第4章
夢小説設定
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「…納得いかねぇよ、けんちん。…やったのは俺達じゃねぇだろ…」
頭を下げたままのマイキーがポツリとはく。
「……お前、もしあそこにいるのが六花でも…同じ事六花の親父さんに言えるのか?」
「!」
マイキーの頭に浮かんだのは、微笑む彼女の姿…
「これからメビウスと揉める…俺らの世界の事は、俺らの中だけで片付ける。
お前が六花を大事に思うように…うちのメンバーにもみんな家族がいれば大事な人もいる。
関係ない人巻き込んじゃ駄目だ…周りの奴泣かしちゃ駄目だ…
下げる頭持ってなくてもいい。
人を思う心は持て。」
「けんちんは…優しいな。ごめん、けんちん‥俺、けんちんが隣にいてくれてよかった」
頭を下げながらそう言ったマイキーに私は視線を逸らす。
「行こう、タケミッチ」
「え?…あ、う、うん!」
私とタケミッチは二人を残して、病院を出た。
「六花ちゃん、あの…」
「…やっぱり、思った通りだった。」
「え?」
病院の外に出て、私は空を見上げる。
「けんちゃんは……マイキーにとっての心。マイキーに足りない物を、けんちゃんが補っている。
もしけんちゃんがいたら、マイキーが間違ったことをしようとしたら絶対にぶん殴ってでも止めてくるはず。
でも、12年後に……けんちゃんはいない。
なんで東卍があんな極悪組織になったのか…
稀崎はもちろんだけど…やっぱりけんちゃんがいなかった事は、その原因の一つなんだね」
マイキーには…彼が必要だ。
なくてはなならない存在だ。
「……俺は……ドラケン君だけじゃないって思うけどな」
「え?」
タケミッチが私の横に立つ。
「マイキー君の心は……六花ちゃんだと思う。
もちろん、ドラケン君もマイキー君にとってなくちゃならない存在だけど…
やっぱり六花ちゃんがいないと駄目だと思う。」
「……違うよ、タケミッチ」
「え?」
「私は…大切に思ってくれてたマイキーを忘れてしまってたんだよ。12年以上も…
マイキーが苦しい時…私は彼の傍にいなかった。
そんな私が……
マイキーの心だなんて…
そんな資格はないんだよ」
頭を下げたままのマイキーがポツリとはく。
「……お前、もしあそこにいるのが六花でも…同じ事六花の親父さんに言えるのか?」
「!」
マイキーの頭に浮かんだのは、微笑む彼女の姿…
「これからメビウスと揉める…俺らの世界の事は、俺らの中だけで片付ける。
お前が六花を大事に思うように…うちのメンバーにもみんな家族がいれば大事な人もいる。
関係ない人巻き込んじゃ駄目だ…周りの奴泣かしちゃ駄目だ…
下げる頭持ってなくてもいい。
人を思う心は持て。」
「けんちんは…優しいな。ごめん、けんちん‥俺、けんちんが隣にいてくれてよかった」
頭を下げながらそう言ったマイキーに私は視線を逸らす。
「行こう、タケミッチ」
「え?…あ、う、うん!」
私とタケミッチは二人を残して、病院を出た。
「六花ちゃん、あの…」
「…やっぱり、思った通りだった。」
「え?」
病院の外に出て、私は空を見上げる。
「けんちゃんは……マイキーにとっての心。マイキーに足りない物を、けんちゃんが補っている。
もしけんちゃんがいたら、マイキーが間違ったことをしようとしたら絶対にぶん殴ってでも止めてくるはず。
でも、12年後に……けんちゃんはいない。
なんで東卍があんな極悪組織になったのか…
稀崎はもちろんだけど…やっぱりけんちゃんがいなかった事は、その原因の一つなんだね」
マイキーには…彼が必要だ。
なくてはなならない存在だ。
「……俺は……ドラケン君だけじゃないって思うけどな」
「え?」
タケミッチが私の横に立つ。
「マイキー君の心は……六花ちゃんだと思う。
もちろん、ドラケン君もマイキー君にとってなくちゃならない存在だけど…
やっぱり六花ちゃんがいないと駄目だと思う。」
「……違うよ、タケミッチ」
「え?」
「私は…大切に思ってくれてたマイキーを忘れてしまってたんだよ。12年以上も…
マイキーが苦しい時…私は彼の傍にいなかった。
そんな私が……
マイキーの心だなんて…
そんな資格はないんだよ」