第5章
夢小説設定
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ちらちら振る…白い雪
頬を掠めると、冷たい。
『六花…約束しよう。いつか…
またこの雪が振る季節。
それが俺達が再会する時だ。』
いつかの約束。
お前は覚えているか?
なぁ
六花
「え?…ここ?」
けんちゃんから送られてきたメールにあった住所と場所を交互に見ながら確認する。
…あってる…
でも…
ここって…
「悪い、入院中に必要なもん、取ってきてくんねぇか?」
そうけんちゃんに頼まれて私はもちろん!とうなづいた。
けんちゃんはご両親はいないとエマから以前聞かされていた。
「じゃあ…そのお世話になってる人からにカバンを受け取ってきたらいいのね?」
「ああ、頼む。住所はメールする」
「…エマに頼まなくていいの?」
けんちゃんから頼まれたら、奥さんみたい!と喜びそうだが…
「ああ……あいつにはちょっと刺激が強すぎんだろ」
「はい?」
「なんでもねぇ。とにかく頼んだ」
「う、うん?」
というわけで…やってきたのはいいが…
「4階って書いてあるけど…」
ちらっ、とエレベーター前に貼られた看板をみる。
どっからどうみても…
「お、お姉さんのお店しかないんだけど…」
絶対間違ってるよね!と思いながらもとりあえずエレベーターに乗って4階へ行ってみる。
降りて分かった。
いや、絶対違う!!
あきらかに香るソープの香りはそういうお店で…
私は慌ててエレベーターに戻ろうとしたが事務所らしき場所から顔を出した初老の男性に声をかけられる。
「何?アルバイトの面接?」
「え!?あ…いや!私は!」
初老の男性は事務所から出てくると、私を上から下まで観察する。
「うん…まぁ合格かな」
「は、はい?」
「いつから入れる?」
「い、いや!ちょっ!私はそういうのじゃなくて!」
「店長〜」
アタフタする私の後ろから声がして1人の女性が歩いてくる。
「備品の……って、誰?」
「あ、今日から入る新人」
「ち、違います!」
「え?違うの?」
「つか、店長。この子未成年だし」
「え!そうなの!?」
「はい…」
「犯罪だから」
「綺麗だからてっきり…ははは!そりゃ悪かったね!……え?じゃあうちになんの用。」
や、やっと話を聞いてもらえる…
私は店の店長さんにけんちゃんの友人であること、荷物をとりにきた事を説明した。
「ああ、そういや…けん坊から連絡きてたな」
ワハハ!と笑う店長さん。
「…もしかして、あんたって六花?」
「え!」
女性が私を見て言う。
なんで名前…
「ほら、店長。あの子だよ。記憶喪失の幼なじみ。けん坊の。」
「ああ!君か!」
話はよく聞いてるよ!と言った店長さん。
けんちゃんが?
…なんの話されてるんだろ…
一抹の不安…
「彼氏寝とった相手をボコボコにしたんでしょ?」
「はい!?」
「え?渋谷しきってるレディースの総長ぶん殴ったって話は?」
「ちょちょちょちょ!!誰の話ですか!?」
けんちゃん!!私のどんな話をしてそうなったの!?
頬を掠めると、冷たい。
『六花…約束しよう。いつか…
またこの雪が振る季節。
それが俺達が再会する時だ。』
いつかの約束。
お前は覚えているか?
なぁ
六花
「え?…ここ?」
けんちゃんから送られてきたメールにあった住所と場所を交互に見ながら確認する。
…あってる…
でも…
ここって…
「悪い、入院中に必要なもん、取ってきてくんねぇか?」
そうけんちゃんに頼まれて私はもちろん!とうなづいた。
けんちゃんはご両親はいないとエマから以前聞かされていた。
「じゃあ…そのお世話になってる人からにカバンを受け取ってきたらいいのね?」
「ああ、頼む。住所はメールする」
「…エマに頼まなくていいの?」
けんちゃんから頼まれたら、奥さんみたい!と喜びそうだが…
「ああ……あいつにはちょっと刺激が強すぎんだろ」
「はい?」
「なんでもねぇ。とにかく頼んだ」
「う、うん?」
というわけで…やってきたのはいいが…
「4階って書いてあるけど…」
ちらっ、とエレベーター前に貼られた看板をみる。
どっからどうみても…
「お、お姉さんのお店しかないんだけど…」
絶対間違ってるよね!と思いながらもとりあえずエレベーターに乗って4階へ行ってみる。
降りて分かった。
いや、絶対違う!!
あきらかに香るソープの香りはそういうお店で…
私は慌ててエレベーターに戻ろうとしたが事務所らしき場所から顔を出した初老の男性に声をかけられる。
「何?アルバイトの面接?」
「え!?あ…いや!私は!」
初老の男性は事務所から出てくると、私を上から下まで観察する。
「うん…まぁ合格かな」
「は、はい?」
「いつから入れる?」
「い、いや!ちょっ!私はそういうのじゃなくて!」
「店長〜」
アタフタする私の後ろから声がして1人の女性が歩いてくる。
「備品の……って、誰?」
「あ、今日から入る新人」
「ち、違います!」
「え?違うの?」
「つか、店長。この子未成年だし」
「え!そうなの!?」
「はい…」
「犯罪だから」
「綺麗だからてっきり…ははは!そりゃ悪かったね!……え?じゃあうちになんの用。」
や、やっと話を聞いてもらえる…
私は店の店長さんにけんちゃんの友人であること、荷物をとりにきた事を説明した。
「ああ、そういや…けん坊から連絡きてたな」
ワハハ!と笑う店長さん。
「…もしかして、あんたって六花?」
「え!」
女性が私を見て言う。
なんで名前…
「ほら、店長。あの子だよ。記憶喪失の幼なじみ。けん坊の。」
「ああ!君か!」
話はよく聞いてるよ!と言った店長さん。
けんちゃんが?
…なんの話されてるんだろ…
一抹の不安…
「彼氏寝とった相手をボコボコにしたんでしょ?」
「はい!?」
「え?渋谷しきってるレディースの総長ぶん殴ったって話は?」
「ちょちょちょちょ!!誰の話ですか!?」
けんちゃん!!私のどんな話をしてそうなったの!?