第5章
夢小説設定
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「六花、マイキーがお前呼んで来いって」
けんちゃんが階段の上を見上げる。
「集会は?」
「あんな状況だしな、もう解散した。」
「…そうだ!!たけみっち!」
「あ、おい!」
私はふと思い出して、慌てて階段を駆け上がる。
私の感が当たっていれば……たけみっちはもしかして……
「たけみっち!」
階段を駆け上がると東卍のメンバーはもうおらず…石段の所に座ってるマイキーと…
仰向けに倒れてるたけみっちの姿。
「え!な、なんでたけみっち倒れて…」
「……あの後稀咲に殴られて意識飛ばした」
「え!?」
不機嫌そうなマイキーの顔…
それに、うっ…と思いながらも私は近くの手洗い場でハンカチを濡らしてくる。
たけみっちの頭を持ち上げて自分の膝の上に乗せた。
「……別にそこら辺に転がしとけばそのうち目ぇ覚ますだろ」
「そうかもしれないけど…寝転ばしておくわけには…」
そう言った私にマイキーは頬杖をつくと、明らかに不機嫌そう…
「てか…俺もまだ六花に膝枕、してもらった事ねぇんだけど?」
「…な、何言ってるの……」
今はそんな事言ってる場合では…とちょっと呆れる。
「…六花は本当…言う事聞かねぇのな」
「うっ…」
集会に来た事、だよね…
「…いやぁ……月があんまり綺麗だから〜」
「出禁だっつったよな」
そ、そんなに睨まなくても……
私はマイキーの視線から逃れるように、たけみっちの頬にハンカチをそっとあてる。
「…ん…」
「!たけみっち?」
たけみっちの瞳がうっすら開く…
「……ん…あ、れ?俺…なんで…
え…六花、ちゃん…?」
「うん。たけみっち…大丈夫?」
たけみっちは瞳に私をハッキリ映し出すと…バッと起き上がる。
そして…
「六花ちゃん!!」
「っきゃっ!」
急にたけみっちが抱きついてきてびっくり…
な、な、な、何!?
「六花ちゃん!よかった…ちゃんと生きてる」
え?
その言葉に、私は確信した。
彼は……
26歳のたけみっちだ。
戻って来たんだ。
そう思ったら…どこか少し、安心している自分がいる。
でも、すっかり忘れていた……
「…あ、あの…たけみっち………
そ……そろそろ…離れた方が……」
身のためかと…
とんとん、と背を叩いた私にたけみっちが私の上に視線をあげると、ヒッ!!と慌てて私から離れた。
そこには…
「…たけみっち……お前……」
今にもたけみっちを殺しそうな勢いの瞳で見下ろすマイキーの姿。
「死にてぇみてぇだな」
「すすすすすみません!!!つ、つい!感極まって!」
マイキーがいる事に気づいていなかったようだ。
けんちゃんが階段の上を見上げる。
「集会は?」
「あんな状況だしな、もう解散した。」
「…そうだ!!たけみっち!」
「あ、おい!」
私はふと思い出して、慌てて階段を駆け上がる。
私の感が当たっていれば……たけみっちはもしかして……
「たけみっち!」
階段を駆け上がると東卍のメンバーはもうおらず…石段の所に座ってるマイキーと…
仰向けに倒れてるたけみっちの姿。
「え!な、なんでたけみっち倒れて…」
「……あの後稀咲に殴られて意識飛ばした」
「え!?」
不機嫌そうなマイキーの顔…
それに、うっ…と思いながらも私は近くの手洗い場でハンカチを濡らしてくる。
たけみっちの頭を持ち上げて自分の膝の上に乗せた。
「……別にそこら辺に転がしとけばそのうち目ぇ覚ますだろ」
「そうかもしれないけど…寝転ばしておくわけには…」
そう言った私にマイキーは頬杖をつくと、明らかに不機嫌そう…
「てか…俺もまだ六花に膝枕、してもらった事ねぇんだけど?」
「…な、何言ってるの……」
今はそんな事言ってる場合では…とちょっと呆れる。
「…六花は本当…言う事聞かねぇのな」
「うっ…」
集会に来た事、だよね…
「…いやぁ……月があんまり綺麗だから〜」
「出禁だっつったよな」
そ、そんなに睨まなくても……
私はマイキーの視線から逃れるように、たけみっちの頬にハンカチをそっとあてる。
「…ん…」
「!たけみっち?」
たけみっちの瞳がうっすら開く…
「……ん…あ、れ?俺…なんで…
え…六花、ちゃん…?」
「うん。たけみっち…大丈夫?」
たけみっちは瞳に私をハッキリ映し出すと…バッと起き上がる。
そして…
「六花ちゃん!!」
「っきゃっ!」
急にたけみっちが抱きついてきてびっくり…
な、な、な、何!?
「六花ちゃん!よかった…ちゃんと生きてる」
え?
その言葉に、私は確信した。
彼は……
26歳のたけみっちだ。
戻って来たんだ。
そう思ったら…どこか少し、安心している自分がいる。
でも、すっかり忘れていた……
「…あ、あの…たけみっち………
そ……そろそろ…離れた方が……」
身のためかと…
とんとん、と背を叩いた私にたけみっちが私の上に視線をあげると、ヒッ!!と慌てて私から離れた。
そこには…
「…たけみっち……お前……」
今にもたけみっちを殺しそうな勢いの瞳で見下ろすマイキーの姿。
「死にてぇみてぇだな」
「すすすすすみません!!!つ、つい!感極まって!」
マイキーがいる事に気づいていなかったようだ。