第5章
夢小説設定
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「……そっか…」
たけみっちが未来で聞いてきた話…
それはあまりにも…ショックが大きい話だった。
でも……
「……六花ちゃん、あの…」
「ごめんね、たけみっち」
「え?」
「…嫌だったよね。こんな話…話さなきゃならなくて…」
たけみっちは優しいから…
きっと凄くショックを受けたはずだ。
私にどう話そうか…
悩んでいたんだ。
私が傷つかないようにどう伝えるべきか…
「たけみっち…私は大丈夫だよ。
むしろ、今日知れてよかったって思う。
たけみっちのお陰だよ…」
「でも、もう明日なんだよ!…もし…未来と同じになったら…」
「明日…私は家から出ないようにする。
自分の身は守る。
ただ…圭介君を守るって計画は…私は抗争場には行けないから……
たけみっちに任せるしかない」
「うん。場地君にはさっき、気をつけて欲しいって話はしてきたんだ」
「…圭介君…大丈夫そうだった?」
「うん。千冬が稀咲の事聞いたけど…やっぱりそうだ、とは言わなかった。」
「巻き込みたくないと思ってるんだね…」
圭介君は1人で戦っている…
「たけみっちも…明日は十分に気をつけてね」
「うん」
バルハラ対東卍の決戦当日…
「いよいよ今日…か」
私は時計を見あげて落ちつかない気持ちでいた。
昨日の夜…
決戦前の集会が終わり、マイキーから電話があった。
東卍の皆に、圭介君とは喧嘩はしない、必ず連れ戻すと…宣言したと。
絶対勝って……圭介君と一緒に会いに来てくれると…
お願い。
必ず戻ってきて。
圭介君、たけみっち…マイキー…
私は祈るように手を握り合わせた。
その時だった…携帯が鳴って、私は大袈裟なぐらいびくりとする。
恐る恐る携帯を開いて、私はなんだ…と肩を撫で下ろした。
携帯に表示されたのはマリナ、の名前。
マリナとはたまに千冬君との恋愛相談、にのっていてよく電話がかかってきていた。
長い時は2時間以上話してる時も…
恋愛相談…とはいっても、ほぼマリナのもしも千冬君の彼女になったら…の妄想話なのだが…
でも純粋で可愛い所があるマリナ…
ついつい話を聞いてあげたくなる。
エマからしたらお人好し…らしいが。
「もしもし?マリナ?悪いんだけど今日は電話してる余裕が、」
「先輩!!助けて!」
「え?」
突然響いた声に私は瞳を開く。
「どうしたの!?」
「わかんない!!誰かに監禁された!」
「え!?」
「エマっちとハロウィンパレード行ってたらはぐれちゃって…探してたら知らない仮装した男に変な薬かがされたの!気づいたら変な倉庫みたいな場所にいて!足っ!足も手もしばられてっ!」
かなり慌てた様子からみて、冗談ではなさそうだ。
「ちょ、ちょっと待って!落ちついて、マリナ!
倉庫って言ったよね?どんな倉庫とか…周りを見たら何かヒントになるものはない?」
「えぇ!そんなの分かんないよー!…あっ!まって!これ…○✕建設、って書いてある看板!」
「分かった。ちょっと調べるから一旦切るよ」
ガラケーって不便だ。スマホなら電話したまま調べられるのに!と叫びたい。
携帯で○✕建設の場所を調べる。
かなり家から近い。
でも…
今日は外には出ない約束だ。
私はたけみっちに電話をかけた。
「……でない」
マイキーやけんちゃんにもかけたがやはり同じ。電源すら入っていない。
抗争前なんだから当たり前か…
この距離なら10分以内…
泣きながら電話をかけてきたマリナを放っておくわけにはいかない…
もしもの事があったら…
私はまた後悔する…
抗争場に行かなければ大丈夫。そう思って私は家を飛び出した。
この時の判断を恨むことになるとら知らずに……
たけみっちが未来で聞いてきた話…
それはあまりにも…ショックが大きい話だった。
でも……
「……六花ちゃん、あの…」
「ごめんね、たけみっち」
「え?」
「…嫌だったよね。こんな話…話さなきゃならなくて…」
たけみっちは優しいから…
きっと凄くショックを受けたはずだ。
私にどう話そうか…
悩んでいたんだ。
私が傷つかないようにどう伝えるべきか…
「たけみっち…私は大丈夫だよ。
むしろ、今日知れてよかったって思う。
たけみっちのお陰だよ…」
「でも、もう明日なんだよ!…もし…未来と同じになったら…」
「明日…私は家から出ないようにする。
自分の身は守る。
ただ…圭介君を守るって計画は…私は抗争場には行けないから……
たけみっちに任せるしかない」
「うん。場地君にはさっき、気をつけて欲しいって話はしてきたんだ」
「…圭介君…大丈夫そうだった?」
「うん。千冬が稀咲の事聞いたけど…やっぱりそうだ、とは言わなかった。」
「巻き込みたくないと思ってるんだね…」
圭介君は1人で戦っている…
「たけみっちも…明日は十分に気をつけてね」
「うん」
バルハラ対東卍の決戦当日…
「いよいよ今日…か」
私は時計を見あげて落ちつかない気持ちでいた。
昨日の夜…
決戦前の集会が終わり、マイキーから電話があった。
東卍の皆に、圭介君とは喧嘩はしない、必ず連れ戻すと…宣言したと。
絶対勝って……圭介君と一緒に会いに来てくれると…
お願い。
必ず戻ってきて。
圭介君、たけみっち…マイキー…
私は祈るように手を握り合わせた。
その時だった…携帯が鳴って、私は大袈裟なぐらいびくりとする。
恐る恐る携帯を開いて、私はなんだ…と肩を撫で下ろした。
携帯に表示されたのはマリナ、の名前。
マリナとはたまに千冬君との恋愛相談、にのっていてよく電話がかかってきていた。
長い時は2時間以上話してる時も…
恋愛相談…とはいっても、ほぼマリナのもしも千冬君の彼女になったら…の妄想話なのだが…
でも純粋で可愛い所があるマリナ…
ついつい話を聞いてあげたくなる。
エマからしたらお人好し…らしいが。
「もしもし?マリナ?悪いんだけど今日は電話してる余裕が、」
「先輩!!助けて!」
「え?」
突然響いた声に私は瞳を開く。
「どうしたの!?」
「わかんない!!誰かに監禁された!」
「え!?」
「エマっちとハロウィンパレード行ってたらはぐれちゃって…探してたら知らない仮装した男に変な薬かがされたの!気づいたら変な倉庫みたいな場所にいて!足っ!足も手もしばられてっ!」
かなり慌てた様子からみて、冗談ではなさそうだ。
「ちょ、ちょっと待って!落ちついて、マリナ!
倉庫って言ったよね?どんな倉庫とか…周りを見たら何かヒントになるものはない?」
「えぇ!そんなの分かんないよー!…あっ!まって!これ…○✕建設、って書いてある看板!」
「分かった。ちょっと調べるから一旦切るよ」
ガラケーって不便だ。スマホなら電話したまま調べられるのに!と叫びたい。
携帯で○✕建設の場所を調べる。
かなり家から近い。
でも…
今日は外には出ない約束だ。
私はたけみっちに電話をかけた。
「……でない」
マイキーやけんちゃんにもかけたがやはり同じ。電源すら入っていない。
抗争前なんだから当たり前か…
この距離なら10分以内…
泣きながら電話をかけてきたマリナを放っておくわけにはいかない…
もしもの事があったら…
私はまた後悔する…
抗争場に行かなければ大丈夫。そう思って私は家を飛び出した。
この時の判断を恨むことになるとら知らずに……