第5章
夢小説設定
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「……ひろ」
部屋に入ったマイキーの第一声。
「マイキーの家の方が大きいよ」
「いや…マンションにしてらでけぇ…よ」
マイキーが私の家にいる…
自分で呼んでおいてなんだが…変な気分…
「はい、これ被ってて」
私は自分の部屋から毛布を持ってきて、マイキーの肩からかける。
「…六花の匂いがする」
「えっ!く、くさい?」
「んなワケねーだろ。…すっげぇ落ち着く」
そう言って毛布に包まるマイキーに恥ずかしくなる。
久々に会うからか…なんだかドキドキソワソワしてる自分。
今日は色々あって…不安が沢山出てきたけど、マイキーの顔を見たら、不思議と少し気持ちも落ち着く。
「…はい、ココア。熱いから気をつけてね」
「あつ…フーフーしてよ」
「…子供か…しょうがないな」
私は言われた通りココアを冷ます為に息をふきかける。
「…物が少ない家、だな」
「お父さんはほとんど会社で寝泊まりしてるからね…必要最低限のものしかないんだ」
「…さみしく…ねぇの」
「最初はね。でももう慣れた…。」
初めは…一人で迎える夜が怖くてしょうがなかった。
泣いた日もあった。
でもある日気づいたんだ…
泣いたって……誰も助けてはくれない。
誰も来てくれない。
私は
一人なんだと。
「マイキーの家に比べたらさ…この家はきっと…寂しくて、冷たい家に感じるんじゃないかな。」
「…俺ん家ってあったけーの?」
「うん。あったかいよ。エマやおじいちゃんの笑顔があって、家族がちゃんと大切に思いあって……
羨ましい…
朝起きて、おはよう。と返してくれる人がいて…たわいない話をできる人がいて、帰ったら…おかえりって…言ってくれる人がいる。
そんな普通が…私には羨ましい」
はい、冷めたよ。と渡したココアをマイキーはテーブルにおくと、私の手を掴む。
「六花…こっち来て」
マイキーは自分の前に私を座らせると、後ろから抱きしめる形で毛布で自分と一緒に包み込む。
暖かい…
「六花はさ…子供…何人ほしい」
「え?」
…急になんの話?
「あ、もちろん俺との、って話な」
「……子供、かあ…ん〜考えた事なかったけど……2人か3人…かな。
私、兄弟いなかったし、佐野家みたいに兄弟がいたら楽しそうだなぁって」
「そっか……じゃあ男か女かどっちがいい?」
「男の子!」
「なんでだよ」
「マイキーJrって名付けるから」
「……ぜってぇやだ」
顔は見えないが凄く嫌そうな顔をしてそうなマイキーに思わず笑う。
「…じゃあさ…もし将来…俺らに子供ができたら…家を買おうぜ」
「家?」
「そう。…海が見える家がいいな。小さくていいから、庭があってさ…そこに小さいブランコ置いてさ」
「ははは、具体的だね〜」
「六花が作ったお菓子を庭で皆んなで食べてさ……そんな…
あったかくて…
六花の…太陽みたいな笑顔が毎日溢れた…
そんな家。
作ろうぜ」
「マイキー…」
振り返ると、マイキーの優しい笑顔が見えた。
マイキーの優しさに…胸が熱くなる。
いつか…
本当にそんな日がきたなら…
どんなに幸せだろうか。
でも……
私は…
この先の未来に……
存在するのだろうか…
部屋に入ったマイキーの第一声。
「マイキーの家の方が大きいよ」
「いや…マンションにしてらでけぇ…よ」
マイキーが私の家にいる…
自分で呼んでおいてなんだが…変な気分…
「はい、これ被ってて」
私は自分の部屋から毛布を持ってきて、マイキーの肩からかける。
「…六花の匂いがする」
「えっ!く、くさい?」
「んなワケねーだろ。…すっげぇ落ち着く」
そう言って毛布に包まるマイキーに恥ずかしくなる。
久々に会うからか…なんだかドキドキソワソワしてる自分。
今日は色々あって…不安が沢山出てきたけど、マイキーの顔を見たら、不思議と少し気持ちも落ち着く。
「…はい、ココア。熱いから気をつけてね」
「あつ…フーフーしてよ」
「…子供か…しょうがないな」
私は言われた通りココアを冷ます為に息をふきかける。
「…物が少ない家、だな」
「お父さんはほとんど会社で寝泊まりしてるからね…必要最低限のものしかないんだ」
「…さみしく…ねぇの」
「最初はね。でももう慣れた…。」
初めは…一人で迎える夜が怖くてしょうがなかった。
泣いた日もあった。
でもある日気づいたんだ…
泣いたって……誰も助けてはくれない。
誰も来てくれない。
私は
一人なんだと。
「マイキーの家に比べたらさ…この家はきっと…寂しくて、冷たい家に感じるんじゃないかな。」
「…俺ん家ってあったけーの?」
「うん。あったかいよ。エマやおじいちゃんの笑顔があって、家族がちゃんと大切に思いあって……
羨ましい…
朝起きて、おはよう。と返してくれる人がいて…たわいない話をできる人がいて、帰ったら…おかえりって…言ってくれる人がいる。
そんな普通が…私には羨ましい」
はい、冷めたよ。と渡したココアをマイキーはテーブルにおくと、私の手を掴む。
「六花…こっち来て」
マイキーは自分の前に私を座らせると、後ろから抱きしめる形で毛布で自分と一緒に包み込む。
暖かい…
「六花はさ…子供…何人ほしい」
「え?」
…急になんの話?
「あ、もちろん俺との、って話な」
「……子供、かあ…ん〜考えた事なかったけど……2人か3人…かな。
私、兄弟いなかったし、佐野家みたいに兄弟がいたら楽しそうだなぁって」
「そっか……じゃあ男か女かどっちがいい?」
「男の子!」
「なんでだよ」
「マイキーJrって名付けるから」
「……ぜってぇやだ」
顔は見えないが凄く嫌そうな顔をしてそうなマイキーに思わず笑う。
「…じゃあさ…もし将来…俺らに子供ができたら…家を買おうぜ」
「家?」
「そう。…海が見える家がいいな。小さくていいから、庭があってさ…そこに小さいブランコ置いてさ」
「ははは、具体的だね〜」
「六花が作ったお菓子を庭で皆んなで食べてさ……そんな…
あったかくて…
六花の…太陽みたいな笑顔が毎日溢れた…
そんな家。
作ろうぜ」
「マイキー…」
振り返ると、マイキーの優しい笑顔が見えた。
マイキーの優しさに…胸が熱くなる。
いつか…
本当にそんな日がきたなら…
どんなに幸せだろうか。
でも……
私は…
この先の未来に……
存在するのだろうか…