第5章
夢小説設定
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「…ここだ」
○✕建設はすでに廃業しているのか…人の気配はない。
…なんだか…田村君の時を思い出して嫌な気分になる…
私は周りに気をつけながらゆっくり中に進んでいく。
「マリナー!」
私の声が倉庫内に響く。
ここじゃないのかな…
さらに奥には違う倉庫があり、私はそっちに向かう。
窓ガラスが割れていて、バリバリ…と踏む度音がした。
「…!!マリナ!」
奥の倉庫を覗くと横向きに倒れている背中が見えて、私は慌てて駆け寄った。
「マリナ!マリナ!」
「………ぅ…」
マリナの体に触れて、頬を叩けば軽く反応があり、少しホッとする。
そうだ。警察…警察呼ばなきゃ。
そう思って携帯を取り出した私の耳に…聞き覚えのある音が聞こえた……
チリン…
という鈴の音のような音……
え…………
パリ、とガラスを踏む音がして、私はゆっくり振り返った……
「っ!!」
そこにいたのは…
「よっ、六花…奇遇だな。こんな所で会うなんて…」
ニッと笑った口元…でも、目は笑っていない…
「なん、で……ここに…なんでここにいるの…
一虎君」
自分の声が震えたのが分かった。
「六花ってさ…本当お人好し、だよな。
昔から…普通…こんな所まで助けにくるか?」
「…一虎君が…やったの?マリナに…何したの!」
「俺はなんもしてねぇよ。そいつは俺の仲間が六花をおびき出す為に連れてきただけだからな…」
「私を……おびき出す?」
「抗争までは…マイキーが目を光らせてなかなか近づけない。だから…抗争当日なら六花をおびき出せると思った。
仲間の為なら…ぜってぇ駆けつけて来ると思ったからな」
「な、なんの為に!?」
一虎君が楽しそうに笑うと…私に1歩近づいた。
「!っ離してっ!!」
手首を掴まれて、私はすぐに逃げようと後ろに下がろうとしたが一虎君の手はビクともしない。
ぎりっ…と強く握られた手首が痛くて顔を歪めた。
「…安心しろよ。ここでお前は殺さない。
殺すのは……
マイキーの目の前でだ」
「!!!……っうっ……っ」
お腹に走った痛み…
一虎君の拳が、私のお腹に入って…私の視界がグラりと歪んだ。
「…悪いな六花…しばらく寝ててよ」
そうはいた一虎君の言葉を最後に…私は完全に意識を失った。
マイキー………
○✕建設はすでに廃業しているのか…人の気配はない。
…なんだか…田村君の時を思い出して嫌な気分になる…
私は周りに気をつけながらゆっくり中に進んでいく。
「マリナー!」
私の声が倉庫内に響く。
ここじゃないのかな…
さらに奥には違う倉庫があり、私はそっちに向かう。
窓ガラスが割れていて、バリバリ…と踏む度音がした。
「…!!マリナ!」
奥の倉庫を覗くと横向きに倒れている背中が見えて、私は慌てて駆け寄った。
「マリナ!マリナ!」
「………ぅ…」
マリナの体に触れて、頬を叩けば軽く反応があり、少しホッとする。
そうだ。警察…警察呼ばなきゃ。
そう思って携帯を取り出した私の耳に…聞き覚えのある音が聞こえた……
チリン…
という鈴の音のような音……
え…………
パリ、とガラスを踏む音がして、私はゆっくり振り返った……
「っ!!」
そこにいたのは…
「よっ、六花…奇遇だな。こんな所で会うなんて…」
ニッと笑った口元…でも、目は笑っていない…
「なん、で……ここに…なんでここにいるの…
一虎君」
自分の声が震えたのが分かった。
「六花ってさ…本当お人好し、だよな。
昔から…普通…こんな所まで助けにくるか?」
「…一虎君が…やったの?マリナに…何したの!」
「俺はなんもしてねぇよ。そいつは俺の仲間が六花をおびき出す為に連れてきただけだからな…」
「私を……おびき出す?」
「抗争までは…マイキーが目を光らせてなかなか近づけない。だから…抗争当日なら六花をおびき出せると思った。
仲間の為なら…ぜってぇ駆けつけて来ると思ったからな」
「な、なんの為に!?」
一虎君が楽しそうに笑うと…私に1歩近づいた。
「!っ離してっ!!」
手首を掴まれて、私はすぐに逃げようと後ろに下がろうとしたが一虎君の手はビクともしない。
ぎりっ…と強く握られた手首が痛くて顔を歪めた。
「…安心しろよ。ここでお前は殺さない。
殺すのは……
マイキーの目の前でだ」
「!!!……っうっ……っ」
お腹に走った痛み…
一虎君の拳が、私のお腹に入って…私の視界がグラりと歪んだ。
「…悪いな六花…しばらく寝ててよ」
そうはいた一虎君の言葉を最後に…私は完全に意識を失った。
マイキー………