第4章
夢小説設定
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「「似合うー!!!」」
「あ、ありがとう…」
きゃっきゃっと喜ぶ女子二人に、私は鏡に映った自分を見た。
初めて見た自分の浴衣姿に違和感…
エマとヒナちゃんが選んでくれたのは白地に朝顔があしらわれた綺麗な浴衣だった。
「白か赤か迷ったんだよねーでも、六花、色白だからやっぱ白にしてよかった!
ウチの目に狂いはなかったね!」
「さすがエマちゃん!」
ヒナちゃんに拍手されて、ふふふ、と鼻高々のエマ。
「でも、いいの?こんな素敵なのもらっちゃって」
「いいのいいの!これはウチからのお礼!」
「お礼?」
首を傾げた私にエマは結い上げた髪に髪飾りをつけてくれた。
「けんちゃんに聞いたよ。六花、ウチが泣く事するのは許さない!って二人に怒ってくれたんだって?」
「え?あ…あはは…ついまたキレちゃって…」
「凄く嬉しかったんだ。それ聞いて。それで思い出してたんだよね…昔の事。
ウチさ、マイキーの妹、ってだけで嫌味言われたり、突き飛ばされたり、ありもしない噂流されたりした事が沢山あったの。
そのたびにマイキーが守ってくれたけど、やっぱり凄い傷ついててさ…
そんな時、六花がクラスの子にすっごい泣きながら怒ってくれた事があったんだ。」
『エマを傷つける奴は私が許さないから!!エマは私の大事な友達なの!!
エマを泣かせたら承知しないから!!』
「すっごく嬉しかった。
ウチ、クラスに友達いなくて寂しかったんだ。
でも、そんなのどうでもよくなった。
ウチには…自分の為に泣いて怒ってくれる親友がいるんだって分かったから。」
「エマ…」
「マイキーが六花を大好きな理由も、よく分かる。
六花はずっと真っ直ぐで、いつも誰かのために一生懸命で、泣いてる人がいたらその痛みを自分の痛みのように感じで、泣いて、怒ってくれる人だからなんだって。
マイキーにとって、六花は太陽みたいな存在なんだよ」
「……ありがとう。エマ。でも…私もエマには感謝してるんだよ。
もしエマがあの時声を掛けてくれなかったら、私はずっと何も知らないままだった。
ずっと私は忘れていたのに…私を親友だって言ってくれてありがとう。
私も…少し甘えん坊だけど純粋で、優しいエマが大好きだよ」
貴女に会えて、私は幸せ者だよ。
「六花〜…うぇ〜」
エマはぶわっと瞳に涙をためて眉をへの字にするとぎゅっ、と私に抱きついた。
「え、エマお化粧とれちゃう…って!なんでヒナちゃんも泣いてるの!?」
何故か、エマ以上にエグエグ言いながら泣くヒナちゃん。
「い、いいお話すぎて〜ついっ…」
「うぇ〜」
…困った妹達だ…と思いながらも、二人のおかげで心が温かくなった。
「あ、ありがとう…」
きゃっきゃっと喜ぶ女子二人に、私は鏡に映った自分を見た。
初めて見た自分の浴衣姿に違和感…
エマとヒナちゃんが選んでくれたのは白地に朝顔があしらわれた綺麗な浴衣だった。
「白か赤か迷ったんだよねーでも、六花、色白だからやっぱ白にしてよかった!
ウチの目に狂いはなかったね!」
「さすがエマちゃん!」
ヒナちゃんに拍手されて、ふふふ、と鼻高々のエマ。
「でも、いいの?こんな素敵なのもらっちゃって」
「いいのいいの!これはウチからのお礼!」
「お礼?」
首を傾げた私にエマは結い上げた髪に髪飾りをつけてくれた。
「けんちゃんに聞いたよ。六花、ウチが泣く事するのは許さない!って二人に怒ってくれたんだって?」
「え?あ…あはは…ついまたキレちゃって…」
「凄く嬉しかったんだ。それ聞いて。それで思い出してたんだよね…昔の事。
ウチさ、マイキーの妹、ってだけで嫌味言われたり、突き飛ばされたり、ありもしない噂流されたりした事が沢山あったの。
そのたびにマイキーが守ってくれたけど、やっぱり凄い傷ついててさ…
そんな時、六花がクラスの子にすっごい泣きながら怒ってくれた事があったんだ。」
『エマを傷つける奴は私が許さないから!!エマは私の大事な友達なの!!
エマを泣かせたら承知しないから!!』
「すっごく嬉しかった。
ウチ、クラスに友達いなくて寂しかったんだ。
でも、そんなのどうでもよくなった。
ウチには…自分の為に泣いて怒ってくれる親友がいるんだって分かったから。」
「エマ…」
「マイキーが六花を大好きな理由も、よく分かる。
六花はずっと真っ直ぐで、いつも誰かのために一生懸命で、泣いてる人がいたらその痛みを自分の痛みのように感じで、泣いて、怒ってくれる人だからなんだって。
マイキーにとって、六花は太陽みたいな存在なんだよ」
「……ありがとう。エマ。でも…私もエマには感謝してるんだよ。
もしエマがあの時声を掛けてくれなかったら、私はずっと何も知らないままだった。
ずっと私は忘れていたのに…私を親友だって言ってくれてありがとう。
私も…少し甘えん坊だけど純粋で、優しいエマが大好きだよ」
貴女に会えて、私は幸せ者だよ。
「六花〜…うぇ〜」
エマはぶわっと瞳に涙をためて眉をへの字にするとぎゅっ、と私に抱きついた。
「え、エマお化粧とれちゃう…って!なんでヒナちゃんも泣いてるの!?」
何故か、エマ以上にエグエグ言いながら泣くヒナちゃん。
「い、いいお話すぎて〜ついっ…」
「うぇ〜」
…困った妹達だ…と思いながらも、二人のおかげで心が温かくなった。