第5章
夢小説設定
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たけみっちが圭介君を連れ戻したら、稀咲を東卍から追い出してくれると約束してくれた。
これはなんとかたけみっちと協力して…圭介君を連れ戻さなきゃ。
作戦会議だ。
でも…その前に……私はまず目の前の彼をどうすべきか頭を抱えていた。
「あ、あの……お、怒ってる…よね」
さっきから何も言わないマイキーに私は小さくため息。
昨日、集会に来るなと言われた約束をたった数日で破った私…
そりゃ、怒るよね…
「…ごめん、マイキー。約束破って」
そう謝ってみたが…マイキーは何も言わないまま、ただ夜の海を見つめたまま……
困ったな…
にしても……寒っ…
10月の夜の海はやっぱり冷えるな…
ぶるっ、と体が震えた。
そんな私にマイキーはやっと振りかえると自分の肩にあった特攻服を脱ぐと私にかける。
「え!!い、いいよ!マイキーが風邪引いちゃうよ!」
特攻服の下はTシャツ1枚のマイキー。
「んな、ヤワじゃねぇよ」
「でも……特攻服は、大切なものだし……
命と同じ、なんでしょ?」
この前、そんな話をしていたし…
「……東卍にとっては、な。
俺にとっての命は……お前だ。六花」
え?
マイキーの瞳が真っ直ぐ私を見つめる。
「お前は、俺の心臓と同じだ。
六花が消えたら、俺も消える。
だから……」
海風が頬を掠める。
「死ぬ時は一緒だ。六花」
ドクン、と心臓が鳴った。
マイキーの暗い漆黒の瞳に飲み込まれそうになる…
普通恋人にこんな事言われたら、ちょっと怖いと感じる人が多数かもしれない…
でも私は……
嬉しかった。
12年後の未来で…私は突然マイキーと会えなくなってしまった。
あんな形で別れる事が…どれだけ辛く、苦しいものか知った。
もう二度と…マイキーを苦しめる事はしたくない。
だから…
もしマイキーと一緒に死ぬるなら…
マイキーが望むならそれは本望だ。
本気でそう思う。
私はどこまでも…
あなたと落ちてゆく覚悟がある。
「…六花…メビウスとの抗争が終わるまで、頼むから大人しくしてろ。」
「……分かった。
でも……圭介君の事は、やっぱりほおっておけない。
だって……圭介君は……私にとって東卍云々じゃなく、大切な友達だから。」
「………」
「大切な人達が喧嘩するのは…やっぱり辛いから…だから…」
「…場地の事は…たけみっちに一先ず託した。
…どうなるかは分かんねぇけど…
俺は場地と喧嘩するつもりはねぇよ。
あいつは……大切な仲間だ」
「マイキー…」
その言葉に少し安心した。
「…さっき場地と話したんだろ?なんか言ってたか?」
「え?…えっと……」
抱き締められた……とはさすがに言えない…
「よく分からないんだけど…マイキーと同じ事言ってた。
抗争が終わるまでは東卍に関わるな、って。
あと……マイキーの傍を離れるな、とか…言ってたかな」
その言葉の意味は…よく分からない。
マイキーは何か考えているのか返答はなく…
視線を私に戻すと、ぎゅっ、と抱き締められた。
「?マイキー…?」
突然、どうしたのだろう…
マイキーの表情が分からないからどうしていいか分からずとりあえず、いつものように彼の背に手を回す。
これはなんとかたけみっちと協力して…圭介君を連れ戻さなきゃ。
作戦会議だ。
でも…その前に……私はまず目の前の彼をどうすべきか頭を抱えていた。
「あ、あの……お、怒ってる…よね」
さっきから何も言わないマイキーに私は小さくため息。
昨日、集会に来るなと言われた約束をたった数日で破った私…
そりゃ、怒るよね…
「…ごめん、マイキー。約束破って」
そう謝ってみたが…マイキーは何も言わないまま、ただ夜の海を見つめたまま……
困ったな…
にしても……寒っ…
10月の夜の海はやっぱり冷えるな…
ぶるっ、と体が震えた。
そんな私にマイキーはやっと振りかえると自分の肩にあった特攻服を脱ぐと私にかける。
「え!!い、いいよ!マイキーが風邪引いちゃうよ!」
特攻服の下はTシャツ1枚のマイキー。
「んな、ヤワじゃねぇよ」
「でも……特攻服は、大切なものだし……
命と同じ、なんでしょ?」
この前、そんな話をしていたし…
「……東卍にとっては、な。
俺にとっての命は……お前だ。六花」
え?
マイキーの瞳が真っ直ぐ私を見つめる。
「お前は、俺の心臓と同じだ。
六花が消えたら、俺も消える。
だから……」
海風が頬を掠める。
「死ぬ時は一緒だ。六花」
ドクン、と心臓が鳴った。
マイキーの暗い漆黒の瞳に飲み込まれそうになる…
普通恋人にこんな事言われたら、ちょっと怖いと感じる人が多数かもしれない…
でも私は……
嬉しかった。
12年後の未来で…私は突然マイキーと会えなくなってしまった。
あんな形で別れる事が…どれだけ辛く、苦しいものか知った。
もう二度と…マイキーを苦しめる事はしたくない。
だから…
もしマイキーと一緒に死ぬるなら…
マイキーが望むならそれは本望だ。
本気でそう思う。
私はどこまでも…
あなたと落ちてゆく覚悟がある。
「…六花…メビウスとの抗争が終わるまで、頼むから大人しくしてろ。」
「……分かった。
でも……圭介君の事は、やっぱりほおっておけない。
だって……圭介君は……私にとって東卍云々じゃなく、大切な友達だから。」
「………」
「大切な人達が喧嘩するのは…やっぱり辛いから…だから…」
「…場地の事は…たけみっちに一先ず託した。
…どうなるかは分かんねぇけど…
俺は場地と喧嘩するつもりはねぇよ。
あいつは……大切な仲間だ」
「マイキー…」
その言葉に少し安心した。
「…さっき場地と話したんだろ?なんか言ってたか?」
「え?…えっと……」
抱き締められた……とはさすがに言えない…
「よく分からないんだけど…マイキーと同じ事言ってた。
抗争が終わるまでは東卍に関わるな、って。
あと……マイキーの傍を離れるな、とか…言ってたかな」
その言葉の意味は…よく分からない。
マイキーは何か考えているのか返答はなく…
視線を私に戻すと、ぎゅっ、と抱き締められた。
「?マイキー…?」
突然、どうしたのだろう…
マイキーの表情が分からないからどうしていいか分からずとりあえず、いつものように彼の背に手を回す。