第5章
夢小説設定
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「…………」
「…あの…六花ちゃん、大丈夫?」
次の日…学校終わりにたけみっちと待ち合わせてカフェに来ていた。
そこで、未来に戻った後の話をたけみっちに聞かされ……私は愕然としたのだ。
ヒナちゃんは生きていて…たけみっちは初めて大人のヒナちゃんと再会できた。
でも、その日……
ヒナちゃんが乗る車に後ろから車が突っ込んできて…
たけみっちの目の前でヒナちゃんは亡くなった。
しかも車を追突させたのはあのたけみっちの親友の敦君…
そして……何より私が1番ショックを受けたのがけんちゃんが……
「死刑囚……なんで…」
未来でけんちゃんが死刑囚になっているという事実だった。
8.3抗争でけんちゃんを救えば…未来はいい方向に変わるはずだったんじゃないの?
でも…
それだけじゃやっぱりダメだった。
「…稀咲鉄太……」
やっぱり彼をなんとかしなくてはいけなかったんだ。
「…うん。この前の集会はかなりビックリした。
なんで稀咲が……六花ちゃんは知ってたの?」
「……うん。たけみっちが未来に帰った後…会ったの。
急すぎて…私、過呼吸起こしちゃって…」
「え!?大丈夫なの!?…でも…そりゃそうなる、よね。
…自分を……その…」
言いにくそうにするたけみっち。
「大丈夫。…もう平気だから。」
「六花ちゃん…」
「乗り越えなきゃ…マイキーを守れない」
怖い、なんて言っていられない。
今の稀咲は12年後の稀咲じゃないんだ。
「……あ、あのさ…じつは…その……もう1つ報告する事があって」
「報告?」
「会ったん、だよね…未来の…六花ちゃんに…」
「え……」
未来の………私?
「え?会ったって……じゃあ、私…」
生きて、るの?
「うん。生きてる……でも…」
たけみっちがまた言いにくそうに視線を下に下げる。
「………」
その表情に良い報告ではない事を察する。
「未来の私は…たけみっちとお酒を飲みかわしてた?」
「…………」
そう言った私にたけみっちは泣きそうで…
私は眉を下げると、ちょっと困ったように笑った。
「たけみっちは…表情にすぐ出ちゃうね」
「っ……ごめんっ…」
ぐすっ…と鼻を啜って、腕で涙を拭うたけみっち。
「…たけみっち。私は大丈夫だよ。だから泣かないで。」
そう言った私にたけみっちは涙を拭いながら、未来でみた私について、話してくれた…
「…あの…六花ちゃん、大丈夫?」
次の日…学校終わりにたけみっちと待ち合わせてカフェに来ていた。
そこで、未来に戻った後の話をたけみっちに聞かされ……私は愕然としたのだ。
ヒナちゃんは生きていて…たけみっちは初めて大人のヒナちゃんと再会できた。
でも、その日……
ヒナちゃんが乗る車に後ろから車が突っ込んできて…
たけみっちの目の前でヒナちゃんは亡くなった。
しかも車を追突させたのはあのたけみっちの親友の敦君…
そして……何より私が1番ショックを受けたのがけんちゃんが……
「死刑囚……なんで…」
未来でけんちゃんが死刑囚になっているという事実だった。
8.3抗争でけんちゃんを救えば…未来はいい方向に変わるはずだったんじゃないの?
でも…
それだけじゃやっぱりダメだった。
「…稀咲鉄太……」
やっぱり彼をなんとかしなくてはいけなかったんだ。
「…うん。この前の集会はかなりビックリした。
なんで稀咲が……六花ちゃんは知ってたの?」
「……うん。たけみっちが未来に帰った後…会ったの。
急すぎて…私、過呼吸起こしちゃって…」
「え!?大丈夫なの!?…でも…そりゃそうなる、よね。
…自分を……その…」
言いにくそうにするたけみっち。
「大丈夫。…もう平気だから。」
「六花ちゃん…」
「乗り越えなきゃ…マイキーを守れない」
怖い、なんて言っていられない。
今の稀咲は12年後の稀咲じゃないんだ。
「……あ、あのさ…じつは…その……もう1つ報告する事があって」
「報告?」
「会ったん、だよね…未来の…六花ちゃんに…」
「え……」
未来の………私?
「え?会ったって……じゃあ、私…」
生きて、るの?
「うん。生きてる……でも…」
たけみっちがまた言いにくそうに視線を下に下げる。
「………」
その表情に良い報告ではない事を察する。
「未来の私は…たけみっちとお酒を飲みかわしてた?」
「…………」
そう言った私にたけみっちは泣きそうで…
私は眉を下げると、ちょっと困ったように笑った。
「たけみっちは…表情にすぐ出ちゃうね」
「っ……ごめんっ…」
ぐすっ…と鼻を啜って、腕で涙を拭うたけみっち。
「…たけみっち。私は大丈夫だよ。だから泣かないで。」
そう言った私にたけみっちは涙を拭いながら、未来でみた私について、話してくれた…