「そうだよ……


六花ちゃんの…言う通りだよ…」


たけみっち？





「二人とも、ふざけんな、ですよ！！」




たけみっちは叫ぶといきなりマイキーになぐりかかる。


当然だが、マイキーはヒラリとそれを簡単にかわし、たけみっちはそのまま目の前にあったゴミ捨て場に突っ込んでしまった。



「た、たけみっち！」



「な、なんだよたけみっち…急に…

つか、だ、大丈夫、か？」


一応心配するマイキーにたけみっちはバッと起き上がるとマイキー達に詰め寄る。


何かのスイッチがはいったらしいたけみっち。



「あんたら二人が揉めたら…エマちゃんだけじゃない！六花ちゃんだって心痛めてんだぞ！！」


たけみっち…



「あんたらについて来た皆んなだって
揉める事になんだよ！二人だけの問題じゃないんだよ！
東卍、バラバラになっちゃうよ！
そんなの悲しいじゃん！」


感極まって、泣き出してしまったたけみっち。


「俺、そんなの見たくねぇよ！二人はもっとかっこよくいてよ…」




全力で未来を変えようと走り続けているたけみっち…

その思いは、私も同じだからこそ…


少し、胸が熱くなった。




「……たけみっち」


「っ、もういいよ！どうせ俺の話なんてどうだっていいんだろ！」



「たけみっち…さっきから…頭に



ウンコついてる」





「「「……………」」」




は？




シリアスな雰囲気から一点…マイキーの言葉に一瞬皆静止してからたけみっちを見た。




たけみっちの金髪の上に見事な……あれ。




「や、やだ！！たけみっち！ついてる！」


「う、嘘！？とってよ六花ちゃん！」


「や、やだよ！！」



急に焦り出すたけみっち。




「きったねぇ！たけみっち！」



大笑いするけんちゃん。



「もっと早く言ってくださいよ！」



「だってすげー真剣だったから！」



マイキーも大笑いする。



「真剣って！そりゃ二人が」



「逃げろケンチン！ウンコがくんぞ！」



そうマイキーが言って二人は走り出す。



な、なんだこれは…



急に中学生男子のノリ…


私とたけみっちは呆然と取り残された。


「六花ちゃん…

こ、これって…解決、した、のかな？」



「……………かなぁ…」



「…いやなんで離れていくわけ？」



「え！？…あ、はははは」