第4章
夢小説設定
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「六花…ごめん」
たけみっちとけんちゃん、溝中4人がサッカーをはじめて、私とマイキーはそれを見ていた。
「六花に…酷い態度とったよな、俺。」
「気にしてないよ。二人が仲直りしてくれたなら…もうそれでいい」
そう言って笑った私の手をマイキーがぎゅっと握る。
「…悔しかった。けんちゃんの味方されたみたいで…
でも、今思えば、ただの嫉妬だよな。」
「マイキー…」
「自分が拒絶したのに…六花の顔が見れなくて、声が聞けなく…触れられなくて…
この数日が地獄だった。」
マイキーは眉を寄せると、私をその腕の中に閉じ込める。
「気が狂うかと思った…」
ぎゅっと抱きしめる腕の力が強まる。
私は彼の背中に手を回すと同じようにぎゅっと抱きしめた。
「私もだよ。…会えなくて、辛かった」
当たり前にいる存在がいない事。
触れられない苦しさ…
「じゃあ、私達も仲直りだね」
そう言って見上げた私の頬をマイキーが包む。
マイキーの服をぎゅっ、と握ったのが合図かのように、私達は顔を近づける…
「「………………」」
でも、ふと感じた視線に私達はバッと同時にそちらを振り返った。
「あ…つ、続けて続けて」
そこにはニヤニヤ笑ったり、顔を赤くしたり、はたまた顔を隠していたりしてじーっと私達を見ている皆の姿。
それに私は顔が熱くなって慌ててマイキーから離れた。
どこか納得いかなげなマイキーの表情が見えたが、それより恥ずかしさが勝ってる。
わ、私とした事が!皆がいたのすっかり忘れてた!
「え〜やめちゃうの!?」
「残念!」
「くそ〜羨ましい!」
「あ、当たり前……って、エマとヒナちゃん…いつからいたの?」
今気づいたが、女子二人が合流していた。
「割と最初の方から…」
「マイキーが六花に謝ってる辺りからだよ」
「めっちゃ最初からじゃない!声かけてよ!」
「だって、ねぇ?あんな甘〜い空気放たれてたら声かけにくいじゃん」
「うっ…」
ニマニマ笑うエマに私は視線を泳がせた。
「そういや、二人…どうしたの?」
たけみっちの問いにヒナちゃんの頬が少し赤くなる。
「ほら、早く言っちゃいなよ」
エマがひなちゃんの背を押す。
「あ、あの…武道君。8月3日って…あいてる?」
「8月3日?」
それは未来でけんちゃんが刺されてしまう予定だった日。
「お祭り、行かない?」
「お祭り?」
「うん。武蔵祭り。一緒に行きたいな…って思って」
「!」
恥ずかしそうなひなちゃんと、照れるたけみっち。
甘酸っぱい青春の1ページ…
「ねぇ、六花も行こうよ!もちろんけんちゃんとマイキーもね!」
エマの提案に私はキョトンとする。
「お祭り…」
「そう!…ん?どうかした?」
「あ、いや…私…お祭りって行ったことないんだよね」
「え!?嘘でしょ?地元のお祭りとかならあるでしょ?」
エマの問いに私はフルフル首を横にふる。
「じゃじゃあ…夜店、とか行ったことないの?」
「夜店って何?」
「そこから!?」
驚くエマ。でも本当に行った事がないのだ。
27年間…そういった場所には縁がなかったし、いやむしろ禁止されてたから。
小さい時は友達が花火大会に行ったよ〜なんて話が羨ましかったなぁ…
勉強しながら部屋で花火を見た記憶はあるけど…
たけみっちとけんちゃん、溝中4人がサッカーをはじめて、私とマイキーはそれを見ていた。
「六花に…酷い態度とったよな、俺。」
「気にしてないよ。二人が仲直りしてくれたなら…もうそれでいい」
そう言って笑った私の手をマイキーがぎゅっと握る。
「…悔しかった。けんちゃんの味方されたみたいで…
でも、今思えば、ただの嫉妬だよな。」
「マイキー…」
「自分が拒絶したのに…六花の顔が見れなくて、声が聞けなく…触れられなくて…
この数日が地獄だった。」
マイキーは眉を寄せると、私をその腕の中に閉じ込める。
「気が狂うかと思った…」
ぎゅっと抱きしめる腕の力が強まる。
私は彼の背中に手を回すと同じようにぎゅっと抱きしめた。
「私もだよ。…会えなくて、辛かった」
当たり前にいる存在がいない事。
触れられない苦しさ…
「じゃあ、私達も仲直りだね」
そう言って見上げた私の頬をマイキーが包む。
マイキーの服をぎゅっ、と握ったのが合図かのように、私達は顔を近づける…
「「………………」」
でも、ふと感じた視線に私達はバッと同時にそちらを振り返った。
「あ…つ、続けて続けて」
そこにはニヤニヤ笑ったり、顔を赤くしたり、はたまた顔を隠していたりしてじーっと私達を見ている皆の姿。
それに私は顔が熱くなって慌ててマイキーから離れた。
どこか納得いかなげなマイキーの表情が見えたが、それより恥ずかしさが勝ってる。
わ、私とした事が!皆がいたのすっかり忘れてた!
「え〜やめちゃうの!?」
「残念!」
「くそ〜羨ましい!」
「あ、当たり前……って、エマとヒナちゃん…いつからいたの?」
今気づいたが、女子二人が合流していた。
「割と最初の方から…」
「マイキーが六花に謝ってる辺りからだよ」
「めっちゃ最初からじゃない!声かけてよ!」
「だって、ねぇ?あんな甘〜い空気放たれてたら声かけにくいじゃん」
「うっ…」
ニマニマ笑うエマに私は視線を泳がせた。
「そういや、二人…どうしたの?」
たけみっちの問いにヒナちゃんの頬が少し赤くなる。
「ほら、早く言っちゃいなよ」
エマがひなちゃんの背を押す。
「あ、あの…武道君。8月3日って…あいてる?」
「8月3日?」
それは未来でけんちゃんが刺されてしまう予定だった日。
「お祭り、行かない?」
「お祭り?」
「うん。武蔵祭り。一緒に行きたいな…って思って」
「!」
恥ずかしそうなひなちゃんと、照れるたけみっち。
甘酸っぱい青春の1ページ…
「ねぇ、六花も行こうよ!もちろんけんちゃんとマイキーもね!」
エマの提案に私はキョトンとする。
「お祭り…」
「そう!…ん?どうかした?」
「あ、いや…私…お祭りって行ったことないんだよね」
「え!?嘘でしょ?地元のお祭りとかならあるでしょ?」
エマの問いに私はフルフル首を横にふる。
「じゃじゃあ…夜店、とか行ったことないの?」
「夜店って何?」
「そこから!?」
驚くエマ。でも本当に行った事がないのだ。
27年間…そういった場所には縁がなかったし、いやむしろ禁止されてたから。
小さい時は友達が花火大会に行ったよ〜なんて話が羨ましかったなぁ…
勉強しながら部屋で花火を見た記憶はあるけど…