第3章
夢小説設定
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「武道君!大丈夫!?」
私はマイキーの横を抜けると彼の前にしゃがむ。
「え…あ、あれ!?六花ちゃん?」
赤く腫れ上がった顔が痛々しい。
私はポケットからハンカチを出すと彼の頬にあてた。
「い、いて…あ、ありがとう。でもなんで…」
そのハンカチを受け取ろうとした武道君の腕をマイキーがつかんだ。
「人の嫁に気やすく触んな」
「!ま、マイキー!」
「す、すみません!」
ひぃ!と後ずさる武道君。
「…で?こいつなんて名前だって?」
本当、人の話聞かないんだから…
「武道君だよ。花垣武道君」
「ふーん……タケミっち…」
「へ!?タケミっち…」
マイキーが急につけた謎のあだ名に戸惑う武道君。
「マイキーがそう言うんだからそうだろ?タケミっち」
ご、強引……
マイキーは私の横にしゃがむと武道君の後頭部をつかむ。
そして、グッと顔を近づけた。
「お前……本当に中学生?」
「!あ…」
マイキーの言葉に私はドキッとした。
「タケミっち、今日からオレのダチ…な!」
そう言って笑ったマイキー。
「……へ?」
急にお友達宣言された武道君は当然訳が分からない、といった顔。
でもマイキーは特に気にすることなく立ち上がると振り返ってまだ頭を下げてるキヨマサ君の方に歩いていく。
「オマエがこれの主催?」
「は、はい…」
顔を上げたキヨマサ君にマイキーがニッコリ笑った……その瞬間
「ぐはっ!」
風を切った音と共にマイキーの振り上げた足がキヨマサ君の顔にヒット。
一瞬の出来事に武道君も言葉を失う…
キヨマサ君が後ろに倒れそうになったがマイキーがその髪を掴んで止める。
「誰だ?オマエ」
マイキーの冷たい瞳…
キヨマサ君はさっきの蹴りで意識が朦朧としていたが、マイキーは容赦なくその顔面を何度も殴る。
「っ…」
びちゃ、と返り血がマイキーの顔にかかって、私は視線を逸らした。
秩序を乱した罰…ここで見せしめておかなければまた繰り返す者が現れる。
分かってはいるが…
やはり人が一方的に殴られているのは直視しがたい……
さっきまで騒いでいたギャラリー達も、黙り込んで…息を飲んでいた。
キヨマサ君が完全に意識を失い、マイキーはやっと彼を解放すると地面に倒してその頭を踏みつける。
「さて…帰ろっか?六花、ケンちん!喧嘩賭博とかくだらねぇ」
マイキーはそう言うと私の手を再びとる。
「東卍の名前落とすようなまねすんなよ」
武道君と少し話をしたかったが……
この状況で残る、とは言いずらく……
「タケミっち……またね」
「テメーらボーッとしてねえで解散しろ」
マイキーに手を引かれながら私は座り込んでボーゼンとしている武道君を振り返る。
『俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!』
あの言葉の意味…
周りはなんの話だと思っただろう。
でも私は違う……
もし私の予想があたっているなら…
「六花」
「え?…っわっ!」
突然前にいたマイキーが振り返って立ち止まったのでそのままドンッと彼の胸に激突する。
見上げると…怒ってるのか…微妙な笑みを浮かべるマイキー。
うっ………
「六花、お前なんでこんな場所にいんだよ」
けんちゃんの問に私は視線を泳がす。
「た……たまたま…」
「んなわけあるかよ」
「うっ……」
そりゃそうだよね……
「六花」
「は、はい…」
マイキーの低い声にビクリとする。
マイキーは顔は笑ってるが、内に見えるのは怒りに近い……
「ちゃんと説明、してもらうから」
私はマイキーの横を抜けると彼の前にしゃがむ。
「え…あ、あれ!?六花ちゃん?」
赤く腫れ上がった顔が痛々しい。
私はポケットからハンカチを出すと彼の頬にあてた。
「い、いて…あ、ありがとう。でもなんで…」
そのハンカチを受け取ろうとした武道君の腕をマイキーがつかんだ。
「人の嫁に気やすく触んな」
「!ま、マイキー!」
「す、すみません!」
ひぃ!と後ずさる武道君。
「…で?こいつなんて名前だって?」
本当、人の話聞かないんだから…
「武道君だよ。花垣武道君」
「ふーん……タケミっち…」
「へ!?タケミっち…」
マイキーが急につけた謎のあだ名に戸惑う武道君。
「マイキーがそう言うんだからそうだろ?タケミっち」
ご、強引……
マイキーは私の横にしゃがむと武道君の後頭部をつかむ。
そして、グッと顔を近づけた。
「お前……本当に中学生?」
「!あ…」
マイキーの言葉に私はドキッとした。
「タケミっち、今日からオレのダチ…な!」
そう言って笑ったマイキー。
「……へ?」
急にお友達宣言された武道君は当然訳が分からない、といった顔。
でもマイキーは特に気にすることなく立ち上がると振り返ってまだ頭を下げてるキヨマサ君の方に歩いていく。
「オマエがこれの主催?」
「は、はい…」
顔を上げたキヨマサ君にマイキーがニッコリ笑った……その瞬間
「ぐはっ!」
風を切った音と共にマイキーの振り上げた足がキヨマサ君の顔にヒット。
一瞬の出来事に武道君も言葉を失う…
キヨマサ君が後ろに倒れそうになったがマイキーがその髪を掴んで止める。
「誰だ?オマエ」
マイキーの冷たい瞳…
キヨマサ君はさっきの蹴りで意識が朦朧としていたが、マイキーは容赦なくその顔面を何度も殴る。
「っ…」
びちゃ、と返り血がマイキーの顔にかかって、私は視線を逸らした。
秩序を乱した罰…ここで見せしめておかなければまた繰り返す者が現れる。
分かってはいるが…
やはり人が一方的に殴られているのは直視しがたい……
さっきまで騒いでいたギャラリー達も、黙り込んで…息を飲んでいた。
キヨマサ君が完全に意識を失い、マイキーはやっと彼を解放すると地面に倒してその頭を踏みつける。
「さて…帰ろっか?六花、ケンちん!喧嘩賭博とかくだらねぇ」
マイキーはそう言うと私の手を再びとる。
「東卍の名前落とすようなまねすんなよ」
武道君と少し話をしたかったが……
この状況で残る、とは言いずらく……
「タケミっち……またね」
「テメーらボーッとしてねえで解散しろ」
マイキーに手を引かれながら私は座り込んでボーゼンとしている武道君を振り返る。
『俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!』
あの言葉の意味…
周りはなんの話だと思っただろう。
でも私は違う……
もし私の予想があたっているなら…
「六花」
「え?…っわっ!」
突然前にいたマイキーが振り返って立ち止まったのでそのままドンッと彼の胸に激突する。
見上げると…怒ってるのか…微妙な笑みを浮かべるマイキー。
うっ………
「六花、お前なんでこんな場所にいんだよ」
けんちゃんの問に私は視線を泳がす。
「た……たまたま…」
「んなわけあるかよ」
「うっ……」
そりゃそうだよね……
「六花」
「は、はい…」
マイキーの低い声にビクリとする。
マイキーは顔は笑ってるが、内に見えるのは怒りに近い……
「ちゃんと説明、してもらうから」