第4章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「武道君、道成寺六花について調べましたよ」
パソコンに向き合って東卍についての資料を読んでいたら直人が書類の塊を持ってきた。
「どうだった?」
「道成寺という名前に聞き覚えがあったのですぐに調べはつきました。
彼女は都内トップのあの道成寺法律事務所代表の一人娘です」
「え!!」
俺でもその名前は知っていた。
「代々続く弁護士一族で、娘の道成寺六花も弁護士会に名前があったので弁護士であるのは事実です」
これが、写真です。と直人から1枚の写真を受け取った。
「これが…12年後の六花ちゃん…うわぁ、やっぱり綺麗になってるな〜」
白いスーツにビシッと身を包んで、胸元には弁護士の証のバッチ。
黒髪は綺麗な茶色になっていたが、面影は残っている。
ちょっと頬を染めた俺に直人が横でうほんっ!と咳払いした。
「話…続けますよ」
「す、すみません…」
「彼女は、弁護士資格所得後から父親の法律事務所で勤務しています。
かなり敏腕弁護士だったみたいですね。
ですが…1年ほど前、突如留学を理由に退社してます。
調べてみたんですが……渡航記録はありませんでした」
「じゃあ…その時に東卍に入ったって事?」
「おそらく。東卍の事件と思われるものの案件は全て彼女が弁護していた証拠もあります。
しかし、数ヶ月前から……別の弁護士に入れ替わったそうなんです」
「え!」
六花ちゃんと過去で話した話が蘇る。
「六花ちゃんはさ…なんで…その…過去に戻ったの?
何か原因があって…」
そう聞いた俺に、六花ちゃんの表情が曇る。
「お、俺はさ…その、線路に落とされて…それで気づいたらここにいたんだ」
まずい、聞いちゃいけなかったかな…
タイムスリップしたって事は…六花ちゃんももしかして…何か生死を彷徨う事があったのかもしれない…
「私は……」
六花ちゃんが、ぎゅっ、と自分の腕を握りしめる。
それは恐怖からか、怒りからか…
「私は……殺されたの」
「え……」
六花ちゃんが俺を見る。
「稀崎鉄太に……殺された」
パソコンに向き合って東卍についての資料を読んでいたら直人が書類の塊を持ってきた。
「どうだった?」
「道成寺という名前に聞き覚えがあったのですぐに調べはつきました。
彼女は都内トップのあの道成寺法律事務所代表の一人娘です」
「え!!」
俺でもその名前は知っていた。
「代々続く弁護士一族で、娘の道成寺六花も弁護士会に名前があったので弁護士であるのは事実です」
これが、写真です。と直人から1枚の写真を受け取った。
「これが…12年後の六花ちゃん…うわぁ、やっぱり綺麗になってるな〜」
白いスーツにビシッと身を包んで、胸元には弁護士の証のバッチ。
黒髪は綺麗な茶色になっていたが、面影は残っている。
ちょっと頬を染めた俺に直人が横でうほんっ!と咳払いした。
「話…続けますよ」
「す、すみません…」
「彼女は、弁護士資格所得後から父親の法律事務所で勤務しています。
かなり敏腕弁護士だったみたいですね。
ですが…1年ほど前、突如留学を理由に退社してます。
調べてみたんですが……渡航記録はありませんでした」
「じゃあ…その時に東卍に入ったって事?」
「おそらく。東卍の事件と思われるものの案件は全て彼女が弁護していた証拠もあります。
しかし、数ヶ月前から……別の弁護士に入れ替わったそうなんです」
「え!」
六花ちゃんと過去で話した話が蘇る。
「六花ちゃんはさ…なんで…その…過去に戻ったの?
何か原因があって…」
そう聞いた俺に、六花ちゃんの表情が曇る。
「お、俺はさ…その、線路に落とされて…それで気づいたらここにいたんだ」
まずい、聞いちゃいけなかったかな…
タイムスリップしたって事は…六花ちゃんももしかして…何か生死を彷徨う事があったのかもしれない…
「私は……」
六花ちゃんが、ぎゅっ、と自分の腕を握りしめる。
それは恐怖からか、怒りからか…
「私は……殺されたの」
「え……」
六花ちゃんが俺を見る。
「稀崎鉄太に……殺された」