「一体どういう事か説明してください！」



「え？」



「は？」



ヒナちゃんがマイキーとエマの元に行ってばんっ！とテーブルを叩く。



急に現れたヒナちゃんに2人も不思議顔。



……これってもしかして……



「おい、マイキー！」



「？けんちん？あれ？六花と一緒だったのか」



「お、終わった…」



その場に崩れ落ちたたけみっちに私はしゃがむと、つんつん…と背中を突く。



「まさかとは思うけどさ……なんか勘違いしてない？」



「へ？」




「マイキーとエマは兄妹だよ？」





「「「「…………………え？」」」」





私の言葉にたけみっち達も、マイキー達に詰め寄ったヒナちゃんも目が点…



あ…やっぱり勘違いしてた感じだな。




「エマとマイキーはお母さんは違うけど、正真正銘の兄妹だよ？知らなかった？」



「し、知らなかった！！俺てっきり……」



「マイキーがエマと二股してると思った？」



「うっ……」



「はぁ？ふざけんなよ…たけみっち」



「す、すみません！」



「ヒナにはこの話、したと思うんだけどな」



「夏祭りの日にね」



「…………」



「ヒ…ヒナさん？」



「わぁ…美味しそうなパフェー」



忘れてたな、完全…



「ほらよ」


「え？」



けんちゃんがエマに何か渡す。



あ！あれって！



「あれ？それってゲーセンで欲しいって言ってたやつじゃん」


「だよね！けんちゃん、あれから取りに行ったの？」



「………まぁ、な…。じゃ、俺帰るわ」



けんちゃんはちょっと照れてるのか頭をかきながら行ってしまう。



「「「かっけー！」」」



目をキラキラさせたたけみっち達。



けんちゃん…やるぅ…



「よかったね、エマ」



「えへへ」