第5章
夢小説設定
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たけみっちと千冬君はマイキーの所へ行き
私はその間に…ある人と近くのファミレスで待ち合わせていた。
「六花」
名前を呼ばれて顔を上げると見慣れた銀髪に手を振る。
「悪い。遅くなった」
「ううん、部活終わりにごめんね、三ツ谷君」
三ツ谷君は私の前に座る。
「急に呼び出されたからなんかあったのかと思ったわ。」
「…バルハラとの抗争前で大変だよね…」
「まぁ、な…場地の事があったから、東卍内はピリついてはいんな。特に壱番隊は…」
「そっか…」
隊長が急に敵側に行くってなったらそれは戸惑う、よね…
「で?聞きたいことってなんだ」
「……あのね…私、一虎君に会ったんだよね」
「えっ!」
驚く三ツ谷君。
「…一虎君が出所したって三ツ谷君達は知ってた?」
「ああ。ドラケンから聞かされた。…つか、なんで六花の所に…何もされてねぇよな?」
「それは平気。ただ……」
私は制服のスカートをぎゅっ、と握る。
「一虎君に…言われた。お前がマイキーを語るなって」
「え?」
「……ねぇ、三ツ谷君…私が記憶を無くして、東卍が結成されるまでの1年……
マイキーはどうしてた?」
私の問に、三ツ谷君が瞳を開く。
「……一虎に…何言われた」
「マイキーが、その1年間…感情もなく、生きてたって。やっと東卍が結成されて…マイキーらしく戻ったのに…それなのに…また私が現れて…」
「…………」
「……私…何も知らなくて…」
「…まぁ…なんつーんだろうな。たしかに…一虎が言ったように、六花が俺らを忘れたあと…
マイキーは様子がおかしかったのは事実だ。
でも、そんな廃人、みたいなのじゃなくて…
荒れてた、って方が正しいな。
わけわからず道端で喧嘩ふっかけるし、意見したら俺やドラケンにも殴りかかってくるし。
六花の名前を出そうものなら半殺しにしかねない…って感じだったな。」
その時を思い出しているのか、三ツ谷君が小さくため息をついた。
「…正直、俺らも戸惑った。六花がいねぇだけで、こんな風になっちまうのか…って。
小さな喧嘩は俺らの仲でもちょくちょくはあった。でも…六花が止めればマイキーは収まってたし、俺らの険悪な雰囲気もお前の存在がなんとかしてくれてたんだ。
マイキーにとって、六花は感情を包み込める存在だったんだよ…
六花がいなくなってから…マイキーにとってどれだけでっかい存在だったのか、俺らも初めて知った。
でもよ…だからって…一虎が言うようにその1年が六花のせいだなんて、マイキーも俺達も誰も思っちゃいねぇ。
六花が記憶を無くしちまった事も…しょうがねぇ事だったんだ。
誰にもどうしようもなかった事で…今更言ったってどうにもならねぇ。
だからってお前が責任を感じる必要もねぇし、今…マイキーの傍にいるなら…それで十分だろ」
たがら気にすんな…と言ってくれた三ツ谷君に、私は少し泣きそうになった。
「ありがとう……三ツ谷君。聞けて…よかった。」
マイキーを苦しませてしまった空白の1年…
たしかにもうどうする事もできない。
でも、だからこそ…
今のマイキーの傍を決して離れない。
それは未来の出来事と同じだ。
もう未来には戻れない。
だからこそ
あの未来にならないように今必死になってる。
もうマイキーを
悲しませないように
孤独にさせないように。
「にしても…一虎の奴、何考えてんだ…六花に急に会いに行くなんて…」
「分からない。…なんで一虎君は…マイキーをあんなに恨んでるんだろう。
大事な2年をマイキーに奪われたって言ってたけど…マイキーは一虎君の為に警察に掛け合ったりしたんだよね?
それなのに…なんで…」
私には彼の気持ちが理解できない。
「…さぁな。もう俺達にも一虎の気持ちはわかんねぇ…あいつは今、東卍を、マイキーを潰すことしか頭にねぇ。
俺達の言葉は…届かねぇんだ。
だから六花…お前も…気をつけろよ」
「え?」
「あいつが意味無くお前に会いに来たとは思えねぇ…だから…」
私はその間に…ある人と近くのファミレスで待ち合わせていた。
「六花」
名前を呼ばれて顔を上げると見慣れた銀髪に手を振る。
「悪い。遅くなった」
「ううん、部活終わりにごめんね、三ツ谷君」
三ツ谷君は私の前に座る。
「急に呼び出されたからなんかあったのかと思ったわ。」
「…バルハラとの抗争前で大変だよね…」
「まぁ、な…場地の事があったから、東卍内はピリついてはいんな。特に壱番隊は…」
「そっか…」
隊長が急に敵側に行くってなったらそれは戸惑う、よね…
「で?聞きたいことってなんだ」
「……あのね…私、一虎君に会ったんだよね」
「えっ!」
驚く三ツ谷君。
「…一虎君が出所したって三ツ谷君達は知ってた?」
「ああ。ドラケンから聞かされた。…つか、なんで六花の所に…何もされてねぇよな?」
「それは平気。ただ……」
私は制服のスカートをぎゅっ、と握る。
「一虎君に…言われた。お前がマイキーを語るなって」
「え?」
「……ねぇ、三ツ谷君…私が記憶を無くして、東卍が結成されるまでの1年……
マイキーはどうしてた?」
私の問に、三ツ谷君が瞳を開く。
「……一虎に…何言われた」
「マイキーが、その1年間…感情もなく、生きてたって。やっと東卍が結成されて…マイキーらしく戻ったのに…それなのに…また私が現れて…」
「…………」
「……私…何も知らなくて…」
「…まぁ…なんつーんだろうな。たしかに…一虎が言ったように、六花が俺らを忘れたあと…
マイキーは様子がおかしかったのは事実だ。
でも、そんな廃人、みたいなのじゃなくて…
荒れてた、って方が正しいな。
わけわからず道端で喧嘩ふっかけるし、意見したら俺やドラケンにも殴りかかってくるし。
六花の名前を出そうものなら半殺しにしかねない…って感じだったな。」
その時を思い出しているのか、三ツ谷君が小さくため息をついた。
「…正直、俺らも戸惑った。六花がいねぇだけで、こんな風になっちまうのか…って。
小さな喧嘩は俺らの仲でもちょくちょくはあった。でも…六花が止めればマイキーは収まってたし、俺らの険悪な雰囲気もお前の存在がなんとかしてくれてたんだ。
マイキーにとって、六花は感情を包み込める存在だったんだよ…
六花がいなくなってから…マイキーにとってどれだけでっかい存在だったのか、俺らも初めて知った。
でもよ…だからって…一虎が言うようにその1年が六花のせいだなんて、マイキーも俺達も誰も思っちゃいねぇ。
六花が記憶を無くしちまった事も…しょうがねぇ事だったんだ。
誰にもどうしようもなかった事で…今更言ったってどうにもならねぇ。
だからってお前が責任を感じる必要もねぇし、今…マイキーの傍にいるなら…それで十分だろ」
たがら気にすんな…と言ってくれた三ツ谷君に、私は少し泣きそうになった。
「ありがとう……三ツ谷君。聞けて…よかった。」
マイキーを苦しませてしまった空白の1年…
たしかにもうどうする事もできない。
でも、だからこそ…
今のマイキーの傍を決して離れない。
それは未来の出来事と同じだ。
もう未来には戻れない。
だからこそ
あの未来にならないように今必死になってる。
もうマイキーを
悲しませないように
孤独にさせないように。
「にしても…一虎の奴、何考えてんだ…六花に急に会いに行くなんて…」
「分からない。…なんで一虎君は…マイキーをあんなに恨んでるんだろう。
大事な2年をマイキーに奪われたって言ってたけど…マイキーは一虎君の為に警察に掛け合ったりしたんだよね?
それなのに…なんで…」
私には彼の気持ちが理解できない。
「…さぁな。もう俺達にも一虎の気持ちはわかんねぇ…あいつは今、東卍を、マイキーを潰すことしか頭にねぇ。
俺達の言葉は…届かねぇんだ。
だから六花…お前も…気をつけろよ」
「え?」
「あいつが意味無くお前に会いに来たとは思えねぇ…だから…」