第5章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一虎君がいなくなって…
私は放心状態だった。
学校に戻る気にもなれず…フラフラと目的もなく歩いていた…
「あれ?六花ちゃん?」
え?
ふと横からかかった声に私は振り返る。
そこには、公園のブランコに座っている、たけみっちと…
「千冬、君?」
一瞬、顔が傷だらけで分からなかったが…
壱番隊の副隊長の千冬君だった。
「えっ!千冬君、どうしたの!」
私は慌てて公園に入ると2人の元に走る。
「うす、六花さん」
「六花ちゃん学校じゃ……って俺らもか…」
「千冬君どうしたの!?凄い怪我してる!」
傷だらけの顔と、右目には眼帯まで…
相当殴られたのが分かる。
そこで私はハッとした。
『別に花垣武道には手は出してない。花垣には、ね』
「……もしかして…一虎君にされたの?」
私の言葉に2人は驚く。
「え?な、なんで…」
「……さっき、一虎君が私に会いに来た」
「「えっ!!??」」
2人の声がハモる。
「な、なんもされなかったっすか!?」
「う、うん…私は平気。でもたけみっちをバルハラのアジトに連れていったって聞いて……心配してたの。
何かあったんだろうとは思ったんだけど……
千冬君がやられたなんて…」
「ああ…俺は、これは違います」
「え?」
「やったのは場地君なんだ」
たけみっちの言葉に私は驚く。
圭介君が……なんで千冬君を…
「俺がバルハラのアジトについた時、すでに場地君に殴られてて…
東卍を、マイキー君を裏切る為の踏み絵だ、って…」
「そんな……圭介君は?」
「その代わりにバルハラの特攻服貰って、腕を通してた。
…一虎君と一緒にマイキー君を…潰すって」
「っ…」
『せいぜい残りの時間…マイキーと楽しく過ごせよ』
ぎゅっ、と手を握る。
「…でも、2人はここで何を…」
「あ…俺が今歩いてたら声かけられて…」
「丁度よかった…六花さんにも聞いてほしい事があって」
「私に?」
千冬君は真剣な瞳で私を見る。
「場地さんを…誤解しないでください」
「え?」
「場地さんは、稀咲の野郎の尻尾を掴むためにバルハラに入ったんすよ」
「!」
その言葉に、私とたけみっちは顔を見合わせる。
「だから俺を殴ってでもバルハラに入りたかった。…東卍を裏切ったわけじゃねぇ…」
「……圭介君が、そう言ったの?」
「いえ…でも俺には分かるんす。…あの人が何考えてるか。
ずっと傍にいたから…」
「千冬君…」
「だから…六花さんに場地さんを誤解をされたままなのは…なんか嫌で」
「え?…な、なんで?」
「……それは…俺の口からは言えないっすけど…
とにかく、場地さんがバルハラに入ったのには理由があって、稀咲はバルハラと繋がってる…場地さんが内部から稀咲を調べるなら…俺は外部から稀咲を調べようと思ってます」
「…たけみっちは……圭介君と一虎君の事件の事…聞いたの?」
「うん…マイキー君のお兄さんの事、だよね。六花ちゃんがなんで話を濁したのか分かったよ。」
「そっか…」
稀咲はバルハラと繋がっている…
そのバルハラと、マイキーのいる東卍をぶつからせて…どうするつもりなのだろう。
自分は東卍にいるのに…
私は放心状態だった。
学校に戻る気にもなれず…フラフラと目的もなく歩いていた…
「あれ?六花ちゃん?」
え?
ふと横からかかった声に私は振り返る。
そこには、公園のブランコに座っている、たけみっちと…
「千冬、君?」
一瞬、顔が傷だらけで分からなかったが…
壱番隊の副隊長の千冬君だった。
「えっ!千冬君、どうしたの!」
私は慌てて公園に入ると2人の元に走る。
「うす、六花さん」
「六花ちゃん学校じゃ……って俺らもか…」
「千冬君どうしたの!?凄い怪我してる!」
傷だらけの顔と、右目には眼帯まで…
相当殴られたのが分かる。
そこで私はハッとした。
『別に花垣武道には手は出してない。花垣には、ね』
「……もしかして…一虎君にされたの?」
私の言葉に2人は驚く。
「え?な、なんで…」
「……さっき、一虎君が私に会いに来た」
「「えっ!!??」」
2人の声がハモる。
「な、なんもされなかったっすか!?」
「う、うん…私は平気。でもたけみっちをバルハラのアジトに連れていったって聞いて……心配してたの。
何かあったんだろうとは思ったんだけど……
千冬君がやられたなんて…」
「ああ…俺は、これは違います」
「え?」
「やったのは場地君なんだ」
たけみっちの言葉に私は驚く。
圭介君が……なんで千冬君を…
「俺がバルハラのアジトについた時、すでに場地君に殴られてて…
東卍を、マイキー君を裏切る為の踏み絵だ、って…」
「そんな……圭介君は?」
「その代わりにバルハラの特攻服貰って、腕を通してた。
…一虎君と一緒にマイキー君を…潰すって」
「っ…」
『せいぜい残りの時間…マイキーと楽しく過ごせよ』
ぎゅっ、と手を握る。
「…でも、2人はここで何を…」
「あ…俺が今歩いてたら声かけられて…」
「丁度よかった…六花さんにも聞いてほしい事があって」
「私に?」
千冬君は真剣な瞳で私を見る。
「場地さんを…誤解しないでください」
「え?」
「場地さんは、稀咲の野郎の尻尾を掴むためにバルハラに入ったんすよ」
「!」
その言葉に、私とたけみっちは顔を見合わせる。
「だから俺を殴ってでもバルハラに入りたかった。…東卍を裏切ったわけじゃねぇ…」
「……圭介君が、そう言ったの?」
「いえ…でも俺には分かるんす。…あの人が何考えてるか。
ずっと傍にいたから…」
「千冬君…」
「だから…六花さんに場地さんを誤解をされたままなのは…なんか嫌で」
「え?…な、なんで?」
「……それは…俺の口からは言えないっすけど…
とにかく、場地さんがバルハラに入ったのには理由があって、稀咲はバルハラと繋がってる…場地さんが内部から稀咲を調べるなら…俺は外部から稀咲を調べようと思ってます」
「…たけみっちは……圭介君と一虎君の事件の事…聞いたの?」
「うん…マイキー君のお兄さんの事、だよね。六花ちゃんがなんで話を濁したのか分かったよ。」
「そっか…」
稀咲はバルハラと繋がっている…
そのバルハラと、マイキーのいる東卍をぶつからせて…どうするつもりなのだろう。
自分は東卍にいるのに…