第5章
夢小説設定
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稀咲はやっぱり…怖い男だと改めて思った。
はぁ…私はまたたけみっちの戻るのを待つしかできないのかなぁ…
圭介君は今も電話もメールも無視だし…
「六花」
「え?」
自宅マンションのエントランスに入ろうとした所で声を掛けられた。
暗闇に浮かんだ金色に私は驚く。
「え!?マイキー?」
そこには植木の横でしゃがんでるマイキーの姿。
声掛けられなきゃ通りすぎる所だった。
私は慌ててマイキーに駆け寄る。
「…さみぃ…」
「な、何してるの!」
「それはこっちのセリフ…電話しても出ねぇし…」
「あ…」
そうだ。長内の所に行く時に携帯切ったままだった…
「もしかしてずっと…待ってたの?」
「あ〜…2時間、ぐらいか」
「え!!嘘でしょ!」
あのマイキーが2時間も待ってるなんて…
マイキーの頬に手をあてると、かなり冷たい。真冬ではないが、マイキーは薄着だし…きっと寒かったはずだ。
「連絡とれねぇから心配した」
頬にあった手をマイキーが握る。
手まで冷たくなってる……
「ごめんね。マイキー…鼻水まで出て…」
「でてねぇよ。…っぐしっ」
マイキーがぶるっ、と震えてくしゃみをした。
「とりあえず、家入って。風邪引いたら大変だから」
「え?…い、いや…でも…親父さんが許してくれねぇだろ」
「あ、大丈夫。お父さん今、アメリカに出張行ってるから」
私はマイキーの手を引くとマンションの中に入った。
「また来たのか…たけみっち」
そう低い声と共にドラケン君は俺の前に座る。
ガラス越しに。
彼は今、死刑囚だからだ…
直人に無理を言って現代に戻った俺はまた再び東京拘置所にいるドラケン君を尋ねた。
確かめたいことがあるからだ。
「何度も押しかけちゃってすみません…ドラケン君」
「東京から出ろと言ったろ」
「1つだけ聞きたくて。12年前…総長不在の暴走族バルハラがいたのは覚えてますよね?
」
「ああ」
「そのトップは稀咲なんですか?」
「……いや、違う」
「え?」
「バルハラのトップは…
マイキーだ」
はぁ…私はまたたけみっちの戻るのを待つしかできないのかなぁ…
圭介君は今も電話もメールも無視だし…
「六花」
「え?」
自宅マンションのエントランスに入ろうとした所で声を掛けられた。
暗闇に浮かんだ金色に私は驚く。
「え!?マイキー?」
そこには植木の横でしゃがんでるマイキーの姿。
声掛けられなきゃ通りすぎる所だった。
私は慌ててマイキーに駆け寄る。
「…さみぃ…」
「な、何してるの!」
「それはこっちのセリフ…電話しても出ねぇし…」
「あ…」
そうだ。長内の所に行く時に携帯切ったままだった…
「もしかしてずっと…待ってたの?」
「あ〜…2時間、ぐらいか」
「え!!嘘でしょ!」
あのマイキーが2時間も待ってるなんて…
マイキーの頬に手をあてると、かなり冷たい。真冬ではないが、マイキーは薄着だし…きっと寒かったはずだ。
「連絡とれねぇから心配した」
頬にあった手をマイキーが握る。
手まで冷たくなってる……
「ごめんね。マイキー…鼻水まで出て…」
「でてねぇよ。…っぐしっ」
マイキーがぶるっ、と震えてくしゃみをした。
「とりあえず、家入って。風邪引いたら大変だから」
「え?…い、いや…でも…親父さんが許してくれねぇだろ」
「あ、大丈夫。お父さん今、アメリカに出張行ってるから」
私はマイキーの手を引くとマンションの中に入った。
「また来たのか…たけみっち」
そう低い声と共にドラケン君は俺の前に座る。
ガラス越しに。
彼は今、死刑囚だからだ…
直人に無理を言って現代に戻った俺はまた再び東京拘置所にいるドラケン君を尋ねた。
確かめたいことがあるからだ。
「何度も押しかけちゃってすみません…ドラケン君」
「東京から出ろと言ったろ」
「1つだけ聞きたくて。12年前…総長不在の暴走族バルハラがいたのは覚えてますよね?
」
「ああ」
「そのトップは稀咲なんですか?」
「……いや、違う」
「え?」
「バルハラのトップは…
マイキーだ」