄せた。
さっきまでの緩んだ顔から一変、冷たい瞳になる。
「悪い、六花。飯行けなくなった」
「…仕事?」
「ああ」
彼の瞳に、私は「分かった」と頷いた。
どんなに甘い時間を過ごしても
私の好きな
愛した人は
やっぱり極悪組織のトップである事実は変わらないんだ。
繋いでいたら
もう怖くないだろ。
ハッと瞳を開く。
「…ん…」
気だるい体を持ち上げるとスルッとシルクのシーツが肩から滑り落ちた。
肩の傷が見えて、私は慌ててシーツに手を伸ばすがその手を後ろから伸びた手が止める。
「あ…」
「隠すなよ」
マイキーはむくりと体を起き上がらせると、上半身裸のまま私を後ろから掬うように抱き寄せると肩の傷に口付けた。
昨夜の情事を思い出して、私の耳が赤くなる。
「マイキー、ちゃんと眠れた?」
「…ああ。今日はタオルがなくても寝れた。」
「タオル?」
なんの事?と私は顔だけ彼を振り返る。
「俺の、寝る時の必需品、的なの」
あれがないと眠れねぇんだ、とマイキー。
よく幼い子供が眠るときベッドにぬいぐるみを持っていくのと同じ感じだろうか?
「でも、六花が横にいるって思ったら、眠れた」
不思議だな。と笑うマイキーに胸がきゅっとなる。
「マイキー、好き、だよ」
彼の首に手を回して、ぎゅっと抱きつく。
「うん…」
俺もだ、って言葉を期待した。
でもマイキーはそれ以上は言わなかった。
心が少しざわついて、不安になって、私はもう一度ぎゅっと彼に抱きつけばマイキーは背中に手を回して抱きしめてくれた。
「六花」
「ん?」
「腹減った」
そう言ったマイキーに私は少し体を話すと彼を見て笑った。
「ご飯、食べよっか」
そう言ったのと同時、ベッドサイドにあったマイキーの携帯が鳴る。
マイキーは立ち上がると携帯を手にして、眉間に皺を寄せた。
さっきまでの緩んだ顔から一変、冷たい瞳になる。
「悪い、六花。飯行けなくなった」
「…仕事?」
「ああ」
彼の瞳に、私は「分かった」と頷いた。
どんなに甘い時間を過ごしても
私の好きな
愛した人は
やっぱり極悪組織のトップである事実は変わらないんだ。