第5章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……六花……」
「…マイキー…」
なんでここに……
「すみません。俺が呼びました」
千冬君はぐっ、と腕で涙を拭う。
「六花さん…俺…正直まだ場地さんがいなくなったなんて、受け入れられてません。
もう東卍も辞めようと思ってました」
「…………」
「でも…
この2週間…総長と何回も何回も話し合って…
残ることに決めました。
少しずつでも…
前を向いて歩いていく覚悟をしました。
だから……」
「千冬君……」
前を……
向く……
そんなの…
分かってる。
前を向かなきゃって…
必死に考えた。
でも……
心が追いついてこない。
千冬君が帰って…マイキーは圭介君のお墓に手を合わせる。
「…けんちんとたけみっちが…一虎に面会しに行った。
10年は出てこれねぇらしい。」
「………そう…」
「俺は…一虎を許す」
マイキーは瞳を開くとお墓を見上げる。
「場地が…命懸けでそう望んだからだ。」
マイキーは立ち上がり、私の前に歩いてくる。
「千冬も、俺も…東卍の仲間も、前を向くって決めた。
お前は?お前はどうなんだ…六花…」
真っ直ぐと見つめるマイキーに私は手を握りしめる。
私は………
何も言わずに下を向いている私に、マイキーが1歩近づく…
「!っん!」
手首を掴まれて…急にマイキーにキスされた。
「っ…!や!」
私はそれを拒もうと彼の肩を押すが頭を掴まれて再び口を塞がれる。
無理矢理舌を押し込まれて私は必死に抵抗した。
「んっ、ゃっ!い…っや!!」
「っ…」
がりっ、と歯をたてると、マイキーの唇が離れた。
「はぁ、はぁ…」
「………」
マイキーの唇が赤く滲む…
「いい加減にしろ…もう場地はいねぇんだ」
「っ!そんなの…っ分かってる!!」
何度ここに来たって…
もう彼はいない。
分かってるよ…
でも……
「前を向くなんて…っ私には無理だよ!!なんでそんな簡単に前を向けるの!?
私はっ……」
ポロポロ溢れ出す涙が止まらない…
「私の……私のせいなんだよ……
私がドジ踏まなきゃ、私があそこにいなきゃ、私を守らなかったら…っ私が皆にまた会わなかったら!!!!
こんな事にはならなかった!!!!!
圭介君は死なずにすんだんだよ!!!
私がっ………
私が死ねばよかった!!!」
「っやめろ!!!!!」
マイキーの怒鳴り声にビクリと肩をあげた。
マイキーはぐっ、と手を握りしめる。
「なら…俺も一緒に死んでやるよ」
「!」
「言ったよな?六花は俺の心臓と同じなんだ…
だから死ぬ時は一緒だ。って。
お前が死にたいなら…俺も一緒に死んでやる。
六花がいない世界なら…
俺はいらない」
「っ……違うっ……」
違う……
「そんな事が言いたいんじゃ、ないっ……私は…っ」
「場地は…お前のせいで死んだって本気で思ってんのか?
本気で……俺らと再会しなきゃよかったって……思ってんのか」
「!」
「俺は……思ってねぇよ。六花と再会できた事を後悔なんてしてねぇし、感謝してる。
場地だってそうだ。
お前と再会した事が自分の死に繋がったなんて1ミリだって思っちゃいねぇ。
だから……六花に気持ちを伝えたんだろうが。
お前が大事だからだ。
俺には分かんだよ。
俺にとっても六花がかけがえねぇ存在だからな。」
「っマイキー……」
マイキーはそっ、と私の頬に触れると、流れた涙を拭う。
「あいつ、なんて言ってたか覚えてるか?」
『…六花…約束…してくれ…よ。
俺が…いなくなっても……ぜってぇ…泣くな。』
「六花がこうやって自分を思って泣く奴だって場地は分かってた。
だから…悲しくても、辛くても…
前を向かなきゃなんねぇんだよ。
場地を心配させない為にも…
あいつの好きだった六花の笑顔を見せてやんなきゃなんねぇ」
「…マイキー…」
なんでここに……
「すみません。俺が呼びました」
千冬君はぐっ、と腕で涙を拭う。
「六花さん…俺…正直まだ場地さんがいなくなったなんて、受け入れられてません。
もう東卍も辞めようと思ってました」
「…………」
「でも…
この2週間…総長と何回も何回も話し合って…
残ることに決めました。
少しずつでも…
前を向いて歩いていく覚悟をしました。
だから……」
「千冬君……」
前を……
向く……
そんなの…
分かってる。
前を向かなきゃって…
必死に考えた。
でも……
心が追いついてこない。
千冬君が帰って…マイキーは圭介君のお墓に手を合わせる。
「…けんちんとたけみっちが…一虎に面会しに行った。
10年は出てこれねぇらしい。」
「………そう…」
「俺は…一虎を許す」
マイキーは瞳を開くとお墓を見上げる。
「場地が…命懸けでそう望んだからだ。」
マイキーは立ち上がり、私の前に歩いてくる。
「千冬も、俺も…東卍の仲間も、前を向くって決めた。
お前は?お前はどうなんだ…六花…」
真っ直ぐと見つめるマイキーに私は手を握りしめる。
私は………
何も言わずに下を向いている私に、マイキーが1歩近づく…
「!っん!」
手首を掴まれて…急にマイキーにキスされた。
「っ…!や!」
私はそれを拒もうと彼の肩を押すが頭を掴まれて再び口を塞がれる。
無理矢理舌を押し込まれて私は必死に抵抗した。
「んっ、ゃっ!い…っや!!」
「っ…」
がりっ、と歯をたてると、マイキーの唇が離れた。
「はぁ、はぁ…」
「………」
マイキーの唇が赤く滲む…
「いい加減にしろ…もう場地はいねぇんだ」
「っ!そんなの…っ分かってる!!」
何度ここに来たって…
もう彼はいない。
分かってるよ…
でも……
「前を向くなんて…っ私には無理だよ!!なんでそんな簡単に前を向けるの!?
私はっ……」
ポロポロ溢れ出す涙が止まらない…
「私の……私のせいなんだよ……
私がドジ踏まなきゃ、私があそこにいなきゃ、私を守らなかったら…っ私が皆にまた会わなかったら!!!!
こんな事にはならなかった!!!!!
圭介君は死なずにすんだんだよ!!!
私がっ………
私が死ねばよかった!!!」
「っやめろ!!!!!」
マイキーの怒鳴り声にビクリと肩をあげた。
マイキーはぐっ、と手を握りしめる。
「なら…俺も一緒に死んでやるよ」
「!」
「言ったよな?六花は俺の心臓と同じなんだ…
だから死ぬ時は一緒だ。って。
お前が死にたいなら…俺も一緒に死んでやる。
六花がいない世界なら…
俺はいらない」
「っ……違うっ……」
違う……
「そんな事が言いたいんじゃ、ないっ……私は…っ」
「場地は…お前のせいで死んだって本気で思ってんのか?
本気で……俺らと再会しなきゃよかったって……思ってんのか」
「!」
「俺は……思ってねぇよ。六花と再会できた事を後悔なんてしてねぇし、感謝してる。
場地だってそうだ。
お前と再会した事が自分の死に繋がったなんて1ミリだって思っちゃいねぇ。
だから……六花に気持ちを伝えたんだろうが。
お前が大事だからだ。
俺には分かんだよ。
俺にとっても六花がかけがえねぇ存在だからな。」
「っマイキー……」
マイキーはそっ、と私の頬に触れると、流れた涙を拭う。
「あいつ、なんて言ってたか覚えてるか?」
『…六花…約束…してくれ…よ。
俺が…いなくなっても……ぜってぇ…泣くな。』
「六花がこうやって自分を思って泣く奴だって場地は分かってた。
だから…悲しくても、辛くても…
前を向かなきゃなんねぇんだよ。
場地を心配させない為にも…
あいつの好きだった六花の笑顔を見せてやんなきゃなんねぇ」