第5章
夢小説設定
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「……本当に…いいんだな」
「ああ」
頷いた一虎に稀咲はニヤリと笑うとメガネを光らせた…
「…六花は…場地もマイキーも狂わせちまう…
だから……」
『一虎君は…どっちも選ばなくていい。
一虎君は一虎君自身を選べばいい。
自分の為に…生きて。
って……私が言うなって感じだよね』
チリン…と風に揺れて一虎の耳飾りが揺れる。
六花の笑った顔が好きだった。
優しい声が…好きだった。
「…おい」
稀咲の声に、ハッとする一虎。
「大丈夫…なんだよな」
「……ああ。
六花は…マイキーと一緒に俺が始末してやる」
黒い針が…
ゆっくり…
ゆっくりと動き出した。
「……………」
たけみっちの表情に…私は苦笑いを浮かべた。
彼は本当に…感情が顔に出ちゃうなぁ…
たけみっちが未来から戻ったのは…バルハラとの抗争日1日前…
どんな報告があるかは分からないが…
でも、正直…もう何かできる時間は少ない…
昨日マイキーと話した事…
考えてくれてるといいんだけど。
私はオレンジジュースを1口飲んで、まだ一言も発さず下を向くたけみっちを見つめた。
多分……何か言い難い事が未来であったんだろう。
正直怖い。
でも
逃げる訳にはいかないんだ。
「…隙あり!」
「え?あ…」
私はたけみっちの目の前にあったケーキから苺を奪う。
「ほら、ボーッとしてたら大事なものとられちゃうぞ」
「六花ちゃん…むぐっ!」
にっ、と笑って私は苺をたけみっちの口にぽいっ、と入れた。
「えほっ!きゅ、急に何を…」
「あはは!ごめんごめん。だってたけみっち…怖い顔ずっとしてるから」
「そりゃあなるよ!だって……っ…」
「…たけみっち…私はたけみっちの相棒でしょ?…相棒に秘密事はなしだよ」
「………」
「言ったでしょ。私は一回死んでるんだよ?
だから…何があっても、何を聞いても…
大丈夫だから。
マイキーを守るためなら…私はなんだってするし、なんだって乗り越えてみせるから」
「六花ちゃん…」
私の瞳に、たけみっちはぎゅっ、と手を握りしめると…
決意したように私を見つめた。
「ああ」
頷いた一虎に稀咲はニヤリと笑うとメガネを光らせた…
「…六花は…場地もマイキーも狂わせちまう…
だから……」
『一虎君は…どっちも選ばなくていい。
一虎君は一虎君自身を選べばいい。
自分の為に…生きて。
って……私が言うなって感じだよね』
チリン…と風に揺れて一虎の耳飾りが揺れる。
六花の笑った顔が好きだった。
優しい声が…好きだった。
「…おい」
稀咲の声に、ハッとする一虎。
「大丈夫…なんだよな」
「……ああ。
六花は…マイキーと一緒に俺が始末してやる」
黒い針が…
ゆっくり…
ゆっくりと動き出した。
「……………」
たけみっちの表情に…私は苦笑いを浮かべた。
彼は本当に…感情が顔に出ちゃうなぁ…
たけみっちが未来から戻ったのは…バルハラとの抗争日1日前…
どんな報告があるかは分からないが…
でも、正直…もう何かできる時間は少ない…
昨日マイキーと話した事…
考えてくれてるといいんだけど。
私はオレンジジュースを1口飲んで、まだ一言も発さず下を向くたけみっちを見つめた。
多分……何か言い難い事が未来であったんだろう。
正直怖い。
でも
逃げる訳にはいかないんだ。
「…隙あり!」
「え?あ…」
私はたけみっちの目の前にあったケーキから苺を奪う。
「ほら、ボーッとしてたら大事なものとられちゃうぞ」
「六花ちゃん…むぐっ!」
にっ、と笑って私は苺をたけみっちの口にぽいっ、と入れた。
「えほっ!きゅ、急に何を…」
「あはは!ごめんごめん。だってたけみっち…怖い顔ずっとしてるから」
「そりゃあなるよ!だって……っ…」
「…たけみっち…私はたけみっちの相棒でしょ?…相棒に秘密事はなしだよ」
「………」
「言ったでしょ。私は一回死んでるんだよ?
だから…何があっても、何を聞いても…
大丈夫だから。
マイキーを守るためなら…私はなんだってするし、なんだって乗り越えてみせるから」
「六花ちゃん…」
私の瞳に、たけみっちはぎゅっ、と手を握りしめると…
決意したように私を見つめた。