第5章
夢小説設定
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「うあああ!!!!」
「!!」
突然聞こえた叫びに私はハッとする。
下を見るとたけみっちが圭介君に突っ込んで行くのが見えた。
「うあああ!!!」
「なっ…!」
そしてそのまま圭介君に抱きつく形で叫んだ。
「場地君を守るんだ!千冬!!」
たけみっち!
「一緒に場地君止めんぞ!!」
「っ!…ちっ!」
必死に圭介君のお腹に抱きついて離れないたけみっち。
「うっ!千冬!」
「…だめだ…たけみっち…」
「え!」
「俺は…場地さんを殴れねぇ…」
千冬、君…
千冬君の瞳から流れた涙…
「何言ってんだよ!千冬!」
叫ぶたけみっちを圭介君が肘で殴る。
「うっ!」
でもたけみっちはふらつきながらも圭介君から離れない。
たけみっちは一人で必死に圭介君を止めようとしてる。
私も動かなきゃ…
このままじゃ圭介君が稀咲に…
………いや………違う…
たけみっちは何て言っていた?
圭介君と私が……刺されるのは…稀咲じゃなくて…
「っ、六花!!!離せ!たけみち!」
「え!?うわっ!」
圭介君はたけみっちを蹴り飛ばすと私の名前を呼んでこちらに手を伸ばした…
「六花が…場地とマイキーを狂わせた…だから…」
え………
耳元で聞こえた低い声に私は後ろを振り返る…
「っ!!」
そこにはナイフを片手に握りしめた一虎君の姿……
そうだ。私を刺したのは……
「やめろーっ!!一虎!!」
「六花ちゃん!!!」
一虎君だ……
「死ねよ……六花…」
「一虎君…っ!!!」
あの時と……同じだ…
『じゃあな、弁護士、先生…』
やけに…スロモーションに感じる時間。
一虎君がナイフを空に向かって振り上げる…
私……
また死ぬの……?
「死ねぇ!!!」
「っっつ!!!」
バッと腕で顔を覆った。
「六花!!!!」
その瞬間……誰かが私を強く抱きしめた…
え…………
フワリと頬に当たった黒髪…
それに私は瞳を開く…
「……け、すけ…く、ん?」
ぎゅっ、と私を抱きしめたのは圭介君で…
何がどうなったのか…
彼の肩越しに見えたのは、肩で息をする一虎君…
その手にナイフはない。
まさか………
「うあああ!!」
走ってきたたけみっちが一虎君を殴り飛ばす。
「けい、すけ、君…?」
震える声で彼の名前を呼ぶと、彼は少し体を離して私を瞳に映した。
「大丈夫か…」
「っ…私は…圭介君は!?」
彼の腕をぎゅっ、と掴む。
「…俺は大丈夫だ。」
圭介君はそう言うと立ち上がる。
「かすり傷だ。助かったぜ…たけみち」
「場地君!」
圭介君は普通にしている……
これは……
未来が変わったという事?
私も?
「一虎ーっっ!」
千冬君が一虎君の胸ぐらを掴んだ。
「テメー!何してくれてんだ!コラァ!」
「…六花がいるから…場地が俺を裏切った…裏切った場地が悪い…」
「くっ!」
ブツブツとそう言った一虎君を千冬君が突き飛ばした。
「場地さん!」
「生きててくれて…よかった…」
「あ?何言ってんだ?てめぇ」
「あ…いえ…」
「俺は稀咲をやる!黙って見とけ!たけみち!」
自分の頭の中が混乱して整理できない…
圭介君も私も無事なら…
もう大丈夫だって事?
これで、マイキーは一虎君を殺す理由はなくなった…って事なんだよね?
「………」
それなのに……
なんで
なんでこんなに…
心がザワザワするんだろう…
「!!」
突然聞こえた叫びに私はハッとする。
下を見るとたけみっちが圭介君に突っ込んで行くのが見えた。
「うあああ!!!」
「なっ…!」
そしてそのまま圭介君に抱きつく形で叫んだ。
「場地君を守るんだ!千冬!!」
たけみっち!
「一緒に場地君止めんぞ!!」
「っ!…ちっ!」
必死に圭介君のお腹に抱きついて離れないたけみっち。
「うっ!千冬!」
「…だめだ…たけみっち…」
「え!」
「俺は…場地さんを殴れねぇ…」
千冬、君…
千冬君の瞳から流れた涙…
「何言ってんだよ!千冬!」
叫ぶたけみっちを圭介君が肘で殴る。
「うっ!」
でもたけみっちはふらつきながらも圭介君から離れない。
たけみっちは一人で必死に圭介君を止めようとしてる。
私も動かなきゃ…
このままじゃ圭介君が稀咲に…
………いや………違う…
たけみっちは何て言っていた?
圭介君と私が……刺されるのは…稀咲じゃなくて…
「っ、六花!!!離せ!たけみち!」
「え!?うわっ!」
圭介君はたけみっちを蹴り飛ばすと私の名前を呼んでこちらに手を伸ばした…
「六花が…場地とマイキーを狂わせた…だから…」
え………
耳元で聞こえた低い声に私は後ろを振り返る…
「っ!!」
そこにはナイフを片手に握りしめた一虎君の姿……
そうだ。私を刺したのは……
「やめろーっ!!一虎!!」
「六花ちゃん!!!」
一虎君だ……
「死ねよ……六花…」
「一虎君…っ!!!」
あの時と……同じだ…
『じゃあな、弁護士、先生…』
やけに…スロモーションに感じる時間。
一虎君がナイフを空に向かって振り上げる…
私……
また死ぬの……?
「死ねぇ!!!」
「っっつ!!!」
バッと腕で顔を覆った。
「六花!!!!」
その瞬間……誰かが私を強く抱きしめた…
え…………
フワリと頬に当たった黒髪…
それに私は瞳を開く…
「……け、すけ…く、ん?」
ぎゅっ、と私を抱きしめたのは圭介君で…
何がどうなったのか…
彼の肩越しに見えたのは、肩で息をする一虎君…
その手にナイフはない。
まさか………
「うあああ!!」
走ってきたたけみっちが一虎君を殴り飛ばす。
「けい、すけ、君…?」
震える声で彼の名前を呼ぶと、彼は少し体を離して私を瞳に映した。
「大丈夫か…」
「っ…私は…圭介君は!?」
彼の腕をぎゅっ、と掴む。
「…俺は大丈夫だ。」
圭介君はそう言うと立ち上がる。
「かすり傷だ。助かったぜ…たけみち」
「場地君!」
圭介君は普通にしている……
これは……
未来が変わったという事?
私も?
「一虎ーっっ!」
千冬君が一虎君の胸ぐらを掴んだ。
「テメー!何してくれてんだ!コラァ!」
「…六花がいるから…場地が俺を裏切った…裏切った場地が悪い…」
「くっ!」
ブツブツとそう言った一虎君を千冬君が突き飛ばした。
「場地さん!」
「生きててくれて…よかった…」
「あ?何言ってんだ?てめぇ」
「あ…いえ…」
「俺は稀咲をやる!黙って見とけ!たけみち!」
自分の頭の中が混乱して整理できない…
圭介君も私も無事なら…
もう大丈夫だって事?
これで、マイキーは一虎君を殺す理由はなくなった…って事なんだよね?
「………」
それなのに……
なんで
なんでこんなに…
心がザワザワするんだろう…