第4章
夢小説設定
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神社の裏手の駐車場。
そこに集まる人だかり。
白の特攻服…
あれがメビウス?
ざーっと滑り込むようにマイキーのバブが駐車場に入るとメビウスのメンバーがざわつく。
反対側にはけんちゃん、三ツ谷君、たけみっち、そして少し離れた場所にエマがいた。
けんちゃん、生きてる!
頭から血を流してはいるが、刺された様子はない。
「六花、エマんとこ行ってろ」
「う、うん!」
私は言われた通りすぐにバブから降りるとエマの元に走った。
「六花!」
「エマ!無事だった!?」
「う、ウチは平気。でもけんちゃんが…」
涙目で心配そうにけんちゃんを見つめるエマ。
たけみっちはマイキー達の方にいる為近づけない。
どうしよう……どうやってけんちゃんを守る?
「え?あれってぺーやん君?」
メビウスの輪の中に黒い特攻服を着たぺーやん君がいた。
なんで…ぺーやん君が…
「なるほどね。…俺を別のとこ呼び出したのはケンチンを襲う為ね。
で…俺のせいにして東卍真っ二つに割っちまおうと」
「俺はただぱーちんを!」
「これはオマエのやり方じゃねえ!…誰にそそのかされた」
「うっ…」
マイキーの鋭い瞳がぺーやん君を見つめる。
もしかして…ぺーやん君は誰かに操られていたの?
それは…たけみっちが言ってた裏で糸を引いてるっていう…
そこでハッとした。
もしかして…メビウスの総長長内も…
その黒幕に操られていたと考えてもおかしくない…
突然マイキー達を奇襲し、ぱー君が長内を刺す事も……
全部その黒幕が唆した事なのだとしたら…
私の脳内に、ある人物が浮かんだ。
稀崎鉄太…
彼なら…可能かもしれない。
でも…
こっちに戻ってから、彼には一度も会っていないし、マイキーと接触した形跡もない。
じゃあ誰が……
「へぇ、意外」
「!」
突然聞こえた声に全員がそちらを振り返る。
「マイキーって頭も切れるんだね」
そう言って男はタバコを吸いながらマイキーの方へ歩いて行く。
黒いズボンに白いTシャツ切長の目に長身…
その手の甲には罪と罰のタトゥー。
あれ……
この人…どこかで……
「誰?」
マイキーが問う。
「だりぃ」
男はタバコを蒸すとマイキーの目の前まで来て立ち止まる。
「俺が誰とかどうでもいいけど…一応今仮でメビウス仕切ってる半間だ」
半間……
「お前が裏でネチネチしてるキモい奴?」
マイキーの言葉に半間がフッと笑う。
「めんどくせぇな…マイキー…」
半間が話終わる前にマイキーの蹴りが彼の顔目掛けて振り落とされる。
しかし…
半間は腕でそれを止めた。
「いってぇ…」
マイキーの蹴りを…止めた?
しかも片手で…
マイキー自身も驚いたのか瞳を開く。
「そんな急ぐなよ、マイキー。
俺の目的は東卍潰し。
かったりぃから内部抗争っしょ…でも結果おーらいかな。
これで無敵のマイキーを……」
半間が狂気じみた笑みを浮かべた。
「この手でぶっ殺せるからな!」
彼が…この半間という男が…
黒幕なの?
「メビウス総勢100人、対して東卍は4人!
前みたいにひよんじゃねえぞテメーら!
俺は長内みたいに甘くねえからよ!」
「「「うっす!」」」
「逃げたら追い込みかけて歯全部無くなるまでボコるかんな!」
「「「!うっ…うっす!」」」
半間の脅しに震えているメビウスのメンバーもいる。
「マイキーもドラケンもまとめて……
皆殺しだ!!」
「六花…」
エマがぎゅっと私の腕に抱きつく。
私は振り返ったたけみっちと顔を合わせた。
その顔には明らかな戸惑い…
たけみっちも知らない過去なんだ。これは。
内部抗争を止めても、また違う抗争が始まった。
歴史が変わってしまったの?
それとも…
戸惑う私の耳に複数のバイクのエンジン音がしてハッとする。
それはここに向かっていて…
そこに集まる人だかり。
白の特攻服…
あれがメビウス?
ざーっと滑り込むようにマイキーのバブが駐車場に入るとメビウスのメンバーがざわつく。
反対側にはけんちゃん、三ツ谷君、たけみっち、そして少し離れた場所にエマがいた。
けんちゃん、生きてる!
頭から血を流してはいるが、刺された様子はない。
「六花、エマんとこ行ってろ」
「う、うん!」
私は言われた通りすぐにバブから降りるとエマの元に走った。
「六花!」
「エマ!無事だった!?」
「う、ウチは平気。でもけんちゃんが…」
涙目で心配そうにけんちゃんを見つめるエマ。
たけみっちはマイキー達の方にいる為近づけない。
どうしよう……どうやってけんちゃんを守る?
「え?あれってぺーやん君?」
メビウスの輪の中に黒い特攻服を着たぺーやん君がいた。
なんで…ぺーやん君が…
「なるほどね。…俺を別のとこ呼び出したのはケンチンを襲う為ね。
で…俺のせいにして東卍真っ二つに割っちまおうと」
「俺はただぱーちんを!」
「これはオマエのやり方じゃねえ!…誰にそそのかされた」
「うっ…」
マイキーの鋭い瞳がぺーやん君を見つめる。
もしかして…ぺーやん君は誰かに操られていたの?
それは…たけみっちが言ってた裏で糸を引いてるっていう…
そこでハッとした。
もしかして…メビウスの総長長内も…
その黒幕に操られていたと考えてもおかしくない…
突然マイキー達を奇襲し、ぱー君が長内を刺す事も……
全部その黒幕が唆した事なのだとしたら…
私の脳内に、ある人物が浮かんだ。
稀崎鉄太…
彼なら…可能かもしれない。
でも…
こっちに戻ってから、彼には一度も会っていないし、マイキーと接触した形跡もない。
じゃあ誰が……
「へぇ、意外」
「!」
突然聞こえた声に全員がそちらを振り返る。
「マイキーって頭も切れるんだね」
そう言って男はタバコを吸いながらマイキーの方へ歩いて行く。
黒いズボンに白いTシャツ切長の目に長身…
その手の甲には罪と罰のタトゥー。
あれ……
この人…どこかで……
「誰?」
マイキーが問う。
「だりぃ」
男はタバコを蒸すとマイキーの目の前まで来て立ち止まる。
「俺が誰とかどうでもいいけど…一応今仮でメビウス仕切ってる半間だ」
半間……
「お前が裏でネチネチしてるキモい奴?」
マイキーの言葉に半間がフッと笑う。
「めんどくせぇな…マイキー…」
半間が話終わる前にマイキーの蹴りが彼の顔目掛けて振り落とされる。
しかし…
半間は腕でそれを止めた。
「いってぇ…」
マイキーの蹴りを…止めた?
しかも片手で…
マイキー自身も驚いたのか瞳を開く。
「そんな急ぐなよ、マイキー。
俺の目的は東卍潰し。
かったりぃから内部抗争っしょ…でも結果おーらいかな。
これで無敵のマイキーを……」
半間が狂気じみた笑みを浮かべた。
「この手でぶっ殺せるからな!」
彼が…この半間という男が…
黒幕なの?
「メビウス総勢100人、対して東卍は4人!
前みたいにひよんじゃねえぞテメーら!
俺は長内みたいに甘くねえからよ!」
「「「うっす!」」」
「逃げたら追い込みかけて歯全部無くなるまでボコるかんな!」
「「「!うっ…うっす!」」」
半間の脅しに震えているメビウスのメンバーもいる。
「マイキーもドラケンもまとめて……
皆殺しだ!!」
「六花…」
エマがぎゅっと私の腕に抱きつく。
私は振り返ったたけみっちと顔を合わせた。
その顔には明らかな戸惑い…
たけみっちも知らない過去なんだ。これは。
内部抗争を止めても、また違う抗争が始まった。
歴史が変わってしまったの?
それとも…
戸惑う私の耳に複数のバイクのエンジン音がしてハッとする。
それはここに向かっていて…