第3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…ま、マイキー…あの…」
見下ろすマイキーの瞳に、体が固まる…
「ちゃんと話すって、言ったよな」
「い、言った。話す。ちゃんと話すから……………とりあえず………起きて話さない?」
今の状態…
この押し倒された状態だと話せるものも話せないし…落ち着かないんですけど…
あの後、私は自転車の後ろに乗って強制的にマイキーの部屋にまた連れて来られたわけだが……
「だめ。話聞いたらこの前の続き…するから」
「え!?」
「携帯の電源も切ったし…今日は邪魔は入らない。それに…」
「いたっ…」
マイキーが私の首筋に貼ってあった絆創膏をはがすとツッ…と指でなぞった。
それに体がぞわりとする。
「マーキングが消えてきてる…ってかなんで絆創膏なんか貼るわけ?意味ないじゃん、見せつけないとさ」
俺のだって、印…と笑うマイキー。
「……わ、分かった。マイキーの言う通りに……する。
だから…話だけは…ちゃんと座って、したい…かな」
そう言って見上げると、マイキーは少し悩んで……分かった。と言うとやっと体を起こしてくれた。
重みから解放され起き上がると、マイキーは逃がすまいと後ろから私を抱きしめる。
ぎゅとお腹に回された手は頑丈なシートベルトのようだ……
「えっと…まず、今日、私があそこにいたのは……武道君達が喧嘩賭博に巻き込まれてるって聞いて…凄く困ってそうだったから………何か助けに…なれないかなって思って…」
それと……武道君が気になった。のが理由だが、さすがにそれは怖くて言えない…
「ふ〜ん…だいたいタケミっちといつ出会ったわけ?」
「キヨマサ君達にやられて、公園で倒れてたのを見かけて…」
「タケミっち達が悪いやつだったらどうするつもりだった?」
「え!?い、いや…武道君達はそんな風じゃ」
「それは、たまたま…だっただけだろ」
「っ…」
マイキーのため息が耳元で聞こえる。
「六花は…危機感がなさすぎる」
たしかに…マイキーの言っている意味は分かる。
世の中、善人者ばかりではない…
「今日はたまたまむーちょが知らせてくれたからよかったものの…
もしもの事もあったかもしれねぇだろ」
それに…とマイキーが続ける。
「喧嘩もできねぇ六花があそこで出て行って何ができる?」
「!」
たしかに……マイキーの言う通りだ。
マイキーやけんちゃんみたいにキヨマサ君を殴り飛ばせる力は私にはない。
出ていったって、武道君達を助ける事はできないのは当然で……
できたのも警察を呼ぶフリ…をした事ぐらいだ。
「六花が今日すべきだったのは…俺を呼ぶこと、だった。
ましてや東卍内の揉め事なら尚更な」
「…………」
「六花……東卍は、今やもう名前が広く知られていて、かなりチームとしてもでかくなった。
だから総長の俺を狙って潰そうとするやつは五万といる…
六花は…そんな男の…
女である自覚がない」
「!」
『もっと自分がマイキーの女である事の危機感を持つんだな』
むーちょ君に言われた言葉が蘇る。
見下ろすマイキーの瞳に、体が固まる…
「ちゃんと話すって、言ったよな」
「い、言った。話す。ちゃんと話すから……………とりあえず………起きて話さない?」
今の状態…
この押し倒された状態だと話せるものも話せないし…落ち着かないんですけど…
あの後、私は自転車の後ろに乗って強制的にマイキーの部屋にまた連れて来られたわけだが……
「だめ。話聞いたらこの前の続き…するから」
「え!?」
「携帯の電源も切ったし…今日は邪魔は入らない。それに…」
「いたっ…」
マイキーが私の首筋に貼ってあった絆創膏をはがすとツッ…と指でなぞった。
それに体がぞわりとする。
「マーキングが消えてきてる…ってかなんで絆創膏なんか貼るわけ?意味ないじゃん、見せつけないとさ」
俺のだって、印…と笑うマイキー。
「……わ、分かった。マイキーの言う通りに……する。
だから…話だけは…ちゃんと座って、したい…かな」
そう言って見上げると、マイキーは少し悩んで……分かった。と言うとやっと体を起こしてくれた。
重みから解放され起き上がると、マイキーは逃がすまいと後ろから私を抱きしめる。
ぎゅとお腹に回された手は頑丈なシートベルトのようだ……
「えっと…まず、今日、私があそこにいたのは……武道君達が喧嘩賭博に巻き込まれてるって聞いて…凄く困ってそうだったから………何か助けに…なれないかなって思って…」
それと……武道君が気になった。のが理由だが、さすがにそれは怖くて言えない…
「ふ〜ん…だいたいタケミっちといつ出会ったわけ?」
「キヨマサ君達にやられて、公園で倒れてたのを見かけて…」
「タケミっち達が悪いやつだったらどうするつもりだった?」
「え!?い、いや…武道君達はそんな風じゃ」
「それは、たまたま…だっただけだろ」
「っ…」
マイキーのため息が耳元で聞こえる。
「六花は…危機感がなさすぎる」
たしかに…マイキーの言っている意味は分かる。
世の中、善人者ばかりではない…
「今日はたまたまむーちょが知らせてくれたからよかったものの…
もしもの事もあったかもしれねぇだろ」
それに…とマイキーが続ける。
「喧嘩もできねぇ六花があそこで出て行って何ができる?」
「!」
たしかに……マイキーの言う通りだ。
マイキーやけんちゃんみたいにキヨマサ君を殴り飛ばせる力は私にはない。
出ていったって、武道君達を助ける事はできないのは当然で……
できたのも警察を呼ぶフリ…をした事ぐらいだ。
「六花が今日すべきだったのは…俺を呼ぶこと、だった。
ましてや東卍内の揉め事なら尚更な」
「…………」
「六花……東卍は、今やもう名前が広く知られていて、かなりチームとしてもでかくなった。
だから総長の俺を狙って潰そうとするやつは五万といる…
六花は…そんな男の…
女である自覚がない」
「!」
『もっと自分がマイキーの女である事の危機感を持つんだな』
むーちょ君に言われた言葉が蘇る。