第5章
夢小説設定
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なんで俺は……
こんなにも六花が好きなんだろう…
別に寄ってくる女なんて正直いっぱいいるし、
六花が俺の女だと知れば大抵が意外そうな顔をする。
無敵のマイキーの女、として見たら…
六花はあまりにもか弱くて、不良や喧嘩なんかとは無縁に見えるからだ。
マリナと付き合ってた時は、ああ…マイキーっぽいな、なんて言われていたが…
でも……
六花は本当はすげぇ強いんだ。
曲げられない信念の為には平気で危ない事をするし、仲間のためなら全力で助けようとする。
8.3抗争がいい例だ。
自分よりデカいけんちんを助けようとしたり、たけみっち殴ったり…仲間のために必死になる。
そういえば…
エマが同級生にいじめられた時も…キレて怒鳴りに行ってたっけな…
仲間が傷つけられるのを何よりも嫌い、仲間が傷ついたら同じように泣いちまう。
自分より他の為…
どこまでも真っ直ぐで……純粋。
そんな六花だからこそ
俺の黒い心をその心で受け止めて…俺ごと抱きしめてくれる。
俺が六花を好きな理由。
そんなの…1つの言葉にはきっと表せない。
ただ……言えるのは…
俺には六花が絶対必要で、何にも変えられない…掛け替えのない大事なものだという事。
誰にも渡さない。
誰にも触れさせたくない。
俺だけのものだ…
場地のした事は腹が立つ。
でも…
六花や場地を責める気はない。
今回の場地の東卍抜けの件で…六花は心を痛めているはずだ…
だから…
「…あいつは……本当何考えてんだかわかんねぇな」
「え?……あ……う、うん」
俺から返ってきた意外な返答に六花は驚いた顔をする。
てっきり、隙を見せんな、とか言われると思ったんだろう。
場地じゃなければ言ってたかもな…
「抱き締められた以外になんもされてねぇだろうな?」
「さ、されてないよ!ってか、圭介君が私にそんな事しないから!」
ああ…やっぱ、これは完全に気づいてない感じだな。
「……やっぱざまぁみろ、だな場地」
「え?」
「いや…なんでもねぇ」
首を傾げた六花を抱きしめて、その柔らかな頬に口付けた。
「寒くなってきたな…そろそろ帰るか」
「うん。あ…特攻服!」
特攻服を返そうとした六花の手をとめる。
「いいから、帰るまで着とけ」
そう言って前を閉めてやると六花はじーっと特攻服を見つめる。
「えへ、どう?似合う?特攻服!東卍総長です!…なんて」
手を広げて笑う六花に俺はフッと笑みを浮かべた。
…どんだけ可愛いんだよ。
「…全然似合ってねぇ。貫禄なし」
「厳し」
「だから、そんなに欲しいなら三ツ谷にピンクのやつを、」
「いらないから!」
六花……
俺はいつか自分が黒い闇に飲み込まれちまうんじゃないかってたまに不安になる。
でも…
その不安を取り除くのは、いつも六花の笑顔だ。
だから六花……
ずっと
ずっと俺の傍で笑っててくれ。
「六花……」
ピ、ピ…と機械音がする病室…
閉じた彼女の瞳は呼んでも開く事は無い。
そっ…と手を握れば温もりを感じる。
六花は生きてる…
でももう…
手を握り返してはくれない。
太陽のような笑顔で笑って…
『マイキー』
そう名前を呼んではくれない。
「……六花…ごめん。ごめん…っ」
あの時お前を守ってやれなかった。
真っ逆さまに落ちてゆく体…
背中から流れた血と彼女の細い体に刺さったナイフ…
最後に呼んだ…俺の名前。
ゆっくり閉じていく瞳…
思い出す度に…悔しくて…どうしようもなくなる。
12年前のあの日が近づいてくると、いつも思い出しちまう。
六花が…目を覚まさなくなった
あの血のハロウィンの日を…
「六花…約束した、よな。」
そっと六花の首にかかったシルバーリングに触れる。
「死ぬ時は…一緒だって。俺も…すぐそっちに逝くから…だから…
ずっと一緒だ。
六花」
こんなにも六花が好きなんだろう…
別に寄ってくる女なんて正直いっぱいいるし、
六花が俺の女だと知れば大抵が意外そうな顔をする。
無敵のマイキーの女、として見たら…
六花はあまりにもか弱くて、不良や喧嘩なんかとは無縁に見えるからだ。
マリナと付き合ってた時は、ああ…マイキーっぽいな、なんて言われていたが…
でも……
六花は本当はすげぇ強いんだ。
曲げられない信念の為には平気で危ない事をするし、仲間のためなら全力で助けようとする。
8.3抗争がいい例だ。
自分よりデカいけんちんを助けようとしたり、たけみっち殴ったり…仲間のために必死になる。
そういえば…
エマが同級生にいじめられた時も…キレて怒鳴りに行ってたっけな…
仲間が傷つけられるのを何よりも嫌い、仲間が傷ついたら同じように泣いちまう。
自分より他の為…
どこまでも真っ直ぐで……純粋。
そんな六花だからこそ
俺の黒い心をその心で受け止めて…俺ごと抱きしめてくれる。
俺が六花を好きな理由。
そんなの…1つの言葉にはきっと表せない。
ただ……言えるのは…
俺には六花が絶対必要で、何にも変えられない…掛け替えのない大事なものだという事。
誰にも渡さない。
誰にも触れさせたくない。
俺だけのものだ…
場地のした事は腹が立つ。
でも…
六花や場地を責める気はない。
今回の場地の東卍抜けの件で…六花は心を痛めているはずだ…
だから…
「…あいつは……本当何考えてんだかわかんねぇな」
「え?……あ……う、うん」
俺から返ってきた意外な返答に六花は驚いた顔をする。
てっきり、隙を見せんな、とか言われると思ったんだろう。
場地じゃなければ言ってたかもな…
「抱き締められた以外になんもされてねぇだろうな?」
「さ、されてないよ!ってか、圭介君が私にそんな事しないから!」
ああ…やっぱ、これは完全に気づいてない感じだな。
「……やっぱざまぁみろ、だな場地」
「え?」
「いや…なんでもねぇ」
首を傾げた六花を抱きしめて、その柔らかな頬に口付けた。
「寒くなってきたな…そろそろ帰るか」
「うん。あ…特攻服!」
特攻服を返そうとした六花の手をとめる。
「いいから、帰るまで着とけ」
そう言って前を閉めてやると六花はじーっと特攻服を見つめる。
「えへ、どう?似合う?特攻服!東卍総長です!…なんて」
手を広げて笑う六花に俺はフッと笑みを浮かべた。
…どんだけ可愛いんだよ。
「…全然似合ってねぇ。貫禄なし」
「厳し」
「だから、そんなに欲しいなら三ツ谷にピンクのやつを、」
「いらないから!」
六花……
俺はいつか自分が黒い闇に飲み込まれちまうんじゃないかってたまに不安になる。
でも…
その不安を取り除くのは、いつも六花の笑顔だ。
だから六花……
ずっと
ずっと俺の傍で笑っててくれ。
「六花……」
ピ、ピ…と機械音がする病室…
閉じた彼女の瞳は呼んでも開く事は無い。
そっ…と手を握れば温もりを感じる。
六花は生きてる…
でももう…
手を握り返してはくれない。
太陽のような笑顔で笑って…
『マイキー』
そう名前を呼んではくれない。
「……六花…ごめん。ごめん…っ」
あの時お前を守ってやれなかった。
真っ逆さまに落ちてゆく体…
背中から流れた血と彼女の細い体に刺さったナイフ…
最後に呼んだ…俺の名前。
ゆっくり閉じていく瞳…
思い出す度に…悔しくて…どうしようもなくなる。
12年前のあの日が近づいてくると、いつも思い出しちまう。
六花が…目を覚まさなくなった
あの血のハロウィンの日を…
「六花…約束した、よな。」
そっと六花の首にかかったシルバーリングに触れる。
「死ぬ時は…一緒だって。俺も…すぐそっちに逝くから…だから…
ずっと一緒だ。
六花」