第3章
夢小説設定
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「もっとおもしれえモン?」
「た…例えばさ…」
「なんなんだよ!おめぇは!」
武道君、声が震えてる……
「キング対…奴隷」
「!」
まさか………
「キヨマサ先輩。タイマン
買ってくれよ」
「!ダメだよ!武道君!」
そんなまだボロボロの体で…キヨマサ君に勝てるわけがない。
「へぇ……」
マイキーが面白そうに笑う。
「ま、マイキー!お願い、この喧嘩止めて!武道君、死んじゃうよ!」
マイキーの手を掴むが、マイキーは口元を緩めたまま…
「どっこいしょ…」
草の上に座ってしまった。
「マイキー?」
「あ、六花、さっきどら焼き買ってきたんだけどさ、一緒に食おうぜ」
「っ、マイキー!」
「六花も座れよ」
呑気にどら焼きが入った袋を漁るマイキーに私は賭博がやっている方へ行こうとした。
でも…
「どこ行くんだよ」
マイキーに腕を掴まれて止められた。
「離してマイキー!マイキーが止めないなら私が行く!」
「…座れって言ってんのが聞こえねぇのかよ」
「っ!」
マイキーの低い声と、冷たい射抜くような瞳に…
私の体がビクリとして固まる。
マイキーに腕を引っ張られて、座るしかなくなった…
「抹茶とあんこ、どっちがいい?」
マイキーはすぐに表情を変えていつものマイキーに戻る。
「…なんで、マイキー…マイキーは喧嘩賭博なんて、許す人じゃないと思ってた…」
「……いいから少し…あいつを見とけよ」
「え?」
マイキーの言葉に、キヨマサ君と向き合う武道君を見つめる。
「後悔すんなよ…」
「うはっ!」
キヨマサ君のグーパンチが武道君のお腹にあたる。
一発の攻撃で、すでに武道君は足元がふらついていた。
でも、キヨマサ君は容赦なく顔を殴り、膝でお腹を蹴る。
明らかな力の差…
「っ…」
顔面を殴られ、鼻から血が吹き出す武道君に私は視線を逸らす。
こんなの…リンチと同じだ。
でも、マイキーはまだ動かない。
それどころか呑気にどら焼きを食べていて…
その間にも武道君への攻撃は止まない。
ボタボタ、と地面に血がにじむ…
「武道君…もうやめて…」
本当に死んでしまう。
「まだまだ…」
「!」
「殺せー!キヨマサー!」
ヒートアップするギャラリー。
「ぐはっ!」
「処刑!」
「処刑!」
「処刑!」
始まるギャラリーの処刑コール。
その間も、キヨマサ君の武道君を殴る蹴るは止まらなかった。
もう見ていられない…
私は膝に顔を埋めて瞳を閉じた。
でも……
しばらくすると、処刑コールはなくなり…ギャラリー達の戸惑いの声が聞こえ始める。
「た…例えばさ…」
「なんなんだよ!おめぇは!」
武道君、声が震えてる……
「キング対…奴隷」
「!」
まさか………
「キヨマサ先輩。タイマン
買ってくれよ」
「!ダメだよ!武道君!」
そんなまだボロボロの体で…キヨマサ君に勝てるわけがない。
「へぇ……」
マイキーが面白そうに笑う。
「ま、マイキー!お願い、この喧嘩止めて!武道君、死んじゃうよ!」
マイキーの手を掴むが、マイキーは口元を緩めたまま…
「どっこいしょ…」
草の上に座ってしまった。
「マイキー?」
「あ、六花、さっきどら焼き買ってきたんだけどさ、一緒に食おうぜ」
「っ、マイキー!」
「六花も座れよ」
呑気にどら焼きが入った袋を漁るマイキーに私は賭博がやっている方へ行こうとした。
でも…
「どこ行くんだよ」
マイキーに腕を掴まれて止められた。
「離してマイキー!マイキーが止めないなら私が行く!」
「…座れって言ってんのが聞こえねぇのかよ」
「っ!」
マイキーの低い声と、冷たい射抜くような瞳に…
私の体がビクリとして固まる。
マイキーに腕を引っ張られて、座るしかなくなった…
「抹茶とあんこ、どっちがいい?」
マイキーはすぐに表情を変えていつものマイキーに戻る。
「…なんで、マイキー…マイキーは喧嘩賭博なんて、許す人じゃないと思ってた…」
「……いいから少し…あいつを見とけよ」
「え?」
マイキーの言葉に、キヨマサ君と向き合う武道君を見つめる。
「後悔すんなよ…」
「うはっ!」
キヨマサ君のグーパンチが武道君のお腹にあたる。
一発の攻撃で、すでに武道君は足元がふらついていた。
でも、キヨマサ君は容赦なく顔を殴り、膝でお腹を蹴る。
明らかな力の差…
「っ…」
顔面を殴られ、鼻から血が吹き出す武道君に私は視線を逸らす。
こんなの…リンチと同じだ。
でも、マイキーはまだ動かない。
それどころか呑気にどら焼きを食べていて…
その間にも武道君への攻撃は止まない。
ボタボタ、と地面に血がにじむ…
「武道君…もうやめて…」
本当に死んでしまう。
「まだまだ…」
「!」
「殺せー!キヨマサー!」
ヒートアップするギャラリー。
「ぐはっ!」
「処刑!」
「処刑!」
「処刑!」
始まるギャラリーの処刑コール。
その間も、キヨマサ君の武道君を殴る蹴るは止まらなかった。
もう見ていられない…
私は膝に顔を埋めて瞳を閉じた。
でも……
しばらくすると、処刑コールはなくなり…ギャラリー達の戸惑いの声が聞こえ始める。