第6章
夢小説設定
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「わぁ〜綺麗だね〜 」
少し空が薄暗くなってきてクリスマスツリーを綺麗に光らせている。
白い2人の息が空にとけて、私はマイキーの手をそっと握った。
「マイキー…」
「ん?」
「ごめんね」
突然謝った私にツリーを見上げていたマイキーが私を見る。
「どうした?」
「……私…自分ばっかり辛いって顔をして…マイキーの気持ちに気づけてなかった。
…圭介君がいなくなって…私はこんなにも辛いのに、もっと長い時間を一緒に過ごしたマイキーが辛くないはず、ないのに」
それなのに…
マイキーは私に前を向くように言ってくれた。
立ち上がれなくなったら、支えてやると…
でも本当は…
壊れそうだったのは…
マイキーだった。
誰にも言えなかったマイキーの寂しさ。
私が…泣いてばかりだったから…
マイキーは言葉に出来なかったのではないだろうか。
『万次郎はさ…本当はすげぇ弱いんだよ』
「ごめんね、マイキー…私は…
貴方を泣かせてあげる事ができなかった」
8.3抗争でけんちゃんが助かった時…初めて私は彼の涙を見た。
圭介君が亡くなった時も…すまないと言ってマイキーは涙した。
でも、それっきり…
マイキーは1度も泣いてはいないし、辛いと、寂しいと、言葉にはしていない。
マイキーは弱い自分を見せない。
見せちゃいけないと思ってるからだ。
「なんだよ、急に……俺は…泣かねぇよ。
泣くやつは……弱ぇんだ」
「違うよ。マイキー。
泣かないから…強いんじゃない」
「っ…」
『泣かないから強いんじゃないの』
「弱いことは…ダメな事じゃないよ。
私は……弱いマイキーも全部受け止める。
泣きたい時は傍にいる。
だから……」
ぎゅっ、と繋いだ手に力を入れる。
「…お前の方が泣きそうになってる」
「っ…なってない…」
何故……こんなに不安なのだろう。
マイキーが…
遠くに行ってしまいそうで、何故か怖い。
こんな風に感じるのは初めてだ。
「ありがとな…六花。」
「マイキー…」
「俺は…お前が思ってる以上に六花に救われてる。
感謝してる…」
マイキーは私の頬を包むと、そっと口付ける。
「六花が、傍にいてくれたら……俺は大丈夫だ。」
少し空が薄暗くなってきてクリスマスツリーを綺麗に光らせている。
白い2人の息が空にとけて、私はマイキーの手をそっと握った。
「マイキー…」
「ん?」
「ごめんね」
突然謝った私にツリーを見上げていたマイキーが私を見る。
「どうした?」
「……私…自分ばっかり辛いって顔をして…マイキーの気持ちに気づけてなかった。
…圭介君がいなくなって…私はこんなにも辛いのに、もっと長い時間を一緒に過ごしたマイキーが辛くないはず、ないのに」
それなのに…
マイキーは私に前を向くように言ってくれた。
立ち上がれなくなったら、支えてやると…
でも本当は…
壊れそうだったのは…
マイキーだった。
誰にも言えなかったマイキーの寂しさ。
私が…泣いてばかりだったから…
マイキーは言葉に出来なかったのではないだろうか。
『万次郎はさ…本当はすげぇ弱いんだよ』
「ごめんね、マイキー…私は…
貴方を泣かせてあげる事ができなかった」
8.3抗争でけんちゃんが助かった時…初めて私は彼の涙を見た。
圭介君が亡くなった時も…すまないと言ってマイキーは涙した。
でも、それっきり…
マイキーは1度も泣いてはいないし、辛いと、寂しいと、言葉にはしていない。
マイキーは弱い自分を見せない。
見せちゃいけないと思ってるからだ。
「なんだよ、急に……俺は…泣かねぇよ。
泣くやつは……弱ぇんだ」
「違うよ。マイキー。
泣かないから…強いんじゃない」
「っ…」
『泣かないから強いんじゃないの』
「弱いことは…ダメな事じゃないよ。
私は……弱いマイキーも全部受け止める。
泣きたい時は傍にいる。
だから……」
ぎゅっ、と繋いだ手に力を入れる。
「…お前の方が泣きそうになってる」
「っ…なってない…」
何故……こんなに不安なのだろう。
マイキーが…
遠くに行ってしまいそうで、何故か怖い。
こんな風に感じるのは初めてだ。
「ありがとな…六花。」
「マイキー…」
「俺は…お前が思ってる以上に六花に救われてる。
感謝してる…」
マイキーは私の頬を包むと、そっと口付ける。
「六花が、傍にいてくれたら……俺は大丈夫だ。」