第5章
夢小説設定
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『俺の母さんがさ…言ったんだよ』
これは…いつの記憶?
『一虎は…父さんの味方か?母さんの味方か…って…』
苦しげにそう吐いた少年は……
一虎君?
『両方は選んじゃいけない。
俺は……なんて答えたらよかったんだよ。
俺は…どうすればよかったんだろうな。
六花…』
「………ん…」
ぽちゃん…と水の音がして…私は静かに瞳を開いた。
あれ……私……
ぼんやりした視界にうつったのは、天井から落ちてきて溜まった水溜まり。
またぽちゃん…と水が落ちて、私はハッとした。
「ここどこ……っいった…」
ばっ!と起き上がるとずきん、と走ったお腹の痛みに私は眉を寄せてしゃがみこむ…
『…悪いな六花…しばらく寝ててよ』
そうだ……私……一虎君に…
「ここ…どこ?」
周りを見渡すと、さっきマリナを助けに行った場所でないのは分かった。
「……何これ…」
腕を拘束する結束バンド…
私はそれを外そうと腕を捻ってみるが、まったく外れる気配はない…
どうしよう…そう考えているとふと私の耳に人の声が聞こえる。
聞こえるのは少し離れた窓の外からだ。
助けを呼べるかも!
私は手はそのままに立ち上がると窓の方に走った。
しかし、そこにあった光景に私は愕然とした。
嘘……
そこには…睨み合う2組のグループ。
対象的な黒と白…
東卍とバルバラだ。
ここって…今日の抗争場?
なんで私そんな所に連れて来られたの…
少し自分より背の高い窓から背伸びして外をなんとか覗き込む。
「!マイキー!」
東卍の中心にいるマイキーを見つけた。
『…安心しろよ。ここでお前は殺さない。
殺すのは……
マイキーの目の前でだ』
まさか……
たけみっちから聞いた未来の話を思い出す。
まんまと罠にはまった、という事?
マリナを使って…
「……逃げなきゃ…」
このままじゃ…
たけみっちが見た未来になってしまう。
私は周りを見渡して出口を探す。
早く……早くしないと…
焦りが私の額にじわりと汗を滲ませる。
その時だった……
ぎぃ……と扉が開く音がした。
「あ……」
入ってきたのは、白いバルハラの服を着た顔に刺繍が入ったスキンヘッドの男…
男は私を見ると、ニヤリと笑う。
「目覚めたか?お姫様……」
「っ!」
「…舞踏会の時間だぜ」
これは…いつの記憶?
『一虎は…父さんの味方か?母さんの味方か…って…』
苦しげにそう吐いた少年は……
一虎君?
『両方は選んじゃいけない。
俺は……なんて答えたらよかったんだよ。
俺は…どうすればよかったんだろうな。
六花…』
「………ん…」
ぽちゃん…と水の音がして…私は静かに瞳を開いた。
あれ……私……
ぼんやりした視界にうつったのは、天井から落ちてきて溜まった水溜まり。
またぽちゃん…と水が落ちて、私はハッとした。
「ここどこ……っいった…」
ばっ!と起き上がるとずきん、と走ったお腹の痛みに私は眉を寄せてしゃがみこむ…
『…悪いな六花…しばらく寝ててよ』
そうだ……私……一虎君に…
「ここ…どこ?」
周りを見渡すと、さっきマリナを助けに行った場所でないのは分かった。
「……何これ…」
腕を拘束する結束バンド…
私はそれを外そうと腕を捻ってみるが、まったく外れる気配はない…
どうしよう…そう考えているとふと私の耳に人の声が聞こえる。
聞こえるのは少し離れた窓の外からだ。
助けを呼べるかも!
私は手はそのままに立ち上がると窓の方に走った。
しかし、そこにあった光景に私は愕然とした。
嘘……
そこには…睨み合う2組のグループ。
対象的な黒と白…
東卍とバルバラだ。
ここって…今日の抗争場?
なんで私そんな所に連れて来られたの…
少し自分より背の高い窓から背伸びして外をなんとか覗き込む。
「!マイキー!」
東卍の中心にいるマイキーを見つけた。
『…安心しろよ。ここでお前は殺さない。
殺すのは……
マイキーの目の前でだ』
まさか……
たけみっちから聞いた未来の話を思い出す。
まんまと罠にはまった、という事?
マリナを使って…
「……逃げなきゃ…」
このままじゃ…
たけみっちが見た未来になってしまう。
私は周りを見渡して出口を探す。
早く……早くしないと…
焦りが私の額にじわりと汗を滲ませる。
その時だった……
ぎぃ……と扉が開く音がした。
「あ……」
入ってきたのは、白いバルハラの服を着た顔に刺繍が入ったスキンヘッドの男…
男は私を見ると、ニヤリと笑う。
「目覚めたか?お姫様……」
「っ!」
「…舞踏会の時間だぜ」