第5章
夢小説設定
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ダラダラと背中を流れ続ける汗。
金髪にメガネ、少し浅黒い肌。
眼差しは鋭い…
間違いない。
彼は……
『テメェの仕事は!!俺らの
言われた通りに尻拭いする事だけだろうがっっ!!!』
私を……
『目障りだっつってんだよ…マイキーに鷹る雌猫がっ』
私を……
『じゃあな、弁護士、先生…』
殺した奴だ。
もう一度会ったら、絶対殴り飛ばしてやると思っていたのに……
だめだ。
怖い。
足がカタカタ震える。
彼はまだあの東卍のナンバー2の稀咲ではないのに……
それなのに
怖い。
「で?話ってなんだ、稀咲」
「バルハラとの抗争が近いってのに、女と浮かれてるとか…総長は余裕っすね」
「あ?…てめぇ、誰に向かって口聞いてんだ」
あきらかに感じるマイキーの苛立ち。
それは他の隊長も同じようだった。
「次の集会で、俺を正式に参番隊の隊長だと…発言してください」
え…
「あぁ?てめぇが言うことじゃねぇだろ。マイキー…聞き入れんな」
「………」
けんちゃんの言葉にマイキーは何も言わない。
待って…
稀咲を参番隊の隊長にする?
なんでそんな話になってるの?
いつそんな話が……
私やたけみっちが知らない所で、稀咲はすでにマイキーと接触していた……
『多分、その提案してきた奴が次の参番隊の隊長になる。』
圭介君が言ってたのは……
稀咲の事だったの?
でも、たしかに…それなら納得がいく。
稀咲が考えそうな事だ。
目的はマイキーに近づく為。
「…わかった」
「マイキー!」
「おい、はやまんな!俺ら隊長は反対派もいんだぞ!」
そう言ったけんちゃんと三ツ谷君をマイキーが睨む。
「総長の俺が決めた事だ…従わねぇならお前らも場地と同じだ」
「っ…マイキー…」
「本気か…」
マイキーは一度決めたことは曲げない。
それをよく知ってるのは幼なじみである2人だ。
どうしよう。
どうしよう。
このまま稀咲が東卍に入ったら…
あの未来になってしまう。
たけみっちはもういない。
だから私がなんとかしなくちゃ…
そう思っているのに…
足が震えてしょうがない。
「……はぁ…はぁ…」
まだ体が覚えてる。
銃声音と…じわりと出た血…
そして腹部の痛み。
「はぁ…はぁ…」
うまく息ができない。
私はジリジリと後ろに下がる。
逃げちゃダメだ。
ダメなのに…
私はその場に立っていられなくなり、体を抱きしめるようにしゃがみこんだ。
金髪にメガネ、少し浅黒い肌。
眼差しは鋭い…
間違いない。
彼は……
『テメェの仕事は!!俺らの
言われた通りに尻拭いする事だけだろうがっっ!!!』
私を……
『目障りだっつってんだよ…マイキーに鷹る雌猫がっ』
私を……
『じゃあな、弁護士、先生…』
殺した奴だ。
もう一度会ったら、絶対殴り飛ばしてやると思っていたのに……
だめだ。
怖い。
足がカタカタ震える。
彼はまだあの東卍のナンバー2の稀咲ではないのに……
それなのに
怖い。
「で?話ってなんだ、稀咲」
「バルハラとの抗争が近いってのに、女と浮かれてるとか…総長は余裕っすね」
「あ?…てめぇ、誰に向かって口聞いてんだ」
あきらかに感じるマイキーの苛立ち。
それは他の隊長も同じようだった。
「次の集会で、俺を正式に参番隊の隊長だと…発言してください」
え…
「あぁ?てめぇが言うことじゃねぇだろ。マイキー…聞き入れんな」
「………」
けんちゃんの言葉にマイキーは何も言わない。
待って…
稀咲を参番隊の隊長にする?
なんでそんな話になってるの?
いつそんな話が……
私やたけみっちが知らない所で、稀咲はすでにマイキーと接触していた……
『多分、その提案してきた奴が次の参番隊の隊長になる。』
圭介君が言ってたのは……
稀咲の事だったの?
でも、たしかに…それなら納得がいく。
稀咲が考えそうな事だ。
目的はマイキーに近づく為。
「…わかった」
「マイキー!」
「おい、はやまんな!俺ら隊長は反対派もいんだぞ!」
そう言ったけんちゃんと三ツ谷君をマイキーが睨む。
「総長の俺が決めた事だ…従わねぇならお前らも場地と同じだ」
「っ…マイキー…」
「本気か…」
マイキーは一度決めたことは曲げない。
それをよく知ってるのは幼なじみである2人だ。
どうしよう。
どうしよう。
このまま稀咲が東卍に入ったら…
あの未来になってしまう。
たけみっちはもういない。
だから私がなんとかしなくちゃ…
そう思っているのに…
足が震えてしょうがない。
「……はぁ…はぁ…」
まだ体が覚えてる。
銃声音と…じわりと出た血…
そして腹部の痛み。
「はぁ…はぁ…」
うまく息ができない。
私はジリジリと後ろに下がる。
逃げちゃダメだ。
ダメなのに…
私はその場に立っていられなくなり、体を抱きしめるようにしゃがみこんだ。