第5章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
足が震える…
怖い。
でも……
行かなきゃいけない。
マイキーを
止めなきゃ…
『もし俺が…黒い衝動に飲み込まれそうになったら…』
私はギュッ、と手を握りしめて…
マイキーの元へ走った。
「マイキー!!!」
「!六花!」
けんちゃんが私の名前を呼んだが私は真っ直ぐマイキーの元に向かうと振り上げた腕をバッと掴んだ。
「六花!やめろ!今のマイキーに近づくな!」
「っ、マイキーやめて!!止まって!!」
私の叫びに一瞬…殴るマイキーの手が止まった。
「マイキー!これ以上やったら、一虎君が死んじゃう!!」
マイキーは顔を上げると、私を瞳にうつす。
その光を一切通さないような暗い瞳に……私は息を飲む。
「…離せ。六花…俺が殺すっつたら…殺すんだよ」
「!」
怖い……
マイキーをここまで怖いと感じたのは初めてだ。
もしかしたら…私も殴られるかもしれない。
でも……マイキーを人殺しには絶対にさせない!だから…
怯むわけにはいかない
「っ…離さない!!絶対に離さないから!」
「………」
「っ、あっ!」
「六花!!」
「六花ちゃん!」
マイキーが私の腕を振り払って地面に倒れた。
でも…もう一度立ち上がる。
「マイキー!!とまって!」
諦める訳にはいかない。
私はマイキーの頭ごと思いっきり抱きしめた。
「お願いっ…!!いつものマイキーに戻って!!」
「っ…離せって言うのが…聞こえねぇか!!!」
「!!」
怯むなっ…
「っ、聞こえないっ!!!!」
「くっ…」
「マイキー言ったよね!!!俺が止められなくなったら私に止めてくれって!!!
マイキーを人殺しになんてさせない!!!
絶対に!!!!」
私はより強く…マイキーを抱きしめた。
抱きしめた腕が震えている…
「…お願いだからっ……」
「………」
マイキーの赤く染まった手が…私の腕を掴んだ。
マイキー…?
「マイキー!!」
「!!」
突然響いた声にハッとした。
「けい…すけ…くん?」
そこには吐血しながらも、ふらっと立ち上がる圭介君の姿…
あ……
お腹から流れた血に…私は瞳を開く。
「ダメ……圭介君!動いちゃ!」
立ち上がった私の頭に圭介君の手が乗る。
「…ありがとな。六花…
必死にマイキーを止めてくれて…
もう大丈夫だ…」
安心しろ、と笑った圭介君は私の横を抜けると、マイキーの前に立つ。
「場地……」
マイキーも立ち上がる。
「あり、がと…な。俺の為に怒ってくれて…
ありがとうな。マイキー…」
圭介君が歩くたびに…血がポタ、ポタ…と滴り落ちる。
立っていることすら…辛いはずなのに…
彼は笑ってる…
「大丈夫、だ…俺は死なねぇ。
こんな傷じゃ…俺は死なねぇ!」
「!!」
圭介君の足元に…血の水溜まりができている…
かなり危険な状態だと、皆が分かっていた。
でも、彼は歩みを止めず…倒れた一虎君の前に歩みを進める。
「気にすんなよ…一虎。」
そう倒れた一虎君にポツリとはいて…
圭介君はポケットから何か取り出すと……
それを空高く振り上げた。
「!!!」
キラッと光ったそれに…私は瞳を開いた。
「俺はお前には…殺られねぇよ!!!!」
「圭介君!!!!!!!!」
ダメ!!!と私が彼に手を伸ばしたのと同時………
振り下ろされたナイフが…彼の腹部に刺さった。
あ…………
ぶしゅ…と音をさせて、血が……目の前に広がる…
「うっ……ぐっ………」
「!!!圭介君っっっっっ!!!!」
怖い。
でも……
行かなきゃいけない。
マイキーを
止めなきゃ…
『もし俺が…黒い衝動に飲み込まれそうになったら…』
私はギュッ、と手を握りしめて…
マイキーの元へ走った。
「マイキー!!!」
「!六花!」
けんちゃんが私の名前を呼んだが私は真っ直ぐマイキーの元に向かうと振り上げた腕をバッと掴んだ。
「六花!やめろ!今のマイキーに近づくな!」
「っ、マイキーやめて!!止まって!!」
私の叫びに一瞬…殴るマイキーの手が止まった。
「マイキー!これ以上やったら、一虎君が死んじゃう!!」
マイキーは顔を上げると、私を瞳にうつす。
その光を一切通さないような暗い瞳に……私は息を飲む。
「…離せ。六花…俺が殺すっつたら…殺すんだよ」
「!」
怖い……
マイキーをここまで怖いと感じたのは初めてだ。
もしかしたら…私も殴られるかもしれない。
でも……マイキーを人殺しには絶対にさせない!だから…
怯むわけにはいかない
「っ…離さない!!絶対に離さないから!」
「………」
「っ、あっ!」
「六花!!」
「六花ちゃん!」
マイキーが私の腕を振り払って地面に倒れた。
でも…もう一度立ち上がる。
「マイキー!!とまって!」
諦める訳にはいかない。
私はマイキーの頭ごと思いっきり抱きしめた。
「お願いっ…!!いつものマイキーに戻って!!」
「っ…離せって言うのが…聞こえねぇか!!!」
「!!」
怯むなっ…
「っ、聞こえないっ!!!!」
「くっ…」
「マイキー言ったよね!!!俺が止められなくなったら私に止めてくれって!!!
マイキーを人殺しになんてさせない!!!
絶対に!!!!」
私はより強く…マイキーを抱きしめた。
抱きしめた腕が震えている…
「…お願いだからっ……」
「………」
マイキーの赤く染まった手が…私の腕を掴んだ。
マイキー…?
「マイキー!!」
「!!」
突然響いた声にハッとした。
「けい…すけ…くん?」
そこには吐血しながらも、ふらっと立ち上がる圭介君の姿…
あ……
お腹から流れた血に…私は瞳を開く。
「ダメ……圭介君!動いちゃ!」
立ち上がった私の頭に圭介君の手が乗る。
「…ありがとな。六花…
必死にマイキーを止めてくれて…
もう大丈夫だ…」
安心しろ、と笑った圭介君は私の横を抜けると、マイキーの前に立つ。
「場地……」
マイキーも立ち上がる。
「あり、がと…な。俺の為に怒ってくれて…
ありがとうな。マイキー…」
圭介君が歩くたびに…血がポタ、ポタ…と滴り落ちる。
立っていることすら…辛いはずなのに…
彼は笑ってる…
「大丈夫、だ…俺は死なねぇ。
こんな傷じゃ…俺は死なねぇ!」
「!!」
圭介君の足元に…血の水溜まりができている…
かなり危険な状態だと、皆が分かっていた。
でも、彼は歩みを止めず…倒れた一虎君の前に歩みを進める。
「気にすんなよ…一虎。」
そう倒れた一虎君にポツリとはいて…
圭介君はポケットから何か取り出すと……
それを空高く振り上げた。
「!!!」
キラッと光ったそれに…私は瞳を開いた。
「俺はお前には…殺られねぇよ!!!!」
「圭介君!!!!!!!!」
ダメ!!!と私が彼に手を伸ばしたのと同時………
振り下ろされたナイフが…彼の腹部に刺さった。
あ…………
ぶしゅ…と音をさせて、血が……目の前に広がる…
「うっ……ぐっ………」
「!!!圭介君っっっっっ!!!!」