第4章
夢小説設定
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「やべぇ!サツだ!」
「どうする、レッド!」
「うっ…」
パトカーのサイレンに焦り出す男達。
「完全に貴方達の負け!警察がきたらキヨマサ共々捕まるよ!」
「くっ…」
「逃げるなら今だよ」
そう言った私に男達は悔しげに眉を寄せた。
「くそっ!ばっくれんぞ!テメーら!」
「お、おう!」
「キ、キヨマサ君は!?」
「ほっとけ!」
走り去る男達。
それに私も、溝中の4人も一気に体の力が抜けた。
「そうだ!救急車!」
「六花ちゃん!みんな!」
振り返ると、そこには走って来るエマとひなちゃん、そして救急隊員の姿。
すぐにけんちゃんは救急車に乗せられ、私とたけみっちが付き添った。
はぁはぁと肩で息をして苦しそうなけんちゃんに、私はぎゅっ、と手を握りしめる。
「…六花…」
「!何?けんちゃん」
苦しげに眉を寄せて、私を見るけんちゃん。
「お前……ほん、と、無茶苦茶な事、すんな」
「え?」
「普通…喧嘩してるとこ、に女が突っ込んでくるとか…ありえね、ぇから」
「だ、だって…」
「しかも、刃物、持ってんのに……下手したら…お前が…」
「……それならそれでよかった」
「!ちょ、六花ちゃん!?何言って!」
けんちゃんを守れるなら…刺されるのは、私でもよかった。
本気でそう思う。
だってけんちゃんは…
「マイキーにとっての…心だから」
「……六花お前…」
「マイキーにとって、けんちゃんはいなくちゃいけない存在だから。これから先、ずっと…」
未来に…必要な人だから。
「…ばか…ちげぇ、だろ」
「…え?」
「あいつの…マイキーの心は…最初から…
ずっと…
お前だろ、六花」
「……私は…」
違う。そう続けようとした言葉を、けんちゃんか遮る。
「マイキーみてりゃ、分かる…言っただろ、マイキーにとってお前は何にもかえられねぇ大事なもんだって。」
そう言って、けんちゃんはフッと笑った。
「だから…もしもの時は…
マイキーの事…頼んだぞ」
「!けんちゃん!?」
「ドラケン君!?」
「下がってください!心肺停止!」
「気道確保!」
急に鳴り響く機械音。
嘘…嘘でしょ…
「胸骨圧迫、1.2.3.4.5.6」
「戻りません!」
「もう一度!」
「けんちゃんだめ!!戻ってきて!!」
「ドラケン君!!」
私とたけみっちの声に、けんちゃんは反応しない。
戻らない心拍に、私の瞳から涙が溢れた。
だめ…
だめだよ!けんちゃん!
逝っちゃだめ!!!
「どうする、レッド!」
「うっ…」
パトカーのサイレンに焦り出す男達。
「完全に貴方達の負け!警察がきたらキヨマサ共々捕まるよ!」
「くっ…」
「逃げるなら今だよ」
そう言った私に男達は悔しげに眉を寄せた。
「くそっ!ばっくれんぞ!テメーら!」
「お、おう!」
「キ、キヨマサ君は!?」
「ほっとけ!」
走り去る男達。
それに私も、溝中の4人も一気に体の力が抜けた。
「そうだ!救急車!」
「六花ちゃん!みんな!」
振り返ると、そこには走って来るエマとひなちゃん、そして救急隊員の姿。
すぐにけんちゃんは救急車に乗せられ、私とたけみっちが付き添った。
はぁはぁと肩で息をして苦しそうなけんちゃんに、私はぎゅっ、と手を握りしめる。
「…六花…」
「!何?けんちゃん」
苦しげに眉を寄せて、私を見るけんちゃん。
「お前……ほん、と、無茶苦茶な事、すんな」
「え?」
「普通…喧嘩してるとこ、に女が突っ込んでくるとか…ありえね、ぇから」
「だ、だって…」
「しかも、刃物、持ってんのに……下手したら…お前が…」
「……それならそれでよかった」
「!ちょ、六花ちゃん!?何言って!」
けんちゃんを守れるなら…刺されるのは、私でもよかった。
本気でそう思う。
だってけんちゃんは…
「マイキーにとっての…心だから」
「……六花お前…」
「マイキーにとって、けんちゃんはいなくちゃいけない存在だから。これから先、ずっと…」
未来に…必要な人だから。
「…ばか…ちげぇ、だろ」
「…え?」
「あいつの…マイキーの心は…最初から…
ずっと…
お前だろ、六花」
「……私は…」
違う。そう続けようとした言葉を、けんちゃんか遮る。
「マイキーみてりゃ、分かる…言っただろ、マイキーにとってお前は何にもかえられねぇ大事なもんだって。」
そう言って、けんちゃんはフッと笑った。
「だから…もしもの時は…
マイキーの事…頼んだぞ」
「!けんちゃん!?」
「ドラケン君!?」
「下がってください!心肺停止!」
「気道確保!」
急に鳴り響く機械音。
嘘…嘘でしょ…
「胸骨圧迫、1.2.3.4.5.6」
「戻りません!」
「もう一度!」
「けんちゃんだめ!!戻ってきて!!」
「ドラケン君!!」
私とたけみっちの声に、けんちゃんは反応しない。
戻らない心拍に、私の瞳から涙が溢れた。
だめ…
だめだよ!けんちゃん!
逝っちゃだめ!!!