第5章
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「えっ…たけみっち…壱番隊の隊長になったの!?」
集会が終わり、たけみっちから連絡がきて私は近くの公園に来ていた。
「うん!千冬が俺を推薦してくれて…マイキー君も認めてくれたって。」
「そっか…よかったね!たけみっち!これで、東卍のトップに一歩近づいたね」
「いやぁ…まだまだかな。俺に隊長が務まるのかどうか…
まぁでも、これで東卍の内部に近づけたから意見も言えるようになるし、何より未来も変わってくるはず。」
「そうだね。稀咲は…結局東卍を救った英雄扱いみたいだし…」
「うん……まさか半間も引き寄せる事になるとは…」
正直、未来がどっちに転がっていてもおかしくはない…
たけみっちが未来の東卍を変えている可能性。はたまた…またあの未来のままなのか…
「とにかく、一度戻ってくるよ」
「うん、たけみっち、気をつけてね」
たけみっちと別れてから帰ると、丁度マイキーのバブの音がして私は慌てて敷地内に入った。
「六花?」
「…あ…お、お帰り。マイキー」
門を開いたら私がいたのでマイキーは少し驚いた顔をする。
「何してんだ?そんな所で」
「あ〜…月が綺麗だったから…」
「…月なんか出てねぇし」
「あ、あれぇ…本当だ〜…」
しまった…星にしとけばよかった。
「ごめん…ちょっと散歩してた」
「夜中にあんま一人で出歩くなよ」
「うん。…あのさ、マイキー」
「ん?」
「明日、私にちょっと時間くれない?」
そう聞いた私にマイキーが首を傾げる。
「デートしよ!」
「……いいけど…動物園は却下」
「分かってるって!」
任せて!と胸を張る私にマイキーはちょっと不安そうだが…
「んじゃ、明日は責任持って起こせよ」
マイキーの朝はすこぶる機嫌が悪いから嫌なんだけど…
しょうがない。
「分かった!じゃあ明日起こしに…」
「よし、寝るか!」
「え?……この手はなんですか?」
マイキーは私の手を掴むと自分の部屋に向かう。
「一緒に寝た方が楽だろ〜」
「いやいやいや!だから、ルール違反だってば!」
「じぃちゃんもエマももう寝てるから大丈夫だって」
こっそり朝戻ればさ!なんて言うけども…
「……何にもしないって約束するなら」
「……………約束する」
「今間があった!!やらしい事する気だ!」
「声がでかい!」
「むぐっ…」
マイキーの手に口を塞がれる。
「はぁ……本当真面目だな。しゃーねぇ100歩譲って、なんもしねぇ」
100歩譲ってってなんだ…
「一人で寝るのは寂しいしな…」
「………マイキー…」
ふと影ったマイキーの瞳に私は彼の手を握る。
「分かった。一緒に寝よう」
「………」
「寝るだけだよ」
念を押した私にマイキーはフッと笑う。
「ああ」
『万次郎を頼むな。六花…』
お前が…
あいつを照らす光である事を
あいつが道を踏み外しちまわねぇように
しっかり万次郎の手を握っていてやってくれよな。
第5章(終)
集会が終わり、たけみっちから連絡がきて私は近くの公園に来ていた。
「うん!千冬が俺を推薦してくれて…マイキー君も認めてくれたって。」
「そっか…よかったね!たけみっち!これで、東卍のトップに一歩近づいたね」
「いやぁ…まだまだかな。俺に隊長が務まるのかどうか…
まぁでも、これで東卍の内部に近づけたから意見も言えるようになるし、何より未来も変わってくるはず。」
「そうだね。稀咲は…結局東卍を救った英雄扱いみたいだし…」
「うん……まさか半間も引き寄せる事になるとは…」
正直、未来がどっちに転がっていてもおかしくはない…
たけみっちが未来の東卍を変えている可能性。はたまた…またあの未来のままなのか…
「とにかく、一度戻ってくるよ」
「うん、たけみっち、気をつけてね」
たけみっちと別れてから帰ると、丁度マイキーのバブの音がして私は慌てて敷地内に入った。
「六花?」
「…あ…お、お帰り。マイキー」
門を開いたら私がいたのでマイキーは少し驚いた顔をする。
「何してんだ?そんな所で」
「あ〜…月が綺麗だったから…」
「…月なんか出てねぇし」
「あ、あれぇ…本当だ〜…」
しまった…星にしとけばよかった。
「ごめん…ちょっと散歩してた」
「夜中にあんま一人で出歩くなよ」
「うん。…あのさ、マイキー」
「ん?」
「明日、私にちょっと時間くれない?」
そう聞いた私にマイキーが首を傾げる。
「デートしよ!」
「……いいけど…動物園は却下」
「分かってるって!」
任せて!と胸を張る私にマイキーはちょっと不安そうだが…
「んじゃ、明日は責任持って起こせよ」
マイキーの朝はすこぶる機嫌が悪いから嫌なんだけど…
しょうがない。
「分かった!じゃあ明日起こしに…」
「よし、寝るか!」
「え?……この手はなんですか?」
マイキーは私の手を掴むと自分の部屋に向かう。
「一緒に寝た方が楽だろ〜」
「いやいやいや!だから、ルール違反だってば!」
「じぃちゃんもエマももう寝てるから大丈夫だって」
こっそり朝戻ればさ!なんて言うけども…
「……何にもしないって約束するなら」
「……………約束する」
「今間があった!!やらしい事する気だ!」
「声がでかい!」
「むぐっ…」
マイキーの手に口を塞がれる。
「はぁ……本当真面目だな。しゃーねぇ100歩譲って、なんもしねぇ」
100歩譲ってってなんだ…
「一人で寝るのは寂しいしな…」
「………マイキー…」
ふと影ったマイキーの瞳に私は彼の手を握る。
「分かった。一緒に寝よう」
「………」
「寝るだけだよ」
念を押した私にマイキーはフッと笑う。
「ああ」
『万次郎を頼むな。六花…』
お前が…
あいつを照らす光である事を
あいつが道を踏み外しちまわねぇように
しっかり万次郎の手を握っていてやってくれよな。
第5章(終)