第3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…で、ひっくり返して…」
じゅーと音をたてたパンがいい香りを放つ。
「すげーっ!うまそー!」
キラキラした瞳のマイキーがキッチンに立つ私を後ろから抱きしめる。
「フレンチトーストなんだけど…マイキー好き
?」
「うん!めっちゃ好き!六花、蜂蜜かけて〜」
「分かった」
マイキーがスリスリと私の頬に顔を寄せる。
「ま、マイキー動けないよ…」
「えぇ〜いいじゃーん」
「うほんっっっっ!」
私とマイキーの後ろから聞こえた咳払い。
「あ?エマお前いつからいたの?」
「最初からいたわよ!!!…ってか朝からイチャイチャするのやめてもらっていい!?ウチもいるんですけど!」
そう、ここは佐野家のキッチン。
マイキーの部屋であのまま二人で寝てしまい…
朝を迎えた。
で、マイキーが腹減った腹減ったと叫ぶのでキッチンをお借りして、ついでにエマや万作おじいちゃんの朝食も作ろうということになったわけだ…
「万作おじいちゃんは和食にしたんだけどよかったかな?」
「六花ありがとう〜!めっちゃ助かる!しかもめっちゃ美味しそう!
ってかマイキー!いい加減離れなさいよ!
六花が食べれないじゃん!」
ずーっと私の背中にへばりついてるマイキー。
エマに怒られると、ちぇ、と舌打ちしてしかたなさそ〜に席に着席。
「おじいちゃん朝の稽古中だから後から食べるって、六花にありがとうって伝えてほしいって」
「そっか。こちらこそ泊まらせてもらっちゃって…」
「六花食べさせて〜」
「え!?」
私の横に座ってあーん、と口をあけたマイキーにとうとうエマがブチっと切れる。
「自分でたべなさーーーーーい!!!!」
エマの叫び声と同時に来客を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「あ……」
こんな朝早くから誰だろう?と首を傾げたが、エマの表情にすぐ誰が来たのか分かってしまった。
「ほらエマ、ケンちん来たぞ。早く出ろよ〜」
「わ、分かってる!ねぇ、六花髪型大丈夫かな!?」
手櫛で髪を整えるエマ。
「うん!ばっちり!可愛い!」
「えへ」
エマは嬉しそうに笑うとパタパタと玄関に向かった。
乙女だなぁ…
「エマ可愛すぎ…」
「六花早く〜腹減った〜」
「ああ…はいはい」
子供か…とちょっと呆れながらもあーん、とかやってあげてる辺り私もどうかと思う…
「うま〜!」
「それはよかった」
はちみつたっぷりフレンチトーストにマイキーはご満悦のようだ。
「珍しいな。マイキーが起きてるなんてよ」
そう言ってリビングに顔を出したけんちゃんが私を視界に入れると「ああ、成程な」と納得したように笑った。
「あ、けんちゃんおはよう!」
「おお。…その様子だと、喧嘩にはならなかったみてぇだな」
「…き、昨日はご心配を…」
そう言った私にけんちゃんはフッと笑うとポンポンと私の頭を軽く撫でると、懐からいきなり櫛を出す。
櫛?
するとさも当たり前のようにご飯を食べてるマイキーの髪をセットし始めた。
ダラんと垂れ下がった前髪をささっとまとめて、いつものマイキーのポンパドールになった。
「あの髪型って、けんちゃんがやってあげてたの?」
「そ。それも毎朝…呆れちゃうでしょ?」
エマのため息。
本当けんちゃんって…マイキーのお母さんみたいな人だなぁ…
じゅーと音をたてたパンがいい香りを放つ。
「すげーっ!うまそー!」
キラキラした瞳のマイキーがキッチンに立つ私を後ろから抱きしめる。
「フレンチトーストなんだけど…マイキー好き
?」
「うん!めっちゃ好き!六花、蜂蜜かけて〜」
「分かった」
マイキーがスリスリと私の頬に顔を寄せる。
「ま、マイキー動けないよ…」
「えぇ〜いいじゃーん」
「うほんっっっっ!」
私とマイキーの後ろから聞こえた咳払い。
「あ?エマお前いつからいたの?」
「最初からいたわよ!!!…ってか朝からイチャイチャするのやめてもらっていい!?ウチもいるんですけど!」
そう、ここは佐野家のキッチン。
マイキーの部屋であのまま二人で寝てしまい…
朝を迎えた。
で、マイキーが腹減った腹減ったと叫ぶのでキッチンをお借りして、ついでにエマや万作おじいちゃんの朝食も作ろうということになったわけだ…
「万作おじいちゃんは和食にしたんだけどよかったかな?」
「六花ありがとう〜!めっちゃ助かる!しかもめっちゃ美味しそう!
ってかマイキー!いい加減離れなさいよ!
六花が食べれないじゃん!」
ずーっと私の背中にへばりついてるマイキー。
エマに怒られると、ちぇ、と舌打ちしてしかたなさそ〜に席に着席。
「おじいちゃん朝の稽古中だから後から食べるって、六花にありがとうって伝えてほしいって」
「そっか。こちらこそ泊まらせてもらっちゃって…」
「六花食べさせて〜」
「え!?」
私の横に座ってあーん、と口をあけたマイキーにとうとうエマがブチっと切れる。
「自分でたべなさーーーーーい!!!!」
エマの叫び声と同時に来客を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「あ……」
こんな朝早くから誰だろう?と首を傾げたが、エマの表情にすぐ誰が来たのか分かってしまった。
「ほらエマ、ケンちん来たぞ。早く出ろよ〜」
「わ、分かってる!ねぇ、六花髪型大丈夫かな!?」
手櫛で髪を整えるエマ。
「うん!ばっちり!可愛い!」
「えへ」
エマは嬉しそうに笑うとパタパタと玄関に向かった。
乙女だなぁ…
「エマ可愛すぎ…」
「六花早く〜腹減った〜」
「ああ…はいはい」
子供か…とちょっと呆れながらもあーん、とかやってあげてる辺り私もどうかと思う…
「うま〜!」
「それはよかった」
はちみつたっぷりフレンチトーストにマイキーはご満悦のようだ。
「珍しいな。マイキーが起きてるなんてよ」
そう言ってリビングに顔を出したけんちゃんが私を視界に入れると「ああ、成程な」と納得したように笑った。
「あ、けんちゃんおはよう!」
「おお。…その様子だと、喧嘩にはならなかったみてぇだな」
「…き、昨日はご心配を…」
そう言った私にけんちゃんはフッと笑うとポンポンと私の頭を軽く撫でると、懐からいきなり櫛を出す。
櫛?
するとさも当たり前のようにご飯を食べてるマイキーの髪をセットし始めた。
ダラんと垂れ下がった前髪をささっとまとめて、いつものマイキーのポンパドールになった。
「あの髪型って、けんちゃんがやってあげてたの?」
「そ。それも毎朝…呆れちゃうでしょ?」
エマのため息。
本当けんちゃんって…マイキーのお母さんみたいな人だなぁ…