第5章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
誰か……
「……敵を…殺す?」
「!」
マイキー!
低くはかれたマイキーの声に…私はハッと顔を上げる。
「そんな事で……兄貴を殺したのか?」
顔を上げたマイキーの瞳に…一虎君が息を飲んだ。
「!ぐあっ!!」
マイキーは後ろにいた男を後頭部で頭突きすると、足にしがみついていたもう1人をそのままに足を振り上げ一虎君のこめかみにぶつけた…
マイキーの足元に倒れる一虎君、吹き飛ばされた男二人…
その一瞬の出来事に…私も…周りも…
息を飲んだ。
「マイ、キ……」
一虎君を見下ろした冷たい瞳…
怖いとすら感じるほどにマイキーの怒りが滲み出ていた。
「はぁ…はぁ…」
肩で息をするマイキーに、私は震える足をなんとか立ち上がらせる。
「……六花……」
「マイキー……」
マイキー私を瞳にうつして…フラッと前のめりに倒れた。
「!!マイキー!!」
地面に叩きつけられる前にその体を支えたがさすがに自分より大きい相手を1人で受け止めきれず、一緒に倒れ込んだ。
「マイキー!マイキー」
マイキーを抱き止めて、名前を呼ぶが反応がない…
ボタボタとマイキーの頭から流れた血が私の肩に滲んでいく。
どうしよう…血がずっと出てる…
「まじでか…」
「お、おい…マイキーが倒れたぞ」
「疲れたんじゃね?」
「あんだけ血、出てるしな…」
無敵のマイキーが倒れた事に、バルバラ内はざわつく…
そして…
「今なら…やれるんじゃねぇか?」
その言葉に私はハッとする。
今なら…マイキーを潰せる…
そんな雰囲気が漂っていた。
バルハラに対して東卍は半分の人数…
すでに戦況は押され気味に見える。
ここでもし総長のマイキーを潰せば…
東卍は完全に負ける。
「てめーら付いてこい!!マイキー潰すぞ!!」
「!!」
黒いマスクに黒いフードを被ったバルハラの幹部らしき男が鉄の棒を握ると他のメンバーを引き連れこちらに走ってくる。
「あがれ!」
「ぶっ潰すぞ!」
廃車を登ってくる男達…
「っ六花!!逃げろ!!」
けんちゃんが下から叫ぶ。
でも、私は動かない…
「六花ちゃん!!逃げて!」
たけみっちもそう叫ぶ…
でも…
私はマイキーを抱きしめたまま。
マイキーを置いて…逃げれるわけがない。
この腕の中にいる人は…
私のかけがえのない人だ。
マイキーと約束した。
死ぬ時は……
一緒だと。
「……敵を…殺す?」
「!」
マイキー!
低くはかれたマイキーの声に…私はハッと顔を上げる。
「そんな事で……兄貴を殺したのか?」
顔を上げたマイキーの瞳に…一虎君が息を飲んだ。
「!ぐあっ!!」
マイキーは後ろにいた男を後頭部で頭突きすると、足にしがみついていたもう1人をそのままに足を振り上げ一虎君のこめかみにぶつけた…
マイキーの足元に倒れる一虎君、吹き飛ばされた男二人…
その一瞬の出来事に…私も…周りも…
息を飲んだ。
「マイ、キ……」
一虎君を見下ろした冷たい瞳…
怖いとすら感じるほどにマイキーの怒りが滲み出ていた。
「はぁ…はぁ…」
肩で息をするマイキーに、私は震える足をなんとか立ち上がらせる。
「……六花……」
「マイキー……」
マイキー私を瞳にうつして…フラッと前のめりに倒れた。
「!!マイキー!!」
地面に叩きつけられる前にその体を支えたがさすがに自分より大きい相手を1人で受け止めきれず、一緒に倒れ込んだ。
「マイキー!マイキー」
マイキーを抱き止めて、名前を呼ぶが反応がない…
ボタボタとマイキーの頭から流れた血が私の肩に滲んでいく。
どうしよう…血がずっと出てる…
「まじでか…」
「お、おい…マイキーが倒れたぞ」
「疲れたんじゃね?」
「あんだけ血、出てるしな…」
無敵のマイキーが倒れた事に、バルバラ内はざわつく…
そして…
「今なら…やれるんじゃねぇか?」
その言葉に私はハッとする。
今なら…マイキーを潰せる…
そんな雰囲気が漂っていた。
バルハラに対して東卍は半分の人数…
すでに戦況は押され気味に見える。
ここでもし総長のマイキーを潰せば…
東卍は完全に負ける。
「てめーら付いてこい!!マイキー潰すぞ!!」
「!!」
黒いマスクに黒いフードを被ったバルハラの幹部らしき男が鉄の棒を握ると他のメンバーを引き連れこちらに走ってくる。
「あがれ!」
「ぶっ潰すぞ!」
廃車を登ってくる男達…
「っ六花!!逃げろ!!」
けんちゃんが下から叫ぶ。
でも、私は動かない…
「六花ちゃん!!逃げて!」
たけみっちもそう叫ぶ…
でも…
私はマイキーを抱きしめたまま。
マイキーを置いて…逃げれるわけがない。
この腕の中にいる人は…
私のかけがえのない人だ。
マイキーと約束した。
死ぬ時は……
一緒だと。