第6章
夢小説設定
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「武道君…姉さんを頼みました。
それから……六花さんを救ってあげてください」
「え?」
「あんなに優しく笑う人が…死んでいいはずがない。だから…」
「な、なんで直人…六花ちゃんの事!」
俺の言葉に直人は笑う。
「ふしぎですよね。多分、彼女に僕は過去に出会ったんじゃないですか?
急に未来が変わった時、同時に彼女の姿が頭に浮かんだんです」
もしかして……
あのエマちゃんの誕生日の時の…
「ある意味、彼女は東卍の一番の犠牲者だ。」
たしかに…直人の言う通りだ。
何度タイムリープしても…未来で六花ちゃんのあの太陽みたいな笑顔を見れた事がない。
また過去に戻って…
彼女にこの現実を話さなきゃならない。
あまりにも酷すぎる未来の話を…
また彼女は笑って、乗り越える、と言ってくれるだろうか…
「ちょっとだけ、いいじゃん!な?」
「…………」
目の前で行く道を塞ぐ男性に私は小さくため息をついた。
千冬君と別れて、私は参考書を探しがてら渋谷に来ていた。
…なんで私ってこんなに絡まれる率が高いの?
何?知らない間に背中に絡んでくださいって書いてあるのだろうか…
「ちょっとお茶するだけだからさ〜」
またエマに絡まれるの趣味か?と問われてしまいそうだ…
「す、すみませんけど…急いでて…」
「え?何?恥ずかしがってんの?かーわーい!」
……ちがう!!
うんざりしてきて、彼の横から通り過ぎようとしたが、腕を掴まれた。
「近くにゆっくりできる場所があるからさ…行こうよ」
そう小さく言って男が指差したのはホテル街。
ニマリと笑った男性に鳥肌がたった。
どうみても彼は20歳超えた立派な大人。
女子中学生をホテルに誘うなんて!
なんて事だ…
「あの…困ります…離してください」
「お金あげるよ?」
おいおいおい!話が違う方向になってきてますよ!?
「そういうのやってないので!」
「え〜真面目そうに見えてじつは、」
「嫌がってんだろ、離しなよ」
え?
急に割り込んだ第三者の声に私達は同時に振り返る。
そこには黒いセーラー服にピンクゴールドの長い髪をした女の子。
「明らかに、その子嫌がってんだろ。離しなよ」
「あ〜?なんだ、てめぇ…って、ふぅ!彼女もめっちゃマブじゃん!」
た、たしかに…
すごくスタイルもいいし、顔も綺麗。
モデルさんみたい…
「こっちの可愛い系か、こっちの美人系か……悩む!」
勝手に悩むな!!
「今日は美人系だな!よし、お前に決めた」
そう言って男は女の子を指差す。
ど、どんだけ失礼な奴…
しかも人を指差すな!
「じゃ、行こうか!」
「………」
「ん?どうかした?恥ずかしい?大丈夫だよ〜」
優しくするから、と続けた男に、女の子はキッと睨みつける…
そして…
「ぎゃっ!!!!!」
「!!」
え!?
一瞬、彼女が飛んだかと思うと、男の顔に見事に足がめり込む。
女の子が回し蹴りをしたのだ…
す、すごっ!!!
「気持ち悪いんだよ!カス!」
わ、わぁお……
そう叫んだ女の子に、男は腫れた頬を抑えると慌てて逃げ出した。
その背中を見送り、女の子は舌打ちすると私を振り返る。
「大丈夫?なんもされてない?」
「あ…だ、大丈夫です!助けてもらってありがとうございます!」
ぺこっ、と頭を下げた私に、女の子はじーっと私の顔を見つめた。
「??」
な、なんか顔についてる?
「あんた、どっかで……ん〜…」
どこだっけ?と顎に指を置いて考える女の子。
こんな美人に会った事はないような…
「あ!!あんた無敵のマイキーの女!」
「え!?」
な、なんで…
それから……六花さんを救ってあげてください」
「え?」
「あんなに優しく笑う人が…死んでいいはずがない。だから…」
「な、なんで直人…六花ちゃんの事!」
俺の言葉に直人は笑う。
「ふしぎですよね。多分、彼女に僕は過去に出会ったんじゃないですか?
急に未来が変わった時、同時に彼女の姿が頭に浮かんだんです」
もしかして……
あのエマちゃんの誕生日の時の…
「ある意味、彼女は東卍の一番の犠牲者だ。」
たしかに…直人の言う通りだ。
何度タイムリープしても…未来で六花ちゃんのあの太陽みたいな笑顔を見れた事がない。
また過去に戻って…
彼女にこの現実を話さなきゃならない。
あまりにも酷すぎる未来の話を…
また彼女は笑って、乗り越える、と言ってくれるだろうか…
「ちょっとだけ、いいじゃん!な?」
「…………」
目の前で行く道を塞ぐ男性に私は小さくため息をついた。
千冬君と別れて、私は参考書を探しがてら渋谷に来ていた。
…なんで私ってこんなに絡まれる率が高いの?
何?知らない間に背中に絡んでくださいって書いてあるのだろうか…
「ちょっとお茶するだけだからさ〜」
またエマに絡まれるの趣味か?と問われてしまいそうだ…
「す、すみませんけど…急いでて…」
「え?何?恥ずかしがってんの?かーわーい!」
……ちがう!!
うんざりしてきて、彼の横から通り過ぎようとしたが、腕を掴まれた。
「近くにゆっくりできる場所があるからさ…行こうよ」
そう小さく言って男が指差したのはホテル街。
ニマリと笑った男性に鳥肌がたった。
どうみても彼は20歳超えた立派な大人。
女子中学生をホテルに誘うなんて!
なんて事だ…
「あの…困ります…離してください」
「お金あげるよ?」
おいおいおい!話が違う方向になってきてますよ!?
「そういうのやってないので!」
「え〜真面目そうに見えてじつは、」
「嫌がってんだろ、離しなよ」
え?
急に割り込んだ第三者の声に私達は同時に振り返る。
そこには黒いセーラー服にピンクゴールドの長い髪をした女の子。
「明らかに、その子嫌がってんだろ。離しなよ」
「あ〜?なんだ、てめぇ…って、ふぅ!彼女もめっちゃマブじゃん!」
た、たしかに…
すごくスタイルもいいし、顔も綺麗。
モデルさんみたい…
「こっちの可愛い系か、こっちの美人系か……悩む!」
勝手に悩むな!!
「今日は美人系だな!よし、お前に決めた」
そう言って男は女の子を指差す。
ど、どんだけ失礼な奴…
しかも人を指差すな!
「じゃ、行こうか!」
「………」
「ん?どうかした?恥ずかしい?大丈夫だよ〜」
優しくするから、と続けた男に、女の子はキッと睨みつける…
そして…
「ぎゃっ!!!!!」
「!!」
え!?
一瞬、彼女が飛んだかと思うと、男の顔に見事に足がめり込む。
女の子が回し蹴りをしたのだ…
す、すごっ!!!
「気持ち悪いんだよ!カス!」
わ、わぁお……
そう叫んだ女の子に、男は腫れた頬を抑えると慌てて逃げ出した。
その背中を見送り、女の子は舌打ちすると私を振り返る。
「大丈夫?なんもされてない?」
「あ…だ、大丈夫です!助けてもらってありがとうございます!」
ぺこっ、と頭を下げた私に、女の子はじーっと私の顔を見つめた。
「??」
な、なんか顔についてる?
「あんた、どっかで……ん〜…」
どこだっけ?と顎に指を置いて考える女の子。
こんな美人に会った事はないような…
「あ!!あんた無敵のマイキーの女!」
「え!?」
な、なんで…