第1章
夢小説設定
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「は?」
今なんて?
自分の耳を疑った。
しかし目の前に険しい顔で座る父が冗談を言っているようには見えない。
というか、父が冗談を言って笑う姿すら、この27年生きてきて見たことがない。
厳格で常にトップ。人の下になどついたことなど、おそらくないのだろう。
誰かに頭を下げることすら…
父とはそういう人間だ。
「本日より、東京卍會の専属弁護士となる」
「…誰が?」
「この部屋にお前以外いるか?」
「ちょ、ちょっと待ってください。私があの東京卍會の専属弁護士!?
お父さん、冗談にも程がありますよ?」
目眩がする。
「東京卍會がどんな組織かご存知ですよね?」
東京卍會…私が知ってる限り
あの組織は相当極悪だ。
我々弁護士会でも被害者を弁護する案件が多い事からその名は特に知れ渡っている。
ただ、しっぽがなかなか掴めず、じつに闇深い組織だ。
詐欺、強姦、強盗、殺人。
とにかくなんでもやる、最強かつ最低の組織と認識している。
そんな組織を弁護?
都内でもトップを誇る父の弁護士事務所。
何千人という社員がこのバカでかいオフィスで働いているのだ。
海外にだって事務所がある。
そんな事務所が犯罪組織の弁護をするなんて世間に知られたらどうなるか…
頭のいい父なら分かって当然。
今なんて?
自分の耳を疑った。
しかし目の前に険しい顔で座る父が冗談を言っているようには見えない。
というか、父が冗談を言って笑う姿すら、この27年生きてきて見たことがない。
厳格で常にトップ。人の下になどついたことなど、おそらくないのだろう。
誰かに頭を下げることすら…
父とはそういう人間だ。
「本日より、東京卍會の専属弁護士となる」
「…誰が?」
「この部屋にお前以外いるか?」
「ちょ、ちょっと待ってください。私があの東京卍會の専属弁護士!?
お父さん、冗談にも程がありますよ?」
目眩がする。
「東京卍會がどんな組織かご存知ですよね?」
東京卍會…私が知ってる限り
あの組織は相当極悪だ。
我々弁護士会でも被害者を弁護する案件が多い事からその名は特に知れ渡っている。
ただ、しっぽがなかなか掴めず、じつに闇深い組織だ。
詐欺、強姦、強盗、殺人。
とにかくなんでもやる、最強かつ最低の組織と認識している。
そんな組織を弁護?
都内でもトップを誇る父の弁護士事務所。
何千人という社員がこのバカでかいオフィスで働いているのだ。
海外にだって事務所がある。
そんな事務所が犯罪組織の弁護をするなんて世間に知られたらどうなるか…
頭のいい父なら分かって当然。