第3章
夢小説設定
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ねぇマイキー
この世界で
こんなにも愛しい気持ちがあるのだと
そう教えてくれて
ありがとう。
誰かを愛する幸せを
教えてくれてありがとう。
「タケミっちはさ…兄貴になんとなく似てる感じがしたんだ」
そう言って、マイキーは私の髪を指に絡ませた。
まだ熱と余韻が残る中…
私とマイキーは肌をピッタリくっつけ合わせてベッドで横になっていた。
初めて一つになった幸せ…
それを噛み締めながら…
「…真一郎お兄ちゃん?」
私は記憶にある真一郎お兄ちゃんと武道君を照らし合わせる。
「…そう、かな?」
「見た目の話じゃねぇよ」
呆れたように笑うマイキー。
「兄貴はさ、不良だったけど、喧嘩はすげぇ弱かったんだよ。」
「え?そうなの?」
てっきりマイキーのお兄さんだから強いものだと思ってた。
「うん。ちなみに女にも弱かった」
「へ、へぇ…」
「でもさ、ぜってぇ勝てない相手にも平気で挑んでいく無鉄砲ぶりでさ」
確かに…今日の武道君は、あんなボロボロになりながらもキヨマサ君に立ち向かっていった…
「でも……いざとなった時はめっちゃ頼りになって、そのカリスマ性はガキの俺からみてもかっこよくてさ」
真一郎お兄さんを思い出しているのか…少し遠い目をして、マイキーは瞳を細めた。
「ま、タケミっちがそうかどうかは分かんねぇけどさ……なんか、あいつを見てるとなつかしい気持ちになったんだよな」
「そっか…」
『俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!』
もし、私の予想があたっているなら
彼は…
私と同じなのではないだろうか。
つまり…
「……六花」
「え?」
マイキーの手が頬を包む。
「…めっちゃ怖い顔してる」
「あ…ごめん。考え事してた…」
笑った私に、マイキーはじっと私を見つめた。
「六花…これから先…俺に隠し事はするな」
「え…」
「俺も六花には何も隠さない、約束する。だから……」
不安げに揺れるマイキーの瞳に、私の胸が痛んだ。
私は……
貴方に言えない事が1つだけある。
未来から来たのだと。
その事実を知ったら、貴方はどう思うのだろう…
嘘だと笑う?
いや…
きっとマイキーは自分を責めてしまう。
未来の話をしたら…
マイキーは苦しむ。
だから……
「分かった。約束する」
貴方にこの事実を話すことは…
できないんだ。
ごめんね。
マイキー
私は彼の胸に顔をうめると、ぎゅっと抱きついた。
直接触れる肌の温もりと彼の香り…
「六花」
「ん?」
マイキーが少し体を持ち上げると、私の唇を塞ぐ。
「ん……」
触れて、離れて…そして深くまた重なる唇。
「っ…マイ、キ…」
隙間から吐息がもれる。
唇が離れて、マイキーは私を見下ろした。
「…もう1回…六花の中に入らせて」
「………な、なんかその言い方…やらしいな…」
そう言った私にマイキーが笑う。
この笑顔を……
ずっと傍でみていたい。
もう
離れ離れにはなりたくないよ。
ねぇマイキー
この世界で
こんなにも愛しい気持ちがあるのだと
そう教えてくれて
ありがとう。
誰かを愛する幸せを
教えてくれてありがとう。
「タケミっちはさ…兄貴になんとなく似てる感じがしたんだ」
そう言って、マイキーは私の髪を指に絡ませた。
まだ熱と余韻が残る中…
私とマイキーは肌をピッタリくっつけ合わせてベッドで横になっていた。
初めて一つになった幸せ…
それを噛み締めながら…
「…真一郎お兄ちゃん?」
私は記憶にある真一郎お兄ちゃんと武道君を照らし合わせる。
「…そう、かな?」
「見た目の話じゃねぇよ」
呆れたように笑うマイキー。
「兄貴はさ、不良だったけど、喧嘩はすげぇ弱かったんだよ。」
「え?そうなの?」
てっきりマイキーのお兄さんだから強いものだと思ってた。
「うん。ちなみに女にも弱かった」
「へ、へぇ…」
「でもさ、ぜってぇ勝てない相手にも平気で挑んでいく無鉄砲ぶりでさ」
確かに…今日の武道君は、あんなボロボロになりながらもキヨマサ君に立ち向かっていった…
「でも……いざとなった時はめっちゃ頼りになって、そのカリスマ性はガキの俺からみてもかっこよくてさ」
真一郎お兄さんを思い出しているのか…少し遠い目をして、マイキーは瞳を細めた。
「ま、タケミっちがそうかどうかは分かんねぇけどさ……なんか、あいつを見てるとなつかしい気持ちになったんだよな」
「そっか…」
『俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!』
もし、私の予想があたっているなら
彼は…
私と同じなのではないだろうか。
つまり…
「……六花」
「え?」
マイキーの手が頬を包む。
「…めっちゃ怖い顔してる」
「あ…ごめん。考え事してた…」
笑った私に、マイキーはじっと私を見つめた。
「六花…これから先…俺に隠し事はするな」
「え…」
「俺も六花には何も隠さない、約束する。だから……」
不安げに揺れるマイキーの瞳に、私の胸が痛んだ。
私は……
貴方に言えない事が1つだけある。
未来から来たのだと。
その事実を知ったら、貴方はどう思うのだろう…
嘘だと笑う?
いや…
きっとマイキーは自分を責めてしまう。
未来の話をしたら…
マイキーは苦しむ。
だから……
「分かった。約束する」
貴方にこの事実を話すことは…
できないんだ。
ごめんね。
マイキー
私は彼の胸に顔をうめると、ぎゅっと抱きついた。
直接触れる肌の温もりと彼の香り…
「六花」
「ん?」
マイキーが少し体を持ち上げると、私の唇を塞ぐ。
「ん……」
触れて、離れて…そして深くまた重なる唇。
「っ…マイ、キ…」
隙間から吐息がもれる。
唇が離れて、マイキーは私を見下ろした。
「…もう1回…六花の中に入らせて」
「………な、なんかその言い方…やらしいな…」
そう言った私にマイキーが笑う。
この笑顔を……
ずっと傍でみていたい。
もう
離れ離れにはなりたくないよ。