第4章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『万次郎は…喧嘩は強ぇ。
でも
心は不安定だ。
だから…
傍にいて、いつでも手を握ってやっててくれよ。
なぁ、六花
万次郎を
頼むな』
いつかの記憶…
懐かしい
優しい笑顔。
あの時、私は気づいたんだ。
初恋のお兄ちゃんはただの憧れで…
私が本当に好きだった人。
それは…
「いったたたたた!!!」
「ねぇ…このパターン、また!?」
最初はけんちゃん救ってくれてありがとう!と泣きながら優しく手当してくれてたエマもあまりの怪我のしすぎに眉間に皺を寄せていく。
エマとマイキーと一緒に病院から佐野家に戻ってから気づいたのだが、裸足で走ったせいで足の裏は血まみれの傷だらけ、両肘両膝も擦り傷だらけになっていた。
白い浴衣は泥まみれ…
「六花は女の子なんだよ!もっと体大事にしてよ!」
「む、無我夢中で…」
痛みなんて感じてなかったなぁ…
「治療終わった?」
丁度シャワーを終わらせたマイキーが濡れた髪のままリビングに入ってきた。
「あとは足の裏だね」
どれ塗るかな〜と救急箱を覗いていたエマからマイキーが救急箱をひょい、と取り上げる。
「後は俺がする。エマはもう休めよ。明日もけんちんとこ行くだろ?」
「え?あ…でも…」
「そうだね。エマも今日は疲れたでしょ?もう遅いし…先に休んで?
治療、ありがとう」
そう言った私にエマはそう?と少し申し訳なさそうに立ち上がる。
「六花…」
「ん?」
「けんちゃん、助けてくれてありがとう」
そう言ったエマにちょっと泣きそうになった。
けんちゃんを失ったら…エマがどれだけ悲しむか…
だから
本当によかった。
「お礼は、たけみっち達に…皆来てくれなかったら大変な事になってたから」
「うん、ちゃんとたけみっち達にも伝える」
じゃあ、おやすみ!とエマが部屋から出ていき、マイキーと2人になった。
「さて、と」
マイキーは救急箱を持ったまま私の方に来る。
「?…っうわっ!」
てっきり治療をしてくれるのかと思ったらいきなりマイキーに持ち上げられたからびっくりした。
「なっ…ちょ!何!?」
こ、これはいわゆる…お姫様抱っこというものでは?
人生初だ!
マイキーはそのままリビングを出て、外に出ると自分の部屋のあるプレハブへ…
「あ、あの…マイキーさん?」
なぜ部屋に…と思っているとベッドにゆっくり下ろされた。
でも
心は不安定だ。
だから…
傍にいて、いつでも手を握ってやっててくれよ。
なぁ、六花
万次郎を
頼むな』
いつかの記憶…
懐かしい
優しい笑顔。
あの時、私は気づいたんだ。
初恋のお兄ちゃんはただの憧れで…
私が本当に好きだった人。
それは…
「いったたたたた!!!」
「ねぇ…このパターン、また!?」
最初はけんちゃん救ってくれてありがとう!と泣きながら優しく手当してくれてたエマもあまりの怪我のしすぎに眉間に皺を寄せていく。
エマとマイキーと一緒に病院から佐野家に戻ってから気づいたのだが、裸足で走ったせいで足の裏は血まみれの傷だらけ、両肘両膝も擦り傷だらけになっていた。
白い浴衣は泥まみれ…
「六花は女の子なんだよ!もっと体大事にしてよ!」
「む、無我夢中で…」
痛みなんて感じてなかったなぁ…
「治療終わった?」
丁度シャワーを終わらせたマイキーが濡れた髪のままリビングに入ってきた。
「あとは足の裏だね」
どれ塗るかな〜と救急箱を覗いていたエマからマイキーが救急箱をひょい、と取り上げる。
「後は俺がする。エマはもう休めよ。明日もけんちんとこ行くだろ?」
「え?あ…でも…」
「そうだね。エマも今日は疲れたでしょ?もう遅いし…先に休んで?
治療、ありがとう」
そう言った私にエマはそう?と少し申し訳なさそうに立ち上がる。
「六花…」
「ん?」
「けんちゃん、助けてくれてありがとう」
そう言ったエマにちょっと泣きそうになった。
けんちゃんを失ったら…エマがどれだけ悲しむか…
だから
本当によかった。
「お礼は、たけみっち達に…皆来てくれなかったら大変な事になってたから」
「うん、ちゃんとたけみっち達にも伝える」
じゃあ、おやすみ!とエマが部屋から出ていき、マイキーと2人になった。
「さて、と」
マイキーは救急箱を持ったまま私の方に来る。
「?…っうわっ!」
てっきり治療をしてくれるのかと思ったらいきなりマイキーに持ち上げられたからびっくりした。
「なっ…ちょ!何!?」
こ、これはいわゆる…お姫様抱っこというものでは?
人生初だ!
マイキーはそのままリビングを出て、外に出ると自分の部屋のあるプレハブへ…
「あ、あの…マイキーさん?」
なぜ部屋に…と思っているとベッドにゆっくり下ろされた。