第4章
夢小説設定
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マイキーはブクブク、と口元までお湯につかると、今日の事を思い出していた。
「マイキー!もうすぐ関東最凶の暴走族連合が誕生する!バルハラだ!
俺は…バルハラ初代副総長、半間修二。」
半間はそう言ってニヤリと笑う。
「覚えておけ、マイキー。この先…東卍に平和はねぇぞ。
…大事なもんはしっかりてめぇで守る事だな」
俺にとっての大事なもの…
東卍、家族…
それよりも1番大事なもの…
絶対に失いたくない存在。
「隙あり」
「ぶはっ、」
目の前の六花が手でお湯をすくうと俺の顔にかけてきた。
イタズラが成功した、とばかりに笑う六花。
この笑顔を
ずっと傍でみていたい。
失いたくない。
『1人で泣くのは辛い……だから…
2人で泣けば…
悲しくないよ。
全部、1人で抱え込まなくていいんだよ
マイキー』
誰かが、六花を傷つけるような事があれば…
俺はそいつを迷わず殺す。
「………なぁ、六花」
「ん?」
俺は六花の黒髪を指に巻きながら、真っ直ぐその瞳を見つめた。
「なんで…六花は…
けんちんがキヨマサに刺された時…
あんなタイミングよくあそこにいたんだ?」
「え…」
心臓が…
バクバクと早く脈うつ。
全て見透かしたようなマイキーの瞳に、私はごくりと喉を鳴らす。
なぜ…そんな事を聞くの?
「まるで…けんちんがあそこで刺されるのを知ってるみたいに感じた。」
「………」
ど、どうしよう…
これは、確実に疑われてる…
「…俺は、六花を信じてる。そう言ったよな?」
「…うん」
「でも、ごめん。俺は一瞬…お前やたけみっちを疑った。
もしかしたら…
2人は俺達を裏切ってて…あの半間って奴と結託してるんじゃねぇかって」
「!ち、違う!」
「分かってる。もしそうなら、あそこまで2人が必死になる理由がない。
こんな傷だらけになるまで…
六花とたけみっちがいなかったら…けんちんは助からなかった。
感謝してもしきれねぇぐらいだ。
だから…
一瞬でも六花を疑った事…
後悔してる。
ごめん」
マイキー…
謝ったマイキーに私はお湯の中で手を握りしめた。
マイキーはこんなにも正直に話してくれているのに…
私は…彼に秘密がある。
いっそ、言ってしまえば楽になるかもしれない。
でも、それは私の勝手だ。
未来の話をすれば…マイキーが傷ついてしまう。
だから…
「…マイキー…私は…マイキーを裏切ったりしない。絶対に。
マイキーを裏切るぐらいなら…
死んだ方がマシ」
「マイキー!もうすぐ関東最凶の暴走族連合が誕生する!バルハラだ!
俺は…バルハラ初代副総長、半間修二。」
半間はそう言ってニヤリと笑う。
「覚えておけ、マイキー。この先…東卍に平和はねぇぞ。
…大事なもんはしっかりてめぇで守る事だな」
俺にとっての大事なもの…
東卍、家族…
それよりも1番大事なもの…
絶対に失いたくない存在。
「隙あり」
「ぶはっ、」
目の前の六花が手でお湯をすくうと俺の顔にかけてきた。
イタズラが成功した、とばかりに笑う六花。
この笑顔を
ずっと傍でみていたい。
失いたくない。
『1人で泣くのは辛い……だから…
2人で泣けば…
悲しくないよ。
全部、1人で抱え込まなくていいんだよ
マイキー』
誰かが、六花を傷つけるような事があれば…
俺はそいつを迷わず殺す。
「………なぁ、六花」
「ん?」
俺は六花の黒髪を指に巻きながら、真っ直ぐその瞳を見つめた。
「なんで…六花は…
けんちんがキヨマサに刺された時…
あんなタイミングよくあそこにいたんだ?」
「え…」
心臓が…
バクバクと早く脈うつ。
全て見透かしたようなマイキーの瞳に、私はごくりと喉を鳴らす。
なぜ…そんな事を聞くの?
「まるで…けんちんがあそこで刺されるのを知ってるみたいに感じた。」
「………」
ど、どうしよう…
これは、確実に疑われてる…
「…俺は、六花を信じてる。そう言ったよな?」
「…うん」
「でも、ごめん。俺は一瞬…お前やたけみっちを疑った。
もしかしたら…
2人は俺達を裏切ってて…あの半間って奴と結託してるんじゃねぇかって」
「!ち、違う!」
「分かってる。もしそうなら、あそこまで2人が必死になる理由がない。
こんな傷だらけになるまで…
六花とたけみっちがいなかったら…けんちんは助からなかった。
感謝してもしきれねぇぐらいだ。
だから…
一瞬でも六花を疑った事…
後悔してる。
ごめん」
マイキー…
謝ったマイキーに私はお湯の中で手を握りしめた。
マイキーはこんなにも正直に話してくれているのに…
私は…彼に秘密がある。
いっそ、言ってしまえば楽になるかもしれない。
でも、それは私の勝手だ。
未来の話をすれば…マイキーが傷ついてしまう。
だから…
「…マイキー…私は…マイキーを裏切ったりしない。絶対に。
マイキーを裏切るぐらいなら…
死んだ方がマシ」