第3章
夢小説設定
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え?何…?
私が顔をあげると、ざわつくギャラリー。
そして…必死にキヨマサ君にくらいつく武道君の姿。
段々さっきまで余裕だったキヨマサ君の息があがってきた……
「まだ…だよ」
武道君…
フラフラになりながらも…何故か彼は倒れない。
一司君たちがもうやめろと叫んでいる。
「まだまだ…こんなんじゃ…」
武道君が鼻から出た血を拭う。
「俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!」
「!!!」
私は思わず立ち上がる。
武道君……
まさか………
「逃げて、逃げて、逃げて逃げて…」
あなたは………
「引けねぇんだよ!!!引けねぇ理由が!!!あんだよ!!!!」
そう叫んだ武道君に、私はぎゅっと手を握りしめた。
彼は……
きっと……
「さ…そろそろ行くか、ケンちん」
「え?」
マイキーが立ち上がる。
「おもしれぇじゃん、あいつ」
「マイキー…」
マイキーが笑う。
どら焼きを食べながら…階段を降りていくマイキーとケンちゃん。
私もその後を追った。
「東京卍會、キヨマサ…勝つにはオレを殺すしかねぇぞ
絶てぇ負けねぇ!!」
「くっ…バット持ってこい!上等だ!!殺してやるよ!
早くしろ!コラァ!!」
そう周りに叫んだキヨマサ君に先に前を行っていたけんちゃんがため息をもらした。
「おい、キヨマサー」
けんちゃんが声をかけると、振り返ったキヨマサ君の顔が一気に青ざめた。
「客が引いてんぞー」
「あ…あ…」
「ムキになってんじゃねぇよ…主催がよー」
…けんちゃんが声をかけただけで、あのキヨマサ君が声もでなくなってしまった…
「あ…どら焼きなくなった。」
「ま、マイキー…」
けんちゃんとは裏腹に、マイキーは相変わらずマイペース…
「六花の分まで食っちまった……ごめん!」
「え?あ…いや…うん、そんなのは…」
正直今はどうでもいいから!と叫びそうになる。
しかも餡子口についてるし…
「ま、マイキー口に餡子ついてるから!」
「え?嘘?とってー六花!」
「おい!お前ら後ろでいちゃいちゃすんじゃねぇよ!」
ケンちゃんがキレる。
「えーだってけんちん、六花がさ」
「こういう場でそのあだ名で呼ぶんじゃねぇよ」
「ま、いっか…後で一緒に買いに行こうな〜六花」
「う、うん?」
今する会話…?
「「「お疲れ様です!!!総長!!」」」
急にそこにいたギャラリーが一斉にこちらに向かって頭を下げたので、私は思わずビクリとした。
び、びっくりした……
「六花、おいでー」
マイキーは私の手を取るとその間を抜けていく。
し、視線が痛い。
ふと敦君達と目が合って、苦笑いしつつ一応手を振っておく…
そうだよね…そういう顔に…なるよね…
私だってこんな展開になるとは思ってなかったよ……
「佐野君!俺、参番隊の特攻やってます!赤石っす!」
「…………」
列の中にいた1人がそうマイキーに声を掛けたがそちらを見る事もしないマイキー。
「ま、マイキー、声かけられ、たよ?」
「マイキーは興味ねぇ奴とはしゃべんねぇんだよ」
けんちゃんがそう言う。
ま、マイキーっぽいというか…なんというか…
「お、お疲れ様です」
キヨマサ君がマイキーに頭を下げる。
さっきまでの態度とは大違いだ。
もちろんキヨマサ君もマイキーはスルーで…
でも後ろにいたけんちゃんがキヨマサ君のお腹をいきなり蹴った。
「がっ…あ…」
「キヨマサ…いつからそんな偉くなったんだ?
総長に挨拶する時はその角度な」
い、痛そう…
ちょっと可哀想に感じたが…
彼にやられた武道君達はもっと痛かったはずだ…
マイキーが武道君の前まで来ると、彼は後ろに倒れた。
私が顔をあげると、ざわつくギャラリー。
そして…必死にキヨマサ君にくらいつく武道君の姿。
段々さっきまで余裕だったキヨマサ君の息があがってきた……
「まだ…だよ」
武道君…
フラフラになりながらも…何故か彼は倒れない。
一司君たちがもうやめろと叫んでいる。
「まだまだ…こんなんじゃ…」
武道君が鼻から出た血を拭う。
「俺の12年…へたれた心は…直らねぇんだよ!」
「!!!」
私は思わず立ち上がる。
武道君……
まさか………
「逃げて、逃げて、逃げて逃げて…」
あなたは………
「引けねぇんだよ!!!引けねぇ理由が!!!あんだよ!!!!」
そう叫んだ武道君に、私はぎゅっと手を握りしめた。
彼は……
きっと……
「さ…そろそろ行くか、ケンちん」
「え?」
マイキーが立ち上がる。
「おもしれぇじゃん、あいつ」
「マイキー…」
マイキーが笑う。
どら焼きを食べながら…階段を降りていくマイキーとケンちゃん。
私もその後を追った。
「東京卍會、キヨマサ…勝つにはオレを殺すしかねぇぞ
絶てぇ負けねぇ!!」
「くっ…バット持ってこい!上等だ!!殺してやるよ!
早くしろ!コラァ!!」
そう周りに叫んだキヨマサ君に先に前を行っていたけんちゃんがため息をもらした。
「おい、キヨマサー」
けんちゃんが声をかけると、振り返ったキヨマサ君の顔が一気に青ざめた。
「客が引いてんぞー」
「あ…あ…」
「ムキになってんじゃねぇよ…主催がよー」
…けんちゃんが声をかけただけで、あのキヨマサ君が声もでなくなってしまった…
「あ…どら焼きなくなった。」
「ま、マイキー…」
けんちゃんとは裏腹に、マイキーは相変わらずマイペース…
「六花の分まで食っちまった……ごめん!」
「え?あ…いや…うん、そんなのは…」
正直今はどうでもいいから!と叫びそうになる。
しかも餡子口についてるし…
「ま、マイキー口に餡子ついてるから!」
「え?嘘?とってー六花!」
「おい!お前ら後ろでいちゃいちゃすんじゃねぇよ!」
ケンちゃんがキレる。
「えーだってけんちん、六花がさ」
「こういう場でそのあだ名で呼ぶんじゃねぇよ」
「ま、いっか…後で一緒に買いに行こうな〜六花」
「う、うん?」
今する会話…?
「「「お疲れ様です!!!総長!!」」」
急にそこにいたギャラリーが一斉にこちらに向かって頭を下げたので、私は思わずビクリとした。
び、びっくりした……
「六花、おいでー」
マイキーは私の手を取るとその間を抜けていく。
し、視線が痛い。
ふと敦君達と目が合って、苦笑いしつつ一応手を振っておく…
そうだよね…そういう顔に…なるよね…
私だってこんな展開になるとは思ってなかったよ……
「佐野君!俺、参番隊の特攻やってます!赤石っす!」
「…………」
列の中にいた1人がそうマイキーに声を掛けたがそちらを見る事もしないマイキー。
「ま、マイキー、声かけられ、たよ?」
「マイキーは興味ねぇ奴とはしゃべんねぇんだよ」
けんちゃんがそう言う。
ま、マイキーっぽいというか…なんというか…
「お、お疲れ様です」
キヨマサ君がマイキーに頭を下げる。
さっきまでの態度とは大違いだ。
もちろんキヨマサ君もマイキーはスルーで…
でも後ろにいたけんちゃんがキヨマサ君のお腹をいきなり蹴った。
「がっ…あ…」
「キヨマサ…いつからそんな偉くなったんだ?
総長に挨拶する時はその角度な」
い、痛そう…
ちょっと可哀想に感じたが…
彼にやられた武道君達はもっと痛かったはずだ…
マイキーが武道君の前まで来ると、彼は後ろに倒れた。