第5章
夢小説設定
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「…いない、か」
この数日…圭介君が行きそうな場所を探してみたがやはりいない。
と言っても、ペットショップと図書館、学校、ぐらいしか圭介君の行動範囲を知らないから探した、とは言えないが……
千冬君に聞いたら何か分かるかな…
「行くぞ!たけみっち」
「!」
背後で聞き覚えのある声がして振り返る。
そこには見慣れた金の髪…
え?マイキー?
なんでこんな所に…
マイキーが出てきたのは銭湯のようだ。
そういえばけんちゃんとたまに行くって話してたっけ…
マイキーに続いて出てきたのはけんちゃんとたけみっち。
あれ?たけみっちも一緒…?
珍しい組み合わせだな…
って…
「なんで、私隠れたんだろ…」
近くのお店の看板裏に思わず隠れてしまった。
周りの視線が痛い…
普通に話しかければいいのだが…
でも、マイキーもけんちゃんも特攻服を着てるから…きっと今から集会なんだ。
…もしかして…
『次の集会で、俺を正式に参番隊の隊長だと…発言してください』
もしかして…今日の集会で稀咲の就任が決まるのだろうか?
どうしよう…このままついて行く?
でもマイキーには出禁を言われてるし…
見つかったら多分怒るよね。
それに…
稀咲にまた会うことにもなる。
…正直嫌だ。
怖い。
でも…
歩き出すマイキーの後ろ姿を見つめて首につけているシルバーの指輪を握る。
そんな事言ってる場合じゃないよね…
マイキーを守るには、稀咲と近づかなければ…
マイキー達に気づかれないように後をつけて武蔵神社まで来た。
我ながら尾行の才能があるかも…
上まで石段を上がって鳥居の柱にさっ、と身を隠す。
「これより!東京卍會、参番隊隊長任命式を始める!」
ああ…やっぱり今日なんだ…
その事実に落胆する。
…間に合わなかった悔しさに手を握りしめた。
けんちゃんの言葉に当然東卍内はざわつく。
誰がぱー君の代わりを務めるのか皆気になるのは当たり前だ。
「ぺーやん?」
「それはねぇだろ。」
「ドラケン君襲った奴が隊長になるか?」
「ねぇな」
「じゃあ誰だよ」
「おれ?」
「あるわけねぇだろ」
そのザワつく声をかき消すように前に立ったマイキーの声が響く。
「参番隊隊長!前に出ろ!」
その声と共に、じゃり…と砂を踏む音がしてその人物が動く。
私はごくりと息をのむ。
「行くぞ」
「はい!」
参番隊の新隊長…
東卍の特攻服に身を包み…
稀咲はもう1人の背の高い男を連れて列の間を抜けるとマイキーとけんちゃんに背を向ける形で石段の下にどかっ、と座った。
その行動に周りがざわつく。
「な、なんだあいつ!」
「有り得なくねぇ?」
「総長に背向けて座りやがった!!」
「何だてめぇ!!」
「この野郎!調子乗ってんじゃねえぞ!」
東卍内から野次が飛ぶ。
「おい、挨拶しねぇのか?」
「なんなんだ?あの野郎」
「よく聞け!テメーら!」
稀咲が連れてきた鼻の上に傷がある背の高い男が声を上げる。
「俺の後ろに座ってる方が、親参番隊隊長、稀咲鉄太だ!!」
この数日…圭介君が行きそうな場所を探してみたがやはりいない。
と言っても、ペットショップと図書館、学校、ぐらいしか圭介君の行動範囲を知らないから探した、とは言えないが……
千冬君に聞いたら何か分かるかな…
「行くぞ!たけみっち」
「!」
背後で聞き覚えのある声がして振り返る。
そこには見慣れた金の髪…
え?マイキー?
なんでこんな所に…
マイキーが出てきたのは銭湯のようだ。
そういえばけんちゃんとたまに行くって話してたっけ…
マイキーに続いて出てきたのはけんちゃんとたけみっち。
あれ?たけみっちも一緒…?
珍しい組み合わせだな…
って…
「なんで、私隠れたんだろ…」
近くのお店の看板裏に思わず隠れてしまった。
周りの視線が痛い…
普通に話しかければいいのだが…
でも、マイキーもけんちゃんも特攻服を着てるから…きっと今から集会なんだ。
…もしかして…
『次の集会で、俺を正式に参番隊の隊長だと…発言してください』
もしかして…今日の集会で稀咲の就任が決まるのだろうか?
どうしよう…このままついて行く?
でもマイキーには出禁を言われてるし…
見つかったら多分怒るよね。
それに…
稀咲にまた会うことにもなる。
…正直嫌だ。
怖い。
でも…
歩き出すマイキーの後ろ姿を見つめて首につけているシルバーの指輪を握る。
そんな事言ってる場合じゃないよね…
マイキーを守るには、稀咲と近づかなければ…
マイキー達に気づかれないように後をつけて武蔵神社まで来た。
我ながら尾行の才能があるかも…
上まで石段を上がって鳥居の柱にさっ、と身を隠す。
「これより!東京卍會、参番隊隊長任命式を始める!」
ああ…やっぱり今日なんだ…
その事実に落胆する。
…間に合わなかった悔しさに手を握りしめた。
けんちゃんの言葉に当然東卍内はざわつく。
誰がぱー君の代わりを務めるのか皆気になるのは当たり前だ。
「ぺーやん?」
「それはねぇだろ。」
「ドラケン君襲った奴が隊長になるか?」
「ねぇな」
「じゃあ誰だよ」
「おれ?」
「あるわけねぇだろ」
そのザワつく声をかき消すように前に立ったマイキーの声が響く。
「参番隊隊長!前に出ろ!」
その声と共に、じゃり…と砂を踏む音がしてその人物が動く。
私はごくりと息をのむ。
「行くぞ」
「はい!」
参番隊の新隊長…
東卍の特攻服に身を包み…
稀咲はもう1人の背の高い男を連れて列の間を抜けるとマイキーとけんちゃんに背を向ける形で石段の下にどかっ、と座った。
その行動に周りがざわつく。
「な、なんだあいつ!」
「有り得なくねぇ?」
「総長に背向けて座りやがった!!」
「何だてめぇ!!」
「この野郎!調子乗ってんじゃねえぞ!」
東卍内から野次が飛ぶ。
「おい、挨拶しねぇのか?」
「なんなんだ?あの野郎」
「よく聞け!テメーら!」
稀咲が連れてきた鼻の上に傷がある背の高い男が声を上げる。
「俺の後ろに座ってる方が、親参番隊隊長、稀咲鉄太だ!!」